施設見学研修
子どもたちの学校外での活動の様子や卒業後の進路についての理解を深めるために、福祉施設の見学に行って参りました!
社会福祉法人 太陽の里福祉会 多機能型事業所 生活支援センター ぷらねっと
ぷらねっとさんは、多機能型事業所なので就労移行、就労継続B型、生活介護、放課後等デイサービス、生活支援などの複数の事業を手がけていらっしゃいます
就労B型では、下請け作業、リサイクル作業、味噌製造作業などを行っているそうです。作業の様子を丁寧に説明してくださいました
見学が終わると、施設の概要を説明してくださいました
多機能型施設の強みを生かして、利用者のみなさんのニーズに合わせたサービスを提供できるように努力なさっているとのことでした
就労についてのお話で印象深かったことは、『職業準備性ピラミッド』の表を元にしたお話でした。「上位3つのスキルは、就労してからでも身に付けることができるが、土台の部分である健康管理、日常生活管理の力は就労前に身に付いていないと作業がおろそかになってしまう。」とのことでした。健康管理、日常生活管理の力は、本校でも進路指導の基本として小学部段階から指導している部分です。今回のお話を聞いて、より一層丁寧に指導しなければならないと感じました
「ぷらねっと味噌」は3つの味のラインナップ。中でもノーマルバージョンの「ぷらねっと味噌」は味噌の品評会で入賞経験があるそうです
放デイでは、音楽活動をしている様子を見学させていただきました。本校の子どもたちが、小学部生から高等部生まで利用しており、異年齢の集団でも分け隔てなく楽しそうに活動していましたコロナ禍で中止になっていた児童生徒集会が昨年度から再開しましたが、そのときに、小学部生から高等部生が違和感なく交流できていたのは、日頃からこのようにしてかかわりあいをしているからなのだと実感しました
子どもたちは、見慣れた教員の姿を見つけると驚いた表情で指を指したり、笑顔で手を振ってくれたりしていました
部屋の中から子どもたちが手を振ってくれています
サポートセンター空さんく
さんくさんは、放課後等デイサービス、生活介護、短期入所を行う多機能型の事業所です。
放デイを利用している子どもたちは、私たちが来所すると玄関まで来て元気な挨拶で出迎えてくれました
放デイ利用の子どもたちはでは、夏祭りの準備をしていました
子どもたちの作品
生活介護サービスの説明を受けています。この日は、レクリエーション活動「ピンポンホッケー」を行っていました
木のぬくもりを感じるきれいなホールで、みなさん和気あいあいと活動していました
見学の後の質疑応答の様子
サポートセンター空さんは、那須塩原市内に合わせて4つの施設を運営なさっています。中でも、さんくさんだけ唯一生活介護サービスと短期入所(現在は休止中)のサービスを行っているそうです。利用者とのかかわりや保護者とのかかわりの中で関係性を築くことの重要性についてや、利用者の受け入れや決定に関することまで丁寧に説明してくださいました障害をもつ方たちの社会とのかかわりに関する思いをお話しくださり、私たち教員と共感する部分が多く胸が熱くなりました
和と輪 矢板
道の駅やいたにあるエコモデルハウスにオープンした就労継続支援A型の事業所です。「お食事・甘味処」としてうどんや丼物などのランチメニューの他、小豆を育てるところから作ったあんこのおしるこやあんみつを提供しています
本校の卒業生が接客を担当していたので、私たちも注文させていただきました!こだわりの食材で作られた味に舌鼓を打ちながら、卒業生の接客の様子を見学しました見学中にランチタイムに入ってしまい忙しくなってしまいましたが、忙しくとも丁寧な働きぶりを間近で見ることができ、成長に感動しました
今回の研修では、各施設の皆様にはお忙しい中にもかかわらず、御対応いただきありがとうございました見学させていただいたことで、子どもたちの学校外での様子や、卒業生の様子から進路についての理解を深めることができました
今後の教育活動に役立てていきたいと思います