令和6年度
校長室より

令和5年度 校長室より

卒業生を送る会の季節です

 間もなく2月が終わりますが、先週から今週にかけて、各学部の卒業生を送る会・送別会が続きました。

 その様子は、それぞれの学部のおたより等で詳しく紹介されると思いますが、どの学部も卒業する児童生徒の思い出を写真で振り返る場面があり、見入ってしまいました。

 特に、中学部、高等部の生徒は、私が本校に赴任してきた年に入学したので、入学式の写真に私も写っています。自分はあまり変わらないのに、子どもたちがみんなすっかり大人になっていることに驚き、3年間の成長を目の当たりにしました。

 3月になると、間もなく卒業式です。胸を張って卒業していく子供たちに、しっかりと卒業証書を渡したいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

グローブが届きました

 メジャーリーガーの大谷翔平選手が、日本中の小学校にグローブを寄贈してくださることは、ニュース等でご存じかと思いますが、今市特別支援学校にも先週、3個のグローブが届きました。

 15日の月曜日の朝、全校児童生徒に放送で伝え、大谷選手からのメッセージも読み上げました。

 朝の運動の後、校庭で放送を聞いた高等部生は、「大谷選手からのグローブが届きました。」と言った時には「わー!」と歓声をあげ、メッセージを読み終えると、大きく拍手をしていました。

 その後、実物を見せると、小学生向けのグローブなのでサイズは小さいのですが、どの生徒も喜んで手に取っていました。個人的に欲しいといった生徒もいたほどです。(それはできないと説明しました)

 15日は、学級ごとにグローブを回して手に取ってもらい、16日からは貸し出しをすることになります。

 本校では、実際に野球をやってみる機会は少ないのですが、子どもたちは、テレビなどで試合を見たことはあると思います。実際に触れたり、体験したりすることをとおして、「やってみたい」と思う機会を多く作って、野球に限らずいろいろなことに興味を持ってもらえるようにしたいと考えています。

 保護者の皆様が来校した際にも、ご覧いただけるようにしたいと考えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年を振り返って

本日、2学期の終業式を迎えました。

残暑が厳しく、体育館に集まれなかった始業式から、厳しい寒さになった終業式まで、長いようであっという間の2学期でした。

終業式の校長の話では、2学期の振り返りと冬休みの過ごし方について話しました。

振り返りでは、いつもパワーポイントで写真を見るのですが、そこに使う写真を選びながら、私自身も振り返りをしました。写真に残る子供たちの表情を見ると、一つ一つの経験が糧となって、成長していることを実感します。

また、冬休みの過ごし方として、3つのお願いをしました。

①1年間の目標を考えよう。

②健康に気を付けよう

③家の手伝いをしよう  です。

①は、年末年始は楽しいイベントが多く、なかなか落ち着かないとは思いますが、令和6年がよい年になるよう、目標を立てて生活できるといいなという思いからです。

②は、様々な感染症が心配なところですので、食事、睡眠をしっかりとって、健康的に生活してほしいと思っているからです。

③は、お子様ができるところは自分でさせたり、一緒にやったりと責任をもって何かをする機会があると、将来につながると考えるからです。

お家の方が何かと忙しい時期ですが、冬休みの生活について、ご協力よろしくお願いいたします。

最後に私事ですが、今年の目標として「季節の花の折り紙作品を毎月作る」を続けてきました。3月までは継続するつもりで、来年の目標の一つにしたいと考えています。大会議室に勝手にギャラリーを作っておりますので、ご覧いただければ幸いです。

 

他校の周年記念式典に参加して

 11月22日(水)は、国分寺特別支援学校の40周年記念式典が、29日(水)は足利特別支援学校の50周年記念式典が行われ、出席して参りました。新型コロナウイルス感染症が5類になったこともあり、外部の参加者も多く、児童生徒の発表も色々と工夫して行われ、心温まる式典でした。

