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御挨拶
高校生活まるごとを学びの場に
栃木県立宇都宮高等学校全日制のホームページをご覧いただきありがとうございます。
本校の歴史は、明治12(1879)年に栃木師範学校附属予備学校を分離改組し、現在の栃木市において栃木中学校という校名で開校したことに始まります。その後、明治18(1885)年県庁移転に伴う宇都宮市塙田への移転、そして明治26(1893)年現在の滝の原への移転を経て、明治32(1899)年栃木県第一中学校、明治34(1901)年栃木県立宇都宮中学校と改称し、戦後の新学制のもと、昭和26(1951)年から今の校名、栃木県立宇都宮高等学校となりました。
以来、本年度147年目を迎える全国有数の伝統校である本校では、「瀧の原健児」と呼ばれる、気概ある生徒たちによって、この脈々と続く歴史と伝統がしっかりと受け継がれています。
県内屈指の広大な敷地を見渡しますと、悠然とたたずむ巨木が立ち並び、約2,000本、140種類もの植物に囲まれ、緑多き恵まれた環境となっています。また、赤煉瓦で蔽われた教室棟などの学び舎のほか、明治26(1893)年に建てられた本県最古の学校建築物で、国の有形文化財として登録されている「旧本館」(白亜館、滝の原会館)や、昭和17(1942)年に建てられ、現在も使用している木造の「講堂」、卒業生の寄贈により建てられた「報恩館」(昭和25年)、「自修館」(平成27年)などが、学業に、そしてスポーツ・文化活動に打ち込む真摯な若者たちに、静謐で厳かな空間を提供してくれています。
こうした恵まれた環境の中、本校の生徒たちは、「和敬信愛 質實剛健 自律自治 進取究明」という4つの生徒指標を掲げ、真に学ぶとは何か、何のために学び、自分たちは何をなすべきか、自分自身に問いかけながら愚直に学び続けています。
昨今は、とかく効率を重視したり、すぐに成果や利益を出したりすることを良しとする風潮もありますが、そのような中にあっても、何事にも疑問を持ち、それら一つ一つの疑問に対して、他者との対話を通じて自分の頭で考え、問いを立てながら最適解を探し続け、広く深い理解と健全な批判力を養うことこそが、これからの時代に求められています。そのことは、いわゆる受験勉強という、矮小化された学びで完結するのではなく、高校生活まるごとを学びの場とし、「学び習う」にとどまらず、「学び問う」数多くの経験によって身に付くものと考えております。
そのため本校では、授業を第一に、学業に集中することはもちろんですが、学校行事や生徒会活動を生徒たちが自主的に企画・運営し、それぞれ全力で取り組み成果を上げています。部活動も運動部・文化部ともに活発で、多くの生徒が積極的に参加し、中には関東や全国の舞台に挑戦する生徒もいます。
私たち教職員も、生徒たちが実践している「全教科主義」「学業プラスワン」の姿勢をしっかりと支え、本校の新たな伝統を創造していくことを使命と捉え、全人教育の理念のもと、あらゆる教育活動を通して、豊かな教養を備えた未来を担える人物の育成に取り組んで参ります。
皆様には、今後とも本校教育活動へのご理解と変わらぬご支援をお願い申し上げます。
栃木県立宇都宮高等学校長 長 裕之
栃木県立宇都宮高等学校全日制のホームページをご覧いただきありがとうございます。
本校の歴史は、明治12(1879)年に栃木師範学校附属予備学校を分離改組し、現在の栃木市において栃木中学校という校名で開校したことに始まります。その後、明治18(1885)年県庁移転に伴う宇都宮市塙田への移転、そして明治26(1893)年現在の滝の原への移転を経て、明治32(1899)年栃木県第一中学校、明治34(1901)年栃木県立宇都宮中学校と改称し、戦後の新学制のもと、昭和26(1951)年から今の校名、栃木県立宇都宮高等学校となりました。
以来、本年度147年目を迎える全国有数の伝統校である本校では、「瀧の原健児」と呼ばれる、気概ある生徒たちによって、この脈々と続く歴史と伝統がしっかりと受け継がれています。
県内屈指の広大な敷地を見渡しますと、悠然とたたずむ巨木が立ち並び、約2,000本、140種類もの植物に囲まれ、緑多き恵まれた環境となっています。また、赤煉瓦で蔽われた教室棟などの学び舎のほか、明治26(1893)年に建てられた本県最古の学校建築物で、国の有形文化財として登録されている「旧本館」(白亜館、滝の原会館)や、昭和17(1942)年に建てられ、現在も使用している木造の「講堂」、卒業生の寄贈により建てられた「報恩館」(昭和25年)、「自修館」(平成27年)などが、学業に、そしてスポーツ・文化活動に打ち込む真摯な若者たちに、静謐で厳かな空間を提供してくれています。
こうした恵まれた環境の中、本校の生徒たちは、「和敬信愛 質實剛健 自律自治 進取究明」という4つの生徒指標を掲げ、真に学ぶとは何か、何のために学び、自分たちは何をなすべきか、自分自身に問いかけながら愚直に学び続けています。
昨今は、とかく効率を重視したり、すぐに成果や利益を出したりすることを良しとする風潮もありますが、そのような中にあっても、何事にも疑問を持ち、それら一つ一つの疑問に対して、他者との対話を通じて自分の頭で考え、問いを立てながら最適解を探し続け、広く深い理解と健全な批判力を養うことこそが、これからの時代に求められています。そのことは、いわゆる受験勉強という、矮小化された学びで完結するのではなく、高校生活まるごとを学びの場とし、「学び習う」にとどまらず、「学び問う」数多くの経験によって身に付くものと考えております。
そのため本校では、授業を第一に、学業に集中することはもちろんですが、学校行事や生徒会活動を生徒たちが自主的に企画・運営し、それぞれ全力で取り組み成果を上げています。部活動も運動部・文化部ともに活発で、多くの生徒が積極的に参加し、中には関東や全国の舞台に挑戦する生徒もいます。
私たち教職員も、生徒たちが実践している「全教科主義」「学業プラスワン」の姿勢をしっかりと支え、本校の新たな伝統を創造していくことを使命と捉え、全人教育の理念のもと、あらゆる教育活動を通して、豊かな教養を備えた未来を担える人物の育成に取り組んで参ります。
皆様には、今後とも本校教育活動へのご理解と変わらぬご支援をお願い申し上げます。
栃木県立宇都宮高等学校長 長 裕之