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歴史研究部 全国高等学校社会科学・郷土研究発表大会 報告

 皆さんこんにちは、歴史研究部です。この度栃木県宇都宮市で開催された全国高等学校社会科学・郷土研究発表大会に、本県代表として参加しました。結果は、全国第2位の「優秀賞」を受賞することができました。地元開催の全国大会で受賞することができ、部員たちも感無量の様子でした。詳細は下記の通りです。

  1. 大会名  令和7年度全国高等学校社会科学・郷土研究発表大会
  2. 会場・日時  ライトキューブ宇都宮・令和7年7月29日(火)
  3. 発表タイトル  ①多功ヶ原研究班:「戦国時代の宇都宮氏と多功ヶ原」/②大麻の歴史研究班「大麻栽培の歩み~栃木県の大麻の存続~」
  4. 結果  多功ヶ原研究班:歴史・考古部門優秀賞(全国第2位)
  5. 発表の概要  ①多功ヶ原研究班:以前から歴史研究部では、石橋高校付近の城郭について研究を行ってきました。その中で、本校の東部に存在する上三川町の多功城付近(多功ヶ原)は、戦国時代において何度も戦場となったことに部員たちは注目し、その要因を探りました。最終的に、古代より交通の要衝であったこと、宇都宮氏の忠臣である多功氏が守っていたこと、北条氏との抗争における最前線であったことなどから、多功ヶ原が重要な意味を持つ地域であったことを解明しました。/②大麻の歴史研究班:栃木県では現在も繊維としての大麻を栽培している農家の方が多いことに部員たちは注目し、その背景を探りました。その中で、古代より下野国では大麻が税で収められていたこと、様々な地理的要因・技術の発達によって他地域よりも高品質な繊維を生産できたことなどを解明しました。
  6. 発表と部員の写真

「部長による選手宣誓」

「各班の発表の様子」

「集合写真」

 この研究を進めるに当たり、宇都宮短期大学教授江田様、栃木県立博物館学芸部長篠﨑様をはじめ、多くの方々に資料提供などご協力をいただき大変お世話になりました。この場をお借りして、心より御礼申し上げます。誠にありがとうございました。

 全国大会で3年生9人は引退となります。人数の多い代でしたが、各自で役割を分担しながら積極的に活動し、非常に良い雰囲気を作ってくれた、頼りがいのあるメンバーでした。3年生の意志を受け継ぎ、今後は1・2年生が部の中心となり、まずは11月の県大会を勝ち進むことを目標に研究を進めていきます。今後も歴史研究部へのご支援・ご助言をいただけると幸いです。