日誌

栃高博物館Ⅱ(石の博物館)

石の世界 31 フズリナ

       石の世界 31 フズリナ
古生代の示準化石です。葛生の石灰岩中にたくさん
見られます。大きさは米粒大で、風化したものは
まるで米粒です。有孔虫の仲間で、カルシウムを含んだ
殻を作り、これが化石化します。

  米粒状の化石

石の世界 30 アンモナイト

石の世界 30 アンモナイト(ハミテス)
中生代の示準化石です。通常は円形ですが
このように真っ直ぐな部分のあるものもあります。
特別にハミテスと呼ばれています。

石の世界 29 ウミユリ

      石の世界 29 ウミユリ
これはウミユリの化石です。古生代という
地質時代に属します。葛生産です。
ウミユリは棘皮動物の仲間で、いまでも
深海で生存しています。ヒトデやウニも同じ仲間で
化石も出ます。

石の世界 28 輝水鉛鉱

    石の世界  28 輝水鉛鉱(きすいえんこう) 
4cm×2cm。英語でmolybdenite
モリブデンの硫化鉱物。モリブデン(元素記号Mo)
の名前はこの鉱物に由来します。
硫化モリブデンはエンジンオイルの添加剤になっています。

石の世界 27 はん銅鉱

          石の世界 27 はん銅鉱 
5cm×2.5cm。英語で bornite。
銅の硫化鉱物です。見づらいですが、上部がわずかに
虹色をしています。きれいな虹色が見える石は
クジャク銅鉱(peacock ore)といいます。銅の
重要な鉱石鉱物になっています。

石の世界 26 柱状節理

      石の世界 26 柱状節理
英語でcolumnar joint。columは柱のことです。
岩体が柱状になった節理。六角柱が多いですが
四角柱や五角柱もあります。玄武岩質の岩石に
よく見られる構造で、マグマの冷却面と垂直に
発達します。観光地にもなっており、福井県の
東尋坊は有名です。近くでは日光の華厳滝の
柱状節理が見事です。

石の世界 25 火山弾

           石の世界 25 火山弾
volcanic bombといいます。火山の噴火で、溶岩の破片が
放出されるときに形成される直径65mm以上の岩石の塊。
火山弾はその形状から名前がつけられています。
1.パン皮状火山弾
breadcrust bombといいます。溶岩が飛行中に先に固まると
火山弾の内部がまだ膨張を続け、外側にひびが入り、
フランスパンの表面のようになります。

2.リボン状火山弾
流動性が高いマグマから形成されます。着弾時に
細かく割れてしまいます。長さ方向に溝が刻まれるのが
特徴です。

石の世界 24 めのう

  石の世界 24 めのう
「瑪瑙」と書きます。右側8cm×9cm 高さ6cm。
主成分は二酸化珪素です。縞模様や色の美しいものは
宝石となります。

石の世界 23 鉄ばんざくろ石

  石の世界 23 鉄ばんざくろ石
黒い部分2cm~3cm。ケイ酸塩鉱物。
「鉄礬柘榴石」と書きます。美しいものは宝石となり、
ガーネットといいます。1月の誕生石。石言葉は「真実・友愛」など。
硬度が高いので研磨剤としても多用されます。

石の世界 22 自然ソウ鉛

  石の世界 22 自然ソウ鉛
5cm×5cm  高さ 2cm。
ソウ鉛は「蒼鉛」と書きます。鉛ではなく、ビスマス
という金属です。元素記号は(Bi)。
酸化ビスマスは整腸剤に使われます。
また、高温超伝導物質の1成分です。