  ちょうど1年前の本校の40周年記念式典が思い出され、感慨深いものがありました。

 記念品として、写真にあるような品々をいただいてまいりました。それぞれの児童生徒の学習活動を生かした学校の特色が見て取れます。

 今特が50周年を迎えるころには、学校は、児童生徒は、どうなっているのかな?と思いを巡らしながら、帰路につきました。

国分寺特別支援学校足利特別支援学校 

校外学習について

 9月から10月は、小学部、中学部の全学年で、校外での学習が予定されています。

 それぞれの学習の様子は、各学部のホームページで確認いただければと思いますので、ここでは、学校全体としての学習の流れについてお知らせいたします。

 この期間の校外学習を一覧表にしましたので、ご覧ください。

 学習の内容としては、全ての学年で公共施設等の利用をあげています。地域性から自家用車での移動が多い中で、本校の強みであるバス停が学校の目の前にあることを生かして、多くの学年でダイヤルバスを利用したり、JR日光線を今市-日光間で利用してたりしています。

 また、それ以外の学習内容としては、生活年齢に応じて「遊び」「買い物」「勤労に関する意識」などを取り上げています。公共交通機関を利用していける商業施設等がいくつかあるため、各学年で重複しないように計画しています。

 さらに、基本的生活習慣を身につけるため、泊を伴う学習も学年で計画的に行っています。小学部は、修学旅行が隔年になるため今年は実施がなく、事前の準備として4・5年生が校外宿泊学習を行いました。中学部は、1・2年生が6月に校外宿泊学習を行い、修学旅行に向けた学習として位置付けています。新型コロナウイルス感染症の影響で、校内宿泊学習が計画的に実施できなかった時期はありますが、今後は学年を追って実施していく予定です。

 日常生活における着替え、排せつ、食事、入浴などは、学校の授業だけでは身についていきませんので、ご家庭のご協力が不可欠です。自分でできることを増やしていけるように、これからもよろしくお願いいたします。

 

 

校長室より

令和4年度 校長室より

1年間の感謝を込めて

 卒業式が終わって2週間ほど過ぎた3月24日に、在校生全員が体育館に集まって、修業式を行いました。本当に久しぶりに、(マスクをしたままでしたが)声を出して校歌を歌うことができ、児童生徒が身体表現をしながら元気に歌っているのを見て、少しずつコロナ以前に戻っていくような予感を感じました。

 今年を振り返りつつこれからのことを考えると、来年度は、新型コロナウイルス感染症の対応が大きくかわる中で、子どもたちのために何ができるのかを改めて考えていく必要があると考えます。卒業式の式辞の中で私は、「地域に住む者同士、お互いが理解し合い、励まし合い、助け合い、支え合う社会になることで、子どもたちのだれもが、自分自身を精一杯、誇りをもって生きていけると思います。」と述べました。令和5年度は、地域とのつながりや、地域での体験的な活動を多く取り入れながら、変化していく時代をたくましく生きていける児童生徒を育てていきたいと考えております。

 4月には新たな児童・生徒・職員を迎え、明るい希望とともに新年度のスタートが切れるよう、職員一同、健康に十分注意して参りますので、ご家庭でもお子様の健康観察をよろしくお願いいたします。

 

  

今工からの寄贈品について

 先日、今市工業高校様より花台をいただきました。キャスターがついた可動式で、プランターを乗せたままでも移動がスムーズにできそうです。ありがとうございました。

弘済会からの助成金について

 先日、日本教育公務員弘済会様の特別支援教育支援事業として助成金をいただけることになり、栃木支部役員である大野薫様より目録の贈呈を受けました。

 公益財団法人である日本教育公務員弘済会は、今年創立70周年を迎え、全国の特別支援学校に対して、応募・申請の手続きを経て、一律20万円の助成を行うことにしたそうです。本校も応募した結果、申請が通り、助成金をいただけることになりました。多くの児童生徒に還元できるものとして、以下のものを購入し、有効に活用したいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 最後に、公益財団法人日本教育公務員弘済会様におかれましては、70年の節目に際して、特別支援教育に対する支援事業を実施してくださいましたことに、深く感謝申し上げます。

