校長室より

令和5年度 校長室より

卒業生を送る会の季節です

 間もなく2月が終わりますが、先週から今週にかけて、各学部の卒業生を送る会・送別会が続きました。

 その様子は、それぞれの学部のおたより等で詳しく紹介されると思いますが、どの学部も卒業する児童生徒の思い出を写真で振り返る場面があり、見入ってしまいました。

 特に、中学部、高等部の生徒は、私が本校に赴任してきた年に入学したので、入学式の写真に私も写っています。自分はあまり変わらないのに、子どもたちがみんなすっかり大人になっていることに驚き、3年間の成長を目の当たりにしました。

 3月になると、間もなく卒業式です。胸を張って卒業していく子供たちに、しっかりと卒業証書を渡したいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

グローブが届きました

 メジャーリーガーの大谷翔平選手が、日本中の小学校にグローブを寄贈してくださることは、ニュース等でご存じかと思いますが、今市特別支援学校にも先週、3個のグローブが届きました。

 15日の月曜日の朝、全校児童生徒に放送で伝え、大谷選手からのメッセージも読み上げました。

 朝の運動の後、校庭で放送を聞いた高等部生は、「大谷選手からのグローブが届きました。」と言った時には「わー!」と歓声をあげ、メッセージを読み終えると、大きく拍手をしていました。

 その後、実物を見せると、小学生向けのグローブなのでサイズは小さいのですが、どの生徒も喜んで手に取っていました。個人的に欲しいといった生徒もいたほどです。(それはできないと説明しました)

 15日は、学級ごとにグローブを回して手に取ってもらい、16日からは貸し出しをすることになります。

 本校では、実際に野球をやってみる機会は少ないのですが、子どもたちは、テレビなどで試合を見たことはあると思います。実際に触れたり、体験したりすることをとおして、「やってみたい」と思う機会を多く作って、野球に限らずいろいろなことに興味を持ってもらえるようにしたいと考えています。

 保護者の皆様が来校した際にも、ご覧いただけるようにしたいと考えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年を振り返って

本日、2学期の終業式を迎えました。

残暑が厳しく、体育館に集まれなかった始業式から、厳しい寒さになった終業式まで、長いようであっという間の2学期でした。

終業式の校長の話では、2学期の振り返りと冬休みの過ごし方について話しました。

振り返りでは、いつもパワーポイントで写真を見るのですが、そこに使う写真を選びながら、私自身も振り返りをしました。写真に残る子供たちの表情を見ると、一つ一つの経験が糧となって、成長していることを実感します。

また、冬休みの過ごし方として、3つのお願いをしました。

①1年間の目標を考えよう。

②健康に気を付けよう

③家の手伝いをしよう  です。

①は、年末年始は楽しいイベントが多く、なかなか落ち着かないとは思いますが、令和6年がよい年になるよう、目標を立てて生活できるといいなという思いからです。

②は、様々な感染症が心配なところですので、食事、睡眠をしっかりとって、健康的に生活してほしいと思っているからです。

③は、お子様ができるところは自分でさせたり、一緒にやったりと責任をもって何かをする機会があると、将来につながると考えるからです。

お家の方が何かと忙しい時期ですが、冬休みの生活について、ご協力よろしくお願いいたします。

最後に私事ですが、今年の目標として「季節の花の折り紙作品を毎月作る」を続けてきました。3月までは継続するつもりで、来年の目標の一つにしたいと考えています。大会議室に勝手にギャラリーを作っておりますので、ご覧いただければ幸いです。

 

他校の周年記念式典に参加して

 11月22日(水)は、国分寺特別支援学校の40周年記念式典が、29日(水)は足利特別支援学校の50周年記念式典が行われ、出席して参りました。新型コロナウイルス感染症が5類になったこともあり、外部の参加者も多く、児童生徒の発表も色々と工夫して行われ、心温まる式典でした。

  ちょうど1年前の本校の40周年記念式典が思い出され、感慨深いものがありました。

 記念品として、写真にあるような品々をいただいてまいりました。それぞれの児童生徒の学習活動を生かした学校の特色が見て取れます。

 今特が50周年を迎えるころには、学校は、児童生徒は、どうなっているのかな?と思いを巡らしながら、帰路につきました。

国分寺特別支援学校足利特別支援学校 

校外学習について

 9月から10月は、小学部、中学部の全学年で、校外での学習が予定されています。

 それぞれの学習の様子は、各学部のホームページで確認いただければと思いますので、ここでは、学校全体としての学習の流れについてお知らせいたします。

 この期間の校外学習を一覧表にしましたので、ご覧ください。

 学習の内容としては、全ての学年で公共施設等の利用をあげています。地域性から自家用車での移動が多い中で、本校の強みであるバス停が学校の目の前にあることを生かして、多くの学年でダイヤルバスを利用したり、JR日光線を今市-日光間で利用してたりしています。

 また、それ以外の学習内容としては、生活年齢に応じて「遊び」「買い物」「勤労に関する意識」などを取り上げています。公共交通機関を利用していける商業施設等がいくつかあるため、各学年で重複しないように計画しています。

 さらに、基本的生活習慣を身につけるため、泊を伴う学習も学年で計画的に行っています。小学部は、修学旅行が隔年になるため今年は実施がなく、事前の準備として4・5年生が校外宿泊学習を行いました。中学部は、1・2年生が6月に校外宿泊学習を行い、修学旅行に向けた学習として位置付けています。新型コロナウイルス感染症の影響で、校内宿泊学習が計画的に実施できなかった時期はありますが、今後は学年を追って実施していく予定です。

