日誌

校長室だより

令和8年度 始動!!

4月になり、はや10日になりました。

年度初めの学校は、生徒も先生も新しい顔ぶれが入り混じり、フレッシュな風が吹いております。

4月6日、280名の新入生を迎えた入学式。

4月8日、3学年すべてそろっての始業式。

そして、昨日9日からは授業が始まりました。

はじまりはいつも「朝」です。

始業式で生徒諸君に話をしましたが、本校の元校長、生徒諸君の大先輩でもある、雨宮義人先生(校長在職:昭和48~50年度)の言葉を借りると、

 諸君は朝である

 人生のすがすがしい朝の時に生きている

ということです。

朝は生きとし生けるものが動き始めるとき。何もないまっさらな状態から新鮮な気持ちでスタートするときが朝なのです。一日の始まり、一年の始まりを「朝」を迎える心持ちで、清々しく迎えることにしましょう。

毎日、このとき、この瞬間が、いつでも「初日」の心境で!

 

サクラ、咲く

今朝、ひょうたん池のほとりの桜が開花していました。ほかにもちらほらと、咲いている木もありました。ひょうたん池のほとりにて

卒業式、高校入試と3月の行事が続いている中、季節は確実に移ろいでいたのですね。

明日の修業式をもって、令和7年度は区切りを迎えますが、この季節は締めくくりであり、次の年度への助走の時期でもあります。

ところで、先日、3月19日(金)に本校英語部を連れて知事表訪問へ行って参りました。

全国高校生ディベート大会の2年ぶり4度目の優勝を報告してきました。

亀田部長から「選手だけでなく、部員全員で手にした優勝です」との報告に対して、知事からも「うれしく思う。世界大会、そして来年度の連覇を目指して頑張って欲しい」との激励をいただきました。

生徒たちは、一人ひとり知事と握手を交わし感激していました。めったにない貴重な経験をすることができたものと思います。

校庭の桜が満開になる頃、また新たな宇高生が入学してきます。英語部に限らず、多くの生徒たちが、自己を磨き成長していくことを願ってやみません。

お久しぶりに校長室からです

「校長室だより」しばらく記事を出さずにいたら、あっという間に2月が終わろうとしています。

 気がつけば川上澄生の記念碑の脇にある花が色づき始めています。ついこの間大雪が降ったかと思っていたら、もう春の足音が聞こえてきています。

 この1ヶ月あまりをふりかえりますと、3年生は、共通テスト後、私大入試が本格化し、国公立の個別試験に向けた最後の追い込みの時期でした。職員室には、例年になく、記述式問題の添削指導などの個別指導を受けに訪れる3年生が多く、ずいぶんと活気づいていました。昨日までで国公立前期試験は終了です。

 1・2年生は先週まで学年末考査で各学年の学習の総仕上げでした。

 一方で、高校入試も始まり、特色選抜を経て、一般選抜の出願も終え、本番の3月5日を待つばかりです。本校を目指して頑張っている中学生諸君、体調を崩さぬよう、頑張ってください!!

 そんなことで、少しずつ次年度に向けて動き出している近況ですが、来週3月2日(月)は、とうとう全日制卒業式になります。

 今日2月27日は、卒業式予行のため、久しぶりに3年生が全員そろっての登校でした。

 いつもの顔、いつものクラスがそこにはありましたが、あと1日で宇高の日々が終わってしまうのですね。

よき門出を祝えるよう、私もしっかり準備して臨みたいと思います。

共通テストを終えて

1月17日・18日、大学入学共通テストが実施されました。

本校3年生も235名が受験しました。保護者の皆様も緊張と不安の中、この二日間を過ごされたかと思います。

私たち教師もそうですが、保護者の皆様も、入試当日は子どもに何も手を貸すことができません。

われわれ大人は見守ることしかできず、生徒は一人で試験問題に立ち向かうしかないのです。そういう孤独な戦いが入試なのかもしれません。

共通テストは、一つの通過点に過ぎません。

諸君にとって、真の勝負所は、これからです。

試験会場では一人っきりかもしれないけど、会場を離れれば、諸君には、支えてくれる家族、先生、仲間たちがたくさんいることを忘れないでください。

そして、これからも愚直に前へ進んでいく宇高生であって欲しいと願っています。

成人の日に思うこと

テレビのニュースで全国各地の20歳を祝う会なる催しが報道されていました。

2022年4月に成年年齢が20歳から18歳に引き下げられ、全国の自治体では、2023年1月の成人の日は祝う対象が18~20歳の3学年分になってしまうのでどうしたらいいか、という課題に直面しました。

