旧制石橋中学校校歌
鈴 木 栄 観  作詞
梁 田    貞  作曲
 

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    昭和3年2月11日制定
 作詞は旧制石中教諭鈴木栄観先生、
 作曲は梁田貞氏に依頼
 
  校訓の末節「爾の立てるところを深く掘れ、
 然らばそこに清き泉湧かん」を巧みに織り
 込み、石中精神を見事に鼓吹した。
 
  同窓会等において荘重に歌われるこの校歌
 を聴いていると、戦後の新制の石高にそのま
 ま引継いでもいい高い理想と哲理のこめられ
 た名歌である。特に新制においては精神的に
 寄る辺のなくなった生徒にも「わが立つところ
 深く掘れ、自制と克己の鍬をもて、深くし掘ら
 ば泉ぞ湧かん」という一節は含蓄の深い言葉
 であり、歌い継がせたい名言である。
       〜70年誌より
 
    昭和49年2月 旧制15回卒業生有志により建立。文字は当時の担任谷中伯郎先生の手になる
 
        梁田貞(やなだ ただし(てい)) 1885〜1959 北海道札幌市出身 
    東京音楽学校(現 東京芸術大学)卒業
    代表作 「城ケ島の雨」「どんぐりころころ」など多数