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突然ですが、室町時代のなぞなぞです。(島田桂先生)
『母には二たびあいたれども 父には一度もあわず』 ← さて、これはなーんだ?
答えは「くちびる」。なぜなら、室町時代の人々は「母」を「ファファ」もしくは「パパ」と言っていたから。
え、どういうこと?と思うでしょう。現代では「はは」の発音も、「ちち」の発音も、くちびるは1度も合わないですよね。これは国語学上貴重な資料といわれ、この時代の「は」行音の子音が「h」でなかったことの証拠の一つとされています。「は」行音の子音は奈良時代以前はpだった。それが奈良時代にはφになっていた(日本人の発音する「ファ」の子音はφであって、fではない)。さらには江戸時代初期にhに転化した。つまり、「母」を「パパ」→「ファファ」と発音していたということなのです。母なのにパパ、なんて笑っちゃいますよね。
これは私が1年間休職して大学院にいた時に、「音韻論」の授業で学んだことです。目を開かれるような学びが多くあった中の一つで、学問の神髄を教わった気がした瞬間でした。つまり、学問や研究を極めようとする時は一度自分の狭い固定概念から離れ、資料や研究対象に真摯に向き合う、ということですね。そこから新たな発見も生まれるのです。そうは言っても「ただ授業を受ける」だけの高校生には無理、と思うかもしれませんが、このコロナ禍で「学校とは、学びとは何か」と、誰もが一度は考えたのではないでしょうか。定期テストの範囲を丸暗記する勉強方法(長期記憶になるならこれもよし、ですが)だけではなく、「あぁ、そうなんだ」と新鮮な驚きを感じるような学び体験を皆さんにしてほしいと願っています。「カチリ」とピースがはまるような瞬間を味わうと「勉強って楽しい」と思えます。「素直な心」と「探究心」を持って学びましょう。学校の勉強に限らず、何かを学んだ時の新鮮な驚きは人生の喜びになると思うのです。
英語科・島田 桂
岩波文庫『中世なぞなぞ集』所集
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「輝」きに再会する日を待っています!!(半田縁 先生)
5月も半分が過ぎ、本当ならば学校が再開され、いつもの活気が戻ってくるはずでした…
しかし、学校は相変わらずひっそりとしています。私は、みなさんの教室棟と同じ並びにある準備室の住人なので、生徒が登校していないとなると、想像以上に静かな教室棟で仕事をしています。ここ数日は、面談で登校する生徒の姿が見られ、変わりない様子を目にして、少しホッとしています。
普段は、にぎやかな教室棟。休み時間の笑い声や歌声(たまには、鼻歌も?)、仲間と会話を楽しむ姿、誕生日を祝う光景、体育の後の様々な?ニオイ、お昼休みの購買に並ぶ列、校庭や体育館から聞こえてくる体育の授業での元気な声や部活動に励む生徒の真剣なかけ声、ボールの音、音楽室から聞こえてくる楽器の音色、調理室から漂ってくる調理実習のいいにおい、授業時の先生方の大声(?)・・・等々、その全てをコロナに奪われてしまった思いでこの数ヶ月間を過ごしてきました。
「学校は、にぎやかな方がいい!!」
心からそう思いました。私は、生徒のみなさんの輝いている場面に出会うことが大好きです。学校行事に一生懸命に取り組む姿、授業に真剣に取り組む姿、分からない問題にも挑む姿、テスト終了間際の時間ギリギリまでペンを走らせる姿、部活動に汗を流す姿など、どれをとってもキラキラ輝いている場面です。そんなみなさんの「輝」きが戻ってくる日を心待ちにしています。
学校再開までもう少しでしょうか。みなさんに再会できることを楽しみに待っています!!
書道科:半田
わが家の猫たち 神谷志野 先生
こんにちは。数学・情報科の神谷です。
コロナ騒ぎで制約の多い日々ですが、”ちょっとしたティータイム”として読んでください。
まずは自己紹介から。
この仕事ですが、娘が年中組の時に社会参加できればと思い、始めました。今年で14年になります。
今日はわが家に15年いる猫を紹介します。
娘が3歳の時、近所の公園で拾ってきた姉妹の猫です。
2匹いますが1匹がやせると、もう一匹が太るという絶妙なバランスを保っています。どうぞ皆さん2匹の名前を当ててください。(ヒント)私の好物から付けました。
①クッキー ②ミルク ③ココナッツ ④カカオ ⑤ココア
正解者にはミニプレゼントあり!
学校が始まったら言いに来てね。
スローライフ(矢古宇真里子先生)
例年なら、4月は誰もが新しい環境で疲れもあり、GWが待ち遠しく、緊張した日々にちょっとだけホッと一息つける時期なのに・・・と思います。
でも嘆いてばかりいてももったいない、見方を変えればいいこともあるのでは?
ということで、例年と違った今年の利点を考えてみました。
1 新聞がじっくり読める。
2 読書の時間がとれる。
3 庭の花の水やり、草むしりを余裕を持ってできる。
ちなみに好きな作家は、原田マハ、宮下奈都、小川糸、三浦しおん・・・
学校が始まったら、皆さんと本の話もできたらうれしいと思っています。
また、今年は2,3年生の古典を担当します。そこで皆さんに提案です。紫式部や和泉式部になった気分で、日々の生活で感じたことを日記に書いてみてはどうでしょう。日記を付けると、考えもまとまるし、後で読み返してみると自分の成長も感じられるかもしれませんよ。数年後、あのころはコロナで大変だったなーなんで思っているかもしれませんね。
ワスレナグサ(伊藤洋子先生)