結果、各自治体は「20歳を祝う」という表現に変えて引き続き1学年分の成人を祝って以降毎年20歳で祝う慣行が続いております。

あれから3年になるわけですが、高校教育に身をおく者としては、成人の日を迎えるたびに、本当の新成人は高校3年生の世代なんだけどなあ、といつも思います。

本校3年生も多くが新成人になっているはずです。

今は共通テスト直前でそれどころではなさそうなので、私からこの場を借りて静かに「成人おめでとう!」と伝えておきたいと思います。

20歳を祝うその日まで、大人としての力を蓄え、足場を固めるために地道な努力を重ねていって欲しいと願います。

 

 

新年あけましておめでとうございます

昨年末の第九演奏会では、がっつりと感動をいただきました。

生徒諸君、ありがとう!!

また、宇高・宇女のOB・OG会の皆様をはじめ、演奏会を支えてくださった全ての方々に感謝申し上げます。

 

さて、本校では、昨日1月8日から3学期のスタートです。

久しぶりの「生徒諸君、おはよう」という気分です。

今回は、保護者の方、宇高に関心をお持ちの方のために、始業式における校長式辞の一部をご紹介します。

 昨年2025年は「量子力学」が提唱されてから100年の節目にあたり、この100年間で科学技術の進歩とともに人類は賢くなったのか、という年末の朝日新聞記事を紹介した後、次のようなお話をしました。

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 科学技術の発展は、常に諸刃の剣であり、光と陰の二つの側面があるということです。例えば、量子力学の進歩の先にある原子力エネルギーは、原子力発電や医療など社会に大きな恩恵をもたらしているわけですが、一方で、原子力発電はいったん事故が起きると大変なことになりますし、廃棄物処理の問題も抱えています。半導体技術についても、情報社会の発展を牽引する一方で、個人情報の流出やデジタル依存など新たな課題を生んでいます。AI技術にいたっては、人間の能力とどのように共存していくのか、AIとの付き合い方次第では、我々にとってマイナス効果を生むことも懸念されているのが現状です。

 このように科学や技術は、社会を豊かにするだけでなく、複雑な課題ももたらします。諸君は、将来、様々な専門分野に分かれてより深い学びを追求していくことになると思いますが、くれぐれも自分の研究対象にだけ目を向けるような学問はしないで欲しいと思います。広い視野で捉えることができなければ、科学の進歩に内在している諸刃の剣には気付くことができず、重要な問いを立てられなくなってしまいます。「理系だから国語は・・・」とか「文系だから数学は・・・」という言葉をよく聞くけれども、諸君には、そういう言葉を言って欲しくはありません。「文系」「理系」といった枠にとらわれず、広い視野で学ぶことが重要であり、専門を極めようとすればするほど、実は隣接する分野、例えば、医学でいえば、生命倫理や社会保障制度、医療政策などまで手を広げていかなければ、事を成し遂げることはできません。

 全ての教科に全力を尽くすという、本校が掲げている「全教科主義」というのは、その基礎を養うためのものです。ですから諸君には、文・理にとらわれない幅広い学びによって、学問の進歩を持続可能な社会や人類の幸福につなげることのできる人材になって欲しいと願っています。

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 いかがでしょうか。本校が生徒諸君に求めている「全教科主義」の一端を分かっていただけたら幸いです。

本校で学ぶ姿勢、学ぶ者として忘れてはいけない大切なことをこれからも問い続けていきたいと思います。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

