日誌

科学部

「つかめる水」を作りました

科学部で昨年度の冬に行った実験を紹介します。

手で「つかめる水」を作りました。

薬品を混ぜたあと、放置する時間を変えて、完成する硬さや見た目の違いを調べました。

<材料>

・アルギン酸ナトリウム 5g

・塩化カルシウム     4g

・水          250ml、400ml、1L

・ペットボトル     2本

・ボウル        2個

・おたま        1個

 

<手順>

①   ペットボトルに水250mlアルギン酸ナトリウム5gを入れて溶けるまでよく振る。

②   20分放置して気泡を抜く。

③   ペットボトルに水400ml塩化カルシウム4gを入れて溶けるまでよく振る。

④   ③の溶液をボウルに移す。

⑤   おたまに①の溶液を注いで静かにボウルに沈める。

⑥   ゆっくりおたまを外しボウルに浮かしn分放置する。

⑦   もう一つのボウルに水1Lを入れ、⑥を中にくぐらせる。

 

 <結果>

⑥の放置時間 2分

・表面は少しぼこぼこしていたがうまく固まった。

2分

直径3.5cm


3分

・表面はきれいだったがあまり固まらなかった。

3分

直径4.5cm


4分

・固まったが水に移す段階で形が少し崩れてしまった。

4分
直径3.3cm


5分

・前半分はきれいに固まったが後ろ半分は崩れてしまった。

5分

直径5.5cm


10分

・表面もでこぼこせず、綺麗に固まった。

10分
直径7cm

 

〈感想〉

 今回は5回に分けて実験を行いました。放置時間10分の時に綺麗に固まりましたが、時間を変えるだけで無く、分量を変えてみて2回目の実験も行ってみたいと思いました。

 

硫酸銅の結晶を作りました

硫酸銅の結晶づくり

硫酸銅の結晶とは硫酸銅という物質を水に溶かして作った結晶です。

 

 

・作り方

①ビーカーに水を入れてガスバーナーで熱し硫酸銅を溶けるだけ溶かす

②硫酸銅水溶液が冷めないうちにシャーレに入れる。

冷めて結晶が出てくるまで待ち、その中できれいな平行四辺形の形をしているものを取り出す。

④もう一度①と②を繰り返し、取り出した結晶をシャーレに入れ、結晶を大きくする。

⑤自分が満足するまで大きくしたら完成!!

 

硫酸銅結晶

この結晶づくりは2年生が1年生のときから続けて実験し、1年半かけて5.5㎝ほどになりました。

作り始めたときは形もなかったので、予想外の大きさになりました。青い色がとてもきれいですね。

 

ビスマス結晶を作っています

ビスマス結晶

ビスマス結晶とは希少金属の一種であるビスマスを溶かしてできる、きれいな結晶のことです。

 

 → ビスマス結晶

 

・作り方

① カップにビスマスを入れガスバーナーで熱します。

② 溶けたビスマスに酸化膜が張ってきたらそれを取り除き、火を止めます。

ビスマスを溶かす様子

③ 少し冷え固まってくるのでピンセットなどでつかんで取ると…

  この様な虹色のきれいな結晶を取り出すことができます。

   

ときどき、うまく取り出せないことがあり、成功する条件を探っています。

きれいな結晶を取り出せるよう、私たちはこの実験を一昨年から繰り返し行っています!