烏山和紙 | |
原料 |
原料について
和紙の代表的な原料は、楮(こうぞ)と三椏(みつまた)です。
那須烏山市付近(なすからすやましふきん)には、楮がよく育つ南向きで水はけのよい土地が多くありました。
烏山和紙では、日本で最も優良とされている那須楮(なすこうぞ)を使用しています。
剥いた皮を蒸して使います。
つなぎに使われるのはトロロアオイの根です。
木の機械で荒くつぶし、粘り気を出します。
この作業を「糊つき(ねりつき)」といいます。
つぶしたものを水につけておき、上澄みをネリとしてつなぎに使います。
原料の那須楮の皮。蒸して乾燥してあります。
つなぎに使うトロロアオイの根
トロロアオイの根をつぶしたものを水につけておくと、粘り気がでてきます。
糊つきの機械
糊つきの機械
糊つきの機械
機械でつぶしたトロロアオイの根
昭和40年代。楮の皮を剥いています。
昭和40年代。楮の皮を剥いています。
昭和50年代。この頃は、皮を剥きやすくするため、このように蒸していいました。