烏山和紙
塵取り(ちりとり)

塵取りについて

あく抜きのすんだ楮(こうぞ)の皮から不要な部分を取り除きます。
流水の中で一本ずつ、繊維についた塵や不良な繊維を指先で丁寧に取り除きます。

この作業で大変なのは、塵を1つも残せないということです。
この作業が十分にできないと、白くきれいな和紙が出来上がらないのです。

取り除いた部分は、塵があっても構わない紙を作るときにまた使います。決して捨てません。

塵を取り除いたもの

作業場と道具

取り除く前

水の中で作業します。

水の中で作業します。

塵を乾燥させたものは、再利用します。

昭和50年代は、腰をかがめて作業していました。

昭和50年代は、腰をかがめて作業していました。


塵取り(1.23MB)