冬休みの風景

本校では、昨日から冬休みに入り、今日が今年最後の一日になります。野球部は昨日から校内合宿中。グランドでは朝からトレーニングに励んでいます。自修館では、3年生が自学自習に取り組み来たる日の準備に熱が入ります。

冬休みの学校は、それぞれが思い思いの時間を過ごしています。

みんな、頑張れよ! グランドの巨木は、静かにたたずみ、生徒諸君を応援しているかのようです。

今朝のグランド

 そして、本日夕方からは「第43回宇高・宇女高合同演奏会」、”第九演奏会”です。私は初めてですので、朝からワクワクしています。

 校誌をひも解くと、第1回開催が昭和58年。その前年に本県で開催された全国高等学校総合文化祭において、県内各高校の生徒総勢550名の管弦楽・合唱が、総合開会式でこの”第九”を披露したことがきっかけだったとか。

 このときの感動を継承したいということで、宇高・宇女高が合同演奏会を始めたということのようです。

 以来、今日まで続いてきたことそのものに敬意を表したいですし、何よりもこの素晴らしい演奏会の舞台を設けてくださっている宇高・宇女高のOB会,OG会の皆様にあらためて感謝申し上げます。

 振りかえってみると、4月からこれまで、生徒たちからどれだけの”歓喜”をもらったことでしょうか。そのエネルギーの量と質が、宇高の先生方にとって、どれだけ元気の源になっていることでしょう。

 さてさて、今宵、宇都宮文化会館大ホールにどんな”歓喜”が湧きおこるのやら・・・

それまでに、今年やり残した仕事を、校長室で黙々と取り組むことにしますか。

「校長室だより」が復活しました

みなさん、こんにちは。

  令和7年4月に着任いたしました本校校長の長裕之(ちょう ひろゆき)と申します。

 どうぞよろしくお願いいたします。

 さて、このたび、ながらく休眠中だった「校長室だより」を復活しました。

 学校の様子を発信するツールの一つとして、保護者や同窓生の皆様のほか、宇高に関心をもってくださる全ての方々に、気軽に読んでいただけるよう、今後随時更新していきますので、末永くお付き合いくださるよう、よろしくお願いします。

 

校長からのメッセージ(2022.1.27)

 新型コロナウイルス感染急増を受け、本日、1月27日から来月20日まで、栃木県にも「蔓延防止等重点措置」が適用されました。
 そして、奇しくも同じタイミングで、本校も当面、本日から臨時休業としました。陽性者が複数になったことに加え、濃厚接触者が今後さらに拡大する可能性があることから、感染拡大防止と学びの保障の観点から、臨時休業の判断をしたのです。しかし、もちろん、「学び」は止めません。授業は、原則、通常どおりの時間割でZoomによるオンラインでの授業を行います。生徒諸君と保護者の皆様の御理解と御協力をお願い申しあげます。

 特に、大学入試の本番を間近に控えた3年生は不安を感じる部分があるかもしれません。しかし、担任による面談や論述指導等を含む国公立個別試験対策等については、対面指導等も適宜工夫しながら、全教職員が一枚岩となって計画的に諸君を支援して行きますので、安心して臨んでほしいと思っています。

