活動日誌(陸上競技部)

2021年6月の記事一覧

中学陸上競技部 活動報告


 陸上競技部は、平日は学校で活動をしていますが、休日は佐野市運動公園で活動を行うことがあります。佐野市内の他の中学校も同様で、時には他の学校の生徒と練習をすることもあり、互いに切磋琢磨しながら交流を深めています。

 6月12日に行われた佐野市運動公園での練習では、長距離ブロックの部員たちが他の学校の生徒と練習メニューをこなしました。この日一緒に練習をしたのは中学生だけでなく、大学時代に箱根駅伝で区間賞を獲得するなどし、実業団でも活躍した元プロランナー・ガンドゥ・ベンジャミンさん(壬生町)も参加し、一緒に汗を流しました。

 
 練習メニューは4000mのペース走。陸上競技部部長の兵藤くんが同じグループで一緒に走らせてもらえました。ベンジャミンさんは中学生たちのペースに合わせて走ってくれました。兵藤くんをはじめ、中学生たちがベンジャミンさんに懸命に付いて走っている姿が見られました。


 練習後は一緒にジョギングをし、色々な話をすることもできました。日本語はあまり得意ではないというベンジャミンさん。兵藤くんは英語で会話をし、速く走る秘訣や、走っているときにどういうことを考えているかなどについて教えてもらっていました。兵藤くんいわく、「走ることが好きなんだということが体中からあふれている感じ」だったそうで、大いに刺激を受けていました。


 スポーツや文化活動に取り組むことで身に付けられるものは、体力や技術だけではありません。課題解決能力、協調性、コミュニケーション力、感情を揺さぶられる感動体験、異なる考え方や文化に触れる経験など、多くのことを学び、身に付けることができるのではないかと考えます。そしてこれらの力や経験が、生徒たちの人間性を豊かにすることにもつながるのだと思います。生徒たちには、陸上競技を通して得られたことをこれからの生活に生かし、力強く歩んで行ってほしいと思います。