 

開かれた学校として

 ひかり祭が終わると、どの学部でも例年、学校間交流に代表されるような今特以外の方々とかかわる活動が多く行われます。新型コロナウィルス感染症の状況にもよりますが、少しずつ以前のように外部の方とかかわる機会が持てるようになり、活動の幅が広がってきました。

 11月下旬から12月にかけて、表のような活動が行われました。(予定のものもあります)

学部等 日にち 交流相手 内容
小学部低学年 12/13(火) 鹿沼東高JRC部 お楽しみ会
  12/21(水) ボランティアかたくり 絵本の読み聞かせ
小学部高学年 11/28(月) 轟小5年生

ZOOMによるリアルタイムの間接交流

自己紹介、ダンス披露

  12/15(木) ボランティアかたくり

絵本の読み聞かせ

小学部 12/16(金) 音楽家の方3名

バイオリンを聴く会

中学部 11/14(月) 所野自治会長 プランター贈呈
  12/8(木) 読み聞かせボランティア 本の読み聞かせ
  12/17(土) 県内知的特別支援学校 ハートピックユニホック大会
高等部 12/8(木) 今市工業高校

間接交流  

自己紹介、学習内容の紹介

  12/12(月) 材木町公民館 地域貢献活動(公民館清掃)
  12/10(土) 県内知的特別支援学校 ハートピックフットサル大会

 直接かかわることのできる活動もあれば、間接になることもありますが、学校外の方とかかわる活動を通して、児童生徒には新たな発見があると思います。その発見が心を動かし、心の豊かさをはぐくみ、将来の社会的自立にもつながっていくと考えていますので、これからも積極的に様々な方に学校に来ていただいたり、子どもたちが学校の外に出たりする活動に取り組んでいきたいと思っています。

 直接交流ができなかった今市工業高校様から、生徒さんが作った製品を高等部にプレゼントしていただきました。ありがとうございました。

40周年記念式典、ひかり祭を終えて

 11月18日(金)は、創立40周年記念式典、19日(土)は、40周年記念ひかり祭が行われ、関係の多くの皆様にご参加いただき、誠にありがとうございました。

 40周年記念式典では、本校に関わってくださった多くの皆様と共に祝うことができ、本当にうれしく思いました。30周年の際に校長先生でいらした二ノ宮様と実行委員長を担っていただいた生井様が、懐かしく当時のことを振り返って語っていらっしゃり、その時一緒に30周年を運営した私も、大変懐かしく感じました。

 式典の最後には、児童生徒による校歌の身体表現が披露され、ご臨席の皆様から惜しみない拍手が送られ、大いに盛り上がりました。

 翌日のひかり祭では、オープニング、小学部の映像、中・高等部の販売PR動画など、各所で40周年であることを織り交ぜた発表があり、特別なひかり祭が印象づけられました。

 保護者の皆様にも、2日間、様々な場面でご協力いただき、ありがとうございました。

 これからまた新たな「いまとく」の歴史が始まります。子どもたちの笑顔や明るさが曇ることがないよう、これからも努力していきたいと、改めて決意した2日間でした。

  

 PTA役員の斎藤様から、校章をデザインしたコースターをいただきました。ありがとうございました。

校外学習

先月は、高等部の修学旅行の話題を取り上げました。先月末から今月は、そのほかの学部の校外学習や修学旅行が毎週あります。

小学部1年生は、だいや川公園ちびっこ遊具の広場、2年生は、日光運動公園ちびっこ広場、3年生は、電車に乗って日光ランドマーク、4年生は、3D迷路恐竜館とお菓子の城、5・6年生は、修学旅行で栃木県防災館、なかがわ水遊園、りんどう湖ファミリー牧場、那須ハートランドに行きました。

 