【3年生へ】
 特別指導前の大学入試激励にかえて、以前、3年生諸君にした話の要旨を再掲します。

 受験にも「運」というものがあるかもしれない。しかし、「運」は「ハコブ」と読むことを忘れてはなりません。「運」を手にしようとしたら、自らをそこに「運んで」行かねばならないのです。例えば、試験中に、「この問題はわからない」と、そこで立ちすくんでしまったら、絶対に「運」はやってこない。自分自身の全知全霊を傾け、切り開いて行く「勇気」を持つことこそが大切なのです。
 そのためには、決して焦ってはいけません。自分の分かる小さなことの積み重ねが「答え」に、つまり、「基礎的・基本的なもの」が「応用的なもの」につながっているという当たり前のことに立ち戻ることが大切です。だから、慌てず、焦らず、「落ち着いて問題にあたること」、そして「普段どおりの自分であること」こそが肝要なのです。人はそれを、「心の余裕」と呼んでいます。
 運を呼び込む勇気と同じく、疑いなく、試験は「決断」の勇気です。十分に考えたら、決断は早くしなければなりません。「時間は限られている」という事実を忘れてはならないのです。例えば、手の掛かる(時間を要する)問題に時間を掛けすぎて、「自分にとっては容易な問題なのに、手つかずにしてしまった」という先輩の声も多く聞きます。限られた時間の中での適切な決断は重要だと思います。
 蛇足ですが、試験当日の、試験開始直前の過ごし方についてです。私がまだ若手教員だった頃、当時勤務していた県南の進学男子校に「受験の神様」と呼ばれていた先生がいらっしゃいました。その先生が、当時の3年生の受験生に必ずなさっていた御自分の思い出話を紹介します。
「試験前30分には席につこう。席に着いたらひとかけらのチョコレートを口に入れ、目を閉じて口の中でゆっくりと溶かしてみる。ゆったりとした気持ちになり、そのうちに、周囲のざわめきも、心地よいさざ波の音に変わる。すると、心が「すうーっ」と澄んで落ち着いてくる。普段どおりの自分に戻る。チョコレートはショ糖類。頭のめぐりをよくする薬でもある。私も40年前の大学受験の時に実践し、希望する大学に合格できた。実は、担任からは合格は厳しいと言われていた。私は今でも、あのときの受験直前の心の準備、心の持っていき方が大きいと信じています。」
そんな内容だったと思います。騙されたと思って試してみるのも悪くないかもしれません。

 くり返しになりますが、受験と進路は勝負事です。力を出し切ることが重要です。勝負には特別のものはいりません。「普段どおり」が「勝利の鉄則」です。イギリスの神学者、ジョン・ウェズリー氏はこんなことを言っています。
「君ができるすべてを行え。君ができるすべての手段で、君ができるすべての方法で、君ができるすべての場所で、君ができるすべての時に、君ができるすべての人に。君ができるかぎり。」
 受験当日は、今まで支えてくれた家族、担任、教科担任、進路の先生方、そして友人等、心に浮かぶ人に、感謝の念を忘れず、「普段どおり」の自分で、力を出し切ってきてください。諸君の健闘を祈ります。宇高の先生方と一緒に、この宇高で、諸君の吉報を待っています。心から応援しています。

【1・2年生へ】
  1・2年生に対しては、ただ一言です。それは、「普段どおり」のレベルをあげてほしいということです。諸君は確かにポテンシャルは高い。学問ももちろんだが、運動、芸術、学校行事への参加への意識、社会的関心と行動力、どれをとっても、諸君は、一流になる可能性を秘めている者ばかりです。しかし、宇高に入学し、ただ何となく頑張ってはいるが、そんな諸君の日常(諸君の「普段通り」)は、諸君にとって本当に納得できるものになっているでしょうか。「気付き」、「考え」、「行動する」というJRCの目標ではありませんが、いつか必ずそれを実現できるのが瀧の原健児だと思っています。この臨時休業中の期間を、諸君にとって、「真の気付き」の時としてほしいと思っています。
 オンラインで授業を受講するといっても、自宅での学習は、ある種「自由な学び」です。自分自身で自らを律していかなければなりませんので、それは、一方では同時に厳しいものです。強制されないために、安易な方向に流される人もいるという意味でです。だからこそ、ここでは人間性の確かさが求めらるのだと思います。だから、この困難を乗り越えて、手応えをつかみ得る多くの諸君は、これを機会に、確かな人間的な成長を遂げてくれると確信しています。恐らく、人間が成長するためには孤独に耐える力が必要です。「自律自治」の精神で、この難局を乗り切ってほしいと思います。
 もちろん、人間は社会的な存在なので、孤立したままでは成長できません。また、通常登校が再開されれば、「魅力ある宇高の友と俱に磨き合う日々」が戻ってきます。また、優れた仲間と切磋琢磨し、心豊かで活力のある人間、総合力のあるバランスの良い人間として、この滝の原で成長できることを楽しみに、自宅での自由な学びを満喫してほしいと願っています。

校長からのメッセージ(2021.9.30)

