令和4年度 学校からのお知らせ

初めての国政選挙投票

  7月10日に行われる参院選の期日前投票所が、日光市選挙管理委員会により本校に設置され、6月24日(金)、高等部の2名の生徒が初めての投票を行いました。

投票の際には、受付から投票券を投票箱に入れるところまで選挙管理委員の方が生徒に付き添ってくださり、受付から順路に沿って誘導したり、代筆したりといった支援をしてくださいました。そのお蔭で、生徒達は緊張した表情ながらも落ち着いて候補者を選び、投票をすることができました。

この投票所設置は、日光市選挙管理委員会からの提案によるものでした。選挙管理委員の方が投票所内で生徒達に必要な支援をしてくださったことを始め、慣れている学校内に投票所が設置されたことや、本校職員が立会人として投票所内で見守っていたことなども、生徒が安心して一票を投じる機会につながったと思います。また、まだ選挙権をもたない生徒も、普段、授業や行事で使用することのある大会議室に投票所が作られていく様子を、興味深そうに見ていました。

本校では、高等部が設置された平成13年頃から主権者教育について検討を重ね、生活単元学習の中で取り上げたり、生徒会役員選挙では、実際の選挙に使用する投票箱や記帳台を選挙管理委員会から借用して使ったりしてきました。今回の投票所設置や生徒による投票が、このような学習の積み重ねの上に実現したことをとてもうれしく思います。また、教職員にとっては、「適切な支援があれば投票できる」ということを考えるきっかけとなり、選挙に限らず多くの場面で、本校の児童生徒が権利を行使しながら社会参加することにつながるよう、これからも支援していきたいと改めて感じる出来事となりました。