宇高からのお知らせ

滝の原教養講座 ~異文化理解~


12月18日(火)7限目の1年生の総合的な学習の授業において、宇都宮大学国際学部教授の松金公正先生をお招きし、『異文化理解と国際交流 -震災を通した国際連携から台湾の親日を考える-』という演題で講話をしていただきました。
国際化が急速に進んでいる中で、国際交流や異文化理解の実情を知り、それを自己の問題として正視する態度を身につける目的です。


まず初めに、台湾と栃木県は関係がないと考えている生徒に対し、つい最近の台湾の国民投票で栃木県を含む5県で生産された食品の輸入禁止の継続が決定され、栃木県も台湾と無関係ではないとお話しされました。
そこから台湾の歴史や文化についての説明がありました。また、お互いに地震が多いという面で技術交流や支援交流があることから、台湾の方々は非常に親日的であるというお話がありました。



最後に先生は、「異文化は理解が極めて難しいということ、ステレオタイプの理解は間違った認識だということを前提とし、そこを入り口として新しい知識を学んだり間違った情報を削ることにより、正しく異文化を理解することに近づいてほしい。この話は文系の話に感じると思うが、国際化が進み国外が身近なものになった現在では理系の生徒も重要である。」と話されました。

今後グローバル化がますます進む世の中を生きていくことになる本校生にとって大変参考になったと思います。
貴重な講話をしてくださいまして、松金先生ありがとうございました。