【宇高の生徒諸君へ】
 緊急事態宣言が明け、明日から本校も通常登校を再開することとなりました。まだ、感染リスクの高い教育活動、宿泊を伴う活動や校外での活動等は、原則として実施できないという制約はありますが、通常登校による50分授業、土日・祝日の部活動および自修館利用も再開します。通常登校による教育活動を安心して再開できるよう、諸君は今日まで、計画的で自覚的な日々を送ってくれました。感謝します。「マスクの着用、黙食の徹底、手指の消毒、密の回避」等の継続的な実践を徹底し、高校生が最も伸びる、この10月の時期からの更なる飛躍を期待します。

 この間、9月3日には、「宇高祭ステージ発表」も開催できました。コロナ禍第5波により栃木県にも緊急事態宣言が発令され、実施が危ぶまれましたが、実行委員の諸君等が中心となり、万全な感染予防対策を講じてくれたことから、プログラムの一部見直しはありましたが、立派な宇高祭ステージ発表が実現できました。その陰で尽力してくれた諸氏と実施運営に協力してくれた全ての宇高生に敬意を表します。
 ステージ発表では、「常に表現者たれ」ということを諸君に求めました。演技者として、演奏者として、司会者として、運営者として、そして観客者として、それぞれが「確固たる表現者」になってほしいという意味でした。人は原始の時代に言葉を使い始めました。原始の言葉はどのようなものだったでしょうか。ある言語学者は、言葉の始まりは歌だったと言います。真偽は分かりませんが、数学や哲学のような難解なものではなかったかもしれません。他人を魅きつけたくて単調な音を紡ぎ、リズムにして歌として表現したのかもしれません。その歌を聞いて、相手の心も揺れたかもしれない。人間のコミュニケーションの始まりについて、そんな想像をします。そして、そのお互いの心の共振が、いわゆる文化を作ったのかもしれません。当日は、諸君の互いの心が揺れる、最後に笑みのこぼれる素晴らしい宇高祭ステージ発表になりました。
 そして、その後に続く校内模試、オンライン土曜講座、オンライン中学生一日体験学習、滝の原教養講座、そして、課題研究校内発表会と、時間的な制約の中にあっても、諸君は可能な限りの準備をし、立派な成果を積み重ねてきてくれました。諸君は、この宇高の日々で着実に成長していると感じる場面ばかりで、嬉しく思っています。

 通常登校再開は、諸君にとっては「魅力ある宇高の友と俱に磨き合う日々」の再開を意味します。諸君には優れた仲間と切磋琢磨し、心豊かで活力のある人間、総合力のあるバランスの良い人間として、一層この滝の原で成長していって欲しいと望んでいます。
 ところで、人は、「自分が本気になればすぐに成果がでる」と高を括っている節があります。しかし、本気ではじめて見ると、そう簡単には成果が出ず、苦しむことも多いものです。しかし、「これだけ頑張ったのに……」と言えるようになってはじめて、成果は出始めるものだということを忘れてはいけません。結果が出ずとも、それでも自分を信じて謙虚に努力を積み重ねた人が、納得のいく経験を積めるものなのです。そして、一旦その成果が出始めると飛躍的に伸び始めるものなのだと、私たち教職員の経験は教えてくれます。
 郷土の偉人、二宮尊徳翁は、「この秋は雨か嵐か知らねども今日のつとめに田草とるなり」という歌を残しています。秋になると雨が降ったり、嵐が来たり、稲はどうなるか分からないが、今はとにかく目の前の雑草を取り除くことが大切だという意味です。たとえば、何かしら大きな問題等に対峙したとき、人は不安に駆られます。他人にはたいしたことではないように映っても、自分にとっては、自分を押しつぶすように感じられることもあります。そんなとき、今、足下にあることに全力でぶつかってみることも、大切だというのでしょう。本校の先生方は、今、諸君がやるべきことについて、様々な場面でヒントを与えよう、いや、与えたいと、日々腐心してくれています。今、自分は何をすべきなのか迷ったときには、是非、相談して、参考にしてみるのも悪くないと思います。