 日常生活における着替え、排せつ、食事、入浴などは、学校の授業だけでは身についていきませんので、ご家庭のご協力が不可欠です。自分でできることを増やしていけるように、これからもよろしくお願いいたします。

 

 

2学期が始まりました

 9月になっても、まだまだ暑い日が続いていますが、子どもたちは元気に登校できているので、とてもうれしく思います。

 始業式の校長の話の中で、「今日は何の日?」という質問をしました。9月1日は、今からちょうど100年前に『関東大震災』が起こった日で、そこから防災について考えようということで「防災の日」となったことを説明しました。

 本校では私の地震リュック、毎学期末に「地震リュック」をご家庭に持ち帰り、中身の点検をお願いしています。そして、学期始めには必ず持たせていただき、いつ起こるかわからない災害に備えております。

 私自身も定期的に自分の「地震リュック」を点検しているつもりでしたが、今回消費期限が切れてしまっているものを見つけてしまいました。(写真は、私の地震リュックです。修学旅行に持っていくため中を確認しました。)保護者の皆様にお願いしているにもかかわらず、自分ができていなかったことに深く反省しました。

 2学期は、修学旅行以外に校外宿泊学習も予定されています。以前にお話ししましたが、本校では学校外で宿泊する行事(校外宿泊学習、修学旅行)には、万が一に備えて地震リュックを持っていくことにしております。全員分だと、かなりの重量になるので大変ではありますが、備えあれば憂いなしということで、取り組んでおります。

 また、先日の台風では、本校に被害がなくホッとしましたが、台風直撃の予報が出たときには、4年前の2019年の台風19号で、本県に大きな被害があったことを思い出しました。あのようなことの無いよう祈っておりましたが、茨城県などの映像を見ると、油断はできないと感じました。

 この後本格的な台風シーズンを迎えますが、備えを十分にして、お子様の安全を守りたいと考えております。

6月の行事から

 今月は、今まで行ったことのない新たな取り組みを2つ実施しました。

 一つは、夏休みのタブレット持ち帰りの事前準備として、各ご家庭での接続確認のための説明会と持ち帰りです。

 学習でのGIGAタブレット活用の様子は、ホームページや学部のおたよりでお知らせしてきたところですが、今年度はさらに進めて、夏休みの自宅での学習に活用できないかと考えました。本校では、初めてですので、不安に感じる保護者の方もいらっしゃると思い、今回はご希望された方のみとしました。

 

 保護者の方が直接受け取りにいらしたり、保護者会の際にお持ち帰りいただいたり、持ち帰り用の袋を準備いだいたりと様々なご協力していただき、ありがたく思っております。

 また、使い方については、文書の配布だけでなく、対面での説明会も実施しました。

 もう一つは、マイナンバーカードの出張申請です。最初に希望調査をしてから、半年ほどの時間がたってしまい、大変申し訳ございませんでした。

 当日は、県のICT行革担当の方と日光市のマイナンバー担当の方のご協力を得て、ご希望の7家族11名に実施できました。特別支援学校では、まだ本校だけとのことでしたが、他校でもニーズがあれば対応していきたいとのことです。

 本人の顔写真撮影の際には、本校の職員がいつもの行事の記念撮影同様、よい表情が撮れるようにグッズを使ったり、声掛けをしたりして、和やかな様子でした。

 

放課後の練習

 中学部と高等部の生徒だけが対象になりますが、特別支援学校の生徒のための陸上大会(ハートピック陸上大会)が、5月27日(土)に栃木市総合運動公園で開催されます。人数の制限があるため出場選手は12名ですが、みな熱心に練習に取り組んでいます。

 また、高等部の生徒が対象の技能大会(アビリンピック大会)が7月8日(土)に開催されます。運動に制限のある生徒でも出場できる大会なので、今年は5名の生徒がエントリーしました。オフィスアシスタント、製品パッキング、パソコンデータ入力、喫茶サービスなど様々な分野の競技があり、実際にその仕事をしている成人の方も参加しています。競技の注意事項を守りつつ、速さや正確さを身に着けるために、こちらの練習も始まりました。

 当日の様子は、後ほどホームページに掲載されると思いますので、ここでは練習の様子をお伝えします。

  

 

 

 

 

 

 

  

 

  

令和5年度が始まりました

 令和5年度の1学期が始まって1週間がたち、新たに転入学した児童生徒の皆さんも、少しづつ学校生活に慣れてきたように思います。また、今まで本校に在籍していて児童生徒の皆さんも、学年や教室、先生が変わったことで少しそわそわしていたように感じましたが、今週はすっかりなじんでしまっています。

 改めまして、私は校長の三塚と申します。昨年度に引き続き、月に1回ほどのペースで「校長室より」を更新してまいりますので、よろしくお願いします。

 年度初めにあたり、今年度の学校運営について書かせていただきます。

 「めざす学校像」としては、

『子どもたちの賢く行動できる「聡さ」、自分の力で未来を切り拓く「逞しさ」、思いやる「優しさ」を育む学校』

『保護者や地域と共に、子どもたちへの期待に満ちた雰囲気の中で、一人一人の個性や能力を伸ばす学校』

の二つを掲げました。

 保護者の皆様、地域の皆様にご協力いただきながら、子どもたち一人一人の力を十二分に伸ばしていける学校になるよう努めてまいりますので、今年度もよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 また、4月15日の本校の創立記念日に先立って、14日(金)に創立記念日集会を行いました。

 昨年度40周年を終え、41年目である今年は新たなステージでの出発になります。これまでの歴史を大切にしながら、より良い今特になれるよう一歩ずつ歩んでまいります。