校長室より

本校の防災教育について

私は、今年度の学校経営方針として、「安全安心な学校を作る」ことを掲げました。その理由は、私が栃木特別支援学校に勤務していた2019年、台風19号の浸水被害を経験したからです。学校が3週間も休校になるような大変な被害で、本当につらく厳しい出来事でした。

そこから、大丈夫という根拠のない思い込みを持っている自分に気づき、最悪を想定して備えることの重要性を学びました。そして、訓練でできていないことは、いざというときにはできるはずがないことも改めて思い知りました。

本校の具体的な安全安心のための取組としては、年4回の地震ショート訓練、引き渡し訓練、地震・竜巻・火災を想定した避難訓練、防災備蓄品の準備、災害伝言ダイヤル体験などを、保護者の皆様にもご協力いただきながら行っています。さらに、保護者の皆様からいただいたご意見を生かし、今後の改善につなげていくために、防災教育についてまとめた『防災だより』を発行しました。

また、先日、この取組について、NHK宇都宮放送局の記者の方から、取材の申し込みがありました。

訓練の事前学習の様子や実際のショート訓練の場面、学校での訓練を家庭でも実践できた生徒へのインタビュー、職員の話し合いの様子などの取材を受けました。本校としては、今までやってきたことを繰り返し、続けていくことが危機に備える最も重要なことだと考えています。

放映されるのは、12月の予定ですので、その際にはまたお知らせいたします。

           教室の掲示                                   ショート訓練の様子(グランド)