中学部1年生は、ダイヤルバスや徒歩で今市警察署とヤオハン今市店、2年生は訪問のお友達と一緒に、かましん今市店と今市図書館、3年生はこれからですが、修学旅行で東北サファリパーク、高柴デコ屋敷、スパリゾートハワイアンズ、アクアマリンふくしま、いわき・ら・ら・ミュウに行きます。

 

高等部1年生は、職場見学で就労施設事業所すかいきぬ川、2年生は、株式会社TNプランテーション 就労継続支援A型事業所に行って、進路の意識を高めました。

 

このように、本校の校外学習は、児童生徒の発達段階に合わせて、段階を踏んで計画されています。各学年で、体験的に楽しく参加して、学びが深まることを願っています。

2学期になりました

先週の高等部の修学旅行は、予定どおり無事に実施できました。新型コロナウイルス感染症の状況がどうなるか、ぎりぎりまで心配しましたが、参加者全員元気に過ごすことができました。

10月は、小学部、中学部の修学旅行も予定されております。学校も、万全の体制で準備しておりますので、ご家庭ではお子様の体調管理をよろしくお願いいたします。


 高等部の修学旅行で印象に残ったこととして、『東日本大震災』について松島の遊覧船の中での語り部さんのお話と、せんだい3.11メモリアル交流館の見学がありました。あれから11年たち、震災直後の写真と今の様子を見比べると、元通り復興しているように見えますが、語り部の方は「まだ自分のことは話せない」とおっしゃっていて、喪失感や心に秘めた悲しみといった見えないものの深さ、大きさについて考えさせられました。



また、20日(火)は、台風のために休業といたしました。栃木県では、2019年の台風19号のような甚大な被害がなかったことにほっとしましたが、これからも最悪を想定し、しっかりとした備えをしていきたいと考えています。

「備え」と言えば、修学旅行でも地震等の災害に備えて学校に準備してある災害備蓄品を、職員も含め参加者全員分持って行きました。それだけで、相当な荷物になってしまいますが、どこでどんなことがあっても、最低限子どもたちの安全を確保するためと考え、泊を伴う学習では全ての学部で同様の対応をしています。



更に、幼児が通園バスに取り残された事件のように、自然災害以外の危機もあります。県内の特別支援学校全てで、スクールバスにおけるチェック体制の強化を実施しておりますので、本校でもそのような事故やヒヤリとするような事案が絶対に起きないよう努めて参ります。


1学期が終了しました

20日に終業式と引き渡し訓練が無事実施でき、1学期は終了しました。最後の日まで、保護者の皆様にご協力いただき、本当にありがとうございました。

今年度の1学期は、校外学習や校外宿泊学習が予定どおり実施でき、子どもたちにとっては充実した期間だったと思います。終業式の話では、写真で1学期を振り返りました。


加えて、夏休みに向けてのお願いを3つ伝えました。

①自分の健康について 手洗い、消毒、換気を忘れないようにしましょう。規則正しい生活をしましょう。

②安全について 熱中症や交通事故、水の事故にも十分に注意してしましょう。

③役割やお手伝いについて 自分でできる仕事を見つけて、毎日続けてみましょう。

長い休みになりますので、上記のお願いについては保護者の皆様のご協力が欠かせません。どうぞよろしくお願いいたします。

学校でのマスクの着用について

 梅雨に入り、湿度が高く蒸し暑い日が続いていて、子どもたちは少し疲れているように見受けられます。また、急に暑くなったため、熱中症で救急搬送されたというニュースも目に付きます。

このような季節になり、学校生活の中でのマスク着用の考え方について、県の指針の改訂がされました。栃木県のホームページには、子ども向けのかわいらしいイラストで、着用するときしないときを示したリーフレットがあり、先日から各教室に掲示してもらっています。

 

こちらからご覧ください⇒

(小・中・高校生用)

https://www.pref.tochigi.lg.jp/m09/hoken/documents/20220616094134.pdf

(小学校低学年用)

https://www.pref.tochigi.lg.jp/m09/hoken/documents/20220616094206.pdf

 

 新型コロナウイルス感染症の感染防止対策として、様々な事情があったことを大人は分かりますが、マスクをすることが当たり前になってから2年以上たち、切り替えることが難しかったり、しないことに抵抗を感じたりするお子様もいるかもしれません。

 学校は、健康のことを考えつつ、子どもたちの気持ちにも寄り添いながら、一人一人に応じた指導を進めていくつもりです。ご家庭でも、お子様とお話をしながら、適切な対応をしてくださいますよう、お願いいたします。

5月の出来事から

 5月17日()に、獨協医科大学の雇用戦略室の川島様、伊藤様、中川様が来校され、大学の障害者雇用の状況について、ご説明をいただきました。川島様と一者に来校されたお二人は、特別支援学校を卒業して雇用戦略室の技術員として就労されている方です。実際に働いている現場の様子などを伺いながら、産業現場等における実習の受け入れも可能であるとのお話をいただきました。

 また、昨年度に続き今年度も、マスクと消毒液を寄贈くださいましたので、有効に使わせていただきます。ありがとうございました。

 今週末の5月22日()には、第22回全国障害者スポーツ大会「いちご一会とちぎ大会」のリハーサル大会が行われます。本校からは、陸上競技とフライングディスクに中学部と高等部から11名の選手が出場します。先週から、「今特スポーツ」も始まり、選手みんなの練習に力が入ってきました。

 また、児童生徒全員が集まっての壮行会はできないため、選手紹介動画を作成し、各学級で見てもらい応援の気持ちを盛り上げています。

 当日は、練習の成果を十分に発揮しつつ、楽しんで参加したいと思います。

校長室より

令和3年度 校長室より

1年間、ありがとうございました

 24日の修業式は、久しぶりに在校生全員が体育館に集まって実施できました。卒業生が一足先に巣立っていたので少なくは感じましたが、みんなの元気な顔を見ることができ、1年間無事に過ごせたことに感謝いたしました。午後には、訪問教育の生徒の修業式を自宅で行い、全員が無事に修了、進級することになりました。保護者の皆様には、この1年間、様々な点でご協力をいただき、本当にありがとうございました。

 修業式の校長の話では、1年間の行事などを写真で振り返り、自分はどんなことができるようになったか、来年はどんなことをやってみたいかを子どもたちに考えてもらいました。だれもが、自信を持って「できた!」と思えることがあったようで、次年度への期待に胸を膨らませている様子が分かりました。お渡しした「学習のあゆみ」にも、お子様の1年間の成長が記載されておりますので、一緒に確認してみてください。そして新たな1年が、楽しくて、わくわくするものになるよう、春休みの期間に、心も体も万全な準備をしてくださいますようご協力お願いいたします。

 また、本校小学部と長く交流を行ってきた「小百小学校」の閉校式が、28日に行われました。148年の歴史のある学校でしたので、地域の多くの方々の思いの詰まった式でした。最後に、参加者全員で風船を飛ばし、皆の思いが空高く上がっていく光景には、私まで胸が熱くなりました。

 最後に、春休みに入ってから、毎日のように一斉メールで、児童生徒や職員の新型コロナウイルス感染症陽性者についてお知らせしております。職員も健康に十分注意して、安心して新学期が迎えられるよう努めますので、ご家庭でもお子様の健康観察をよろしくお願いいたします。


卓球バレーの用具の寄贈について

 11月に栃木県障害者スポーツ協会から、特別支援学校に在籍する児童生徒が、気軽に親しめるスポーツとして、「卓球バレー体験会」を実施したいとの依頼がありました。「卓球バレー」は、卓球台を使って、椅子(車椅子)に座ったままで、球がネットの下をくぐるのでゴロでプレーできるというスポーツで、だれもが簡単に楽しめるという特徴があります。

今年度本校では、オリ・パラ教育を受けて「ボッチャ」に取り組んできましたが、他のスポーツにも取り組んでみたいと考え、体験会に申し込みました。しかし、コロナの影響で実施することができなくなってしまい、とても残念に思っていたところ、栃木県障害者スポーツ協会の事務局長の新村様が来校され、用具一式を寄贈してくださいました。併せて、消毒液も200本近く寄贈していただきました。

私は、「卓球バレー」という競技をこの機会に初めて知り、卓球経験のある職員に卓球台にネットを設置してもらい、プレーを見せてもらいました。実際は、1チーム6人で、卓球台をぐるっと囲むような形で、椅子から立ち上がることなく、プレーするそうです。

今後は、児童生徒が体験できるよう、体育の授業に取り入れていきたいと考えています。

栃木県障害者スポーツ協会の皆様、本当にありがとうございました。
      

高校生合同作品展について

 1月20日(木)から24日(月)まで、市内の4つの県立校(今工、今高、今特、日光明峰)の生徒の作品を展示した合同作品展が杉並木公園ギャラリーで行われました。本校からも、13名の生徒の作品が展示されました。この作品展は、毎年この時期に行われていますが、今年は、いちご一会とちぎ国体、いちご一会とちぎ大会に関連する文化プログラム事業にもなっていました。

 作品の中で、高等部1年生の自画像が自身の特長をよく捉えていて、どのようにして描いたのかと来場者から質問があったと、担当の方がおっしゃっていました。写真を元に、トレースして描いた作品だと説明すると、納得していらっしゃいました。その他の作品も、一つ一つ時間を掛けて丁寧に仕上げたものです。

 新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、多くの行事に突然の変更があった中、実施していただけたことには、本当に感謝いたします。ありがとうございました。




消毒スタンドの寄贈

昨日、今市工業高等学校の生徒の皆さんが作成した消毒スタンドを寄贈していただきました。

学校祭のために作成されたもので、好評のため何台か作成したうちの一つを是非本校で使ってほしいと、校長先生自らお持ちくださいました。本当にありがとうございます。  

耐久性やデザイン、持ち運びやすさなどに工夫が凝らされていて、物づくりの学校の素晴らしさを実感しました。

皆様にご覧いただけるような場所に設置いたしますので、来校の際は是非お使いください。

              

ICT支援員について

  先日のホームページで、タブレットを活用した学習についてお知らせしましたが、それを陰で支えてくださっているICT支援員という方が、2学期から週に1日、毎週水曜日に学校に来てくださっています。

ICT支援員は、児童生徒の指導に直接関わるのではなく、教員が指導する際に必要なスキルを教えてくださったり、子どもの指導に関わる時間を確保するために、校務の情報化を図ったりしています。

 先日は、学校にあるすべてのタブレット(155台)をアップデートしていただきました。使っていて不具合の出た機器の修理等にも対応していただきました。

 教員は、児童生徒を教える専門家ですが、すべての教員が教育の情報化に必要な高いレベルの知識を持っているわけではありません。学校評価アンケートでも、タブレットの活用を更に進めてほしいというご意見がございましたので、ICT支援員と連携しながら、児童生徒がよりよく学べるように努めていきたいと考えております。 

    

本校の防災教育について

私は、今年度の学校経営方針として、「安全安心な学校を作る」ことを掲げました。その理由は、私が栃木特別支援学校に勤務していた2019年、台風19号の浸水被害を経験したからです。学校が3週間も休校になるような大変な被害で、本当につらく厳しい出来事でした。

そこから、大丈夫という根拠のない思い込みを持っている自分に気づき、最悪を想定して備えることの重要性を学びました。そして、訓練でできていないことは、いざというときにはできるはずがないことも改めて思い知りました。

本校の具体的な安全安心のための取組としては、年4回の地震ショート訓練、引き渡し訓練、地震・竜巻・火災を想定した避難訓練、防災備蓄品の準備、災害伝言ダイヤル体験などを、保護者の皆様にもご協力いただきながら行っています。さらに、保護者の皆様からいただいたご意見を生かし、今後の改善につなげていくために、防災教育についてまとめた『防災だより』を発行しました。

また、先日、この取組について、NHK宇都宮放送局の記者の方から、取材の申し込みがありました。

訓練の事前学習の様子や実際のショート訓練の場面、学校での訓練を家庭でも実践できた生徒へのインタビュー、職員の話し合いの様子などの取材を受けました。本校としては、今までやってきたことを繰り返し、続けていくことが危機に備える最も重要なことだと考えています。

放映されるのは、12月の予定ですので、その際にはまたお知らせいたします。

           教室の掲示                                   ショート訓練の様子(グランド)   
                  
        

10月の行事について

  9月までで今年度の前期が終了し、いよいよ後期になりました。

  夏休みの終盤に緊急事態宣言が発出され、様々な制約はありましたが、10月4日(月)からは、通常の学習が始まります。

  延期になっていた行事ができるようになり、10月はどの学年も校外での活動が盛りだくさんです。

  小学部は、市内の様々な場所に校外学習に行きます。




 中学部は、鹿沼市への校外学習と那須方面への修学旅行があります。



 高等部は、校内実習と産業現場等における実習が始まりますので、事前学習を行いました。



 新型コロナウイルス感染症についてはまだ油断はできませんので、十分な対策をしながら、秋にふさわしい実りの多い学習ができますよう、保護者の皆様の御協力を引き続きお願いいたします。


2学期からの給食

先日の文書でもお知らせしたように、2学期から給食の場所が変更になっています。

その様子を、写真でご紹介します。

食堂は、A組と1~4年生だけになり、5・6年生は、食堂の隣の機能訓練室を区切って、給食スペースにしました。


中学部生は、ワゴンで1年生の教室に給食を運び、新型コロナウイルス感染症対策として教員が配膳して、各教室で食べています。



高等部生は以前と変わりませんが、やはり、配膳はすべて教員が行っています。



子どもたちは、食事中は話をせず、黙々と食べています。

場所が広々としたためか、静かで落ち着いている様子は見られますが、会話しながら食べることができないのは残念です。

感染状況が改善して、楽しい給食の時間が戻ることを願っています。

1学期を振り返って

 1学期も残すところあと数日となりました。今週は、梅雨明けが近いせいか、連日下校時刻近くに激しい雨や雷になるので、こまめに雨雲を確認しながら、安全な下校の対応を考えています。

 そのような中、毎日教室を回っていると、校外学習や七夕集会、夏祭りなどそれぞれの学級が1学期のまとめの学習に取り組んでいたり、それぞれにすてきな作品が掲示してあったりします。新型コロナウイルス感染症の対応をしながらの学習ではあっても、昨年度の休校の時期と比べると、児童生徒の皆さんの成長が実感できて、大変うれしく感じます。

 学校全体としても、今学期は児童生徒の大きな事故や病気、けがもなく過ごせたこと、保護者の皆様の日々の健康管理のおかげであると感謝しております。今年もあつい夏になりそうですが、夏休みも体調を崩さず過ごしてください。

<小学部の作品>


<中学部の作品>


<高等部の作品> 


学校見学会とオープンスクール

 今年度の本校の学校経営方針の一つとして、私は「開かれた学校作り」を掲げておりますが、新型コロナウイルス感染症対策のため、様々な行事が今までと同じようにはできない現状にあります。

 しかし、できるだけ多くの皆様に子どもたちの頑張っている様子をご覧いただきたいとの思いから、教室内に入らず、外や廊下から参観するという対策をとって、学校見学会とオープンスクールを実施いたしました。学校見学会には29名の関係機関や他校の保護者の方に、オープンスクールには46名の保護者の方にご参加いただきました。

 当日は、雨の心配をしておりましたが天気はよく、逆に気温の高さが心配される状況でした。参加した皆様には、ご不便をおかけいたしましたが、子どもたちの様子を直接見ていただけたのは、有意義だったのではないかと思っております。

 これからも、様々な面で柔軟な対応をしながら、行事を実施していきますので、御協力よろしくお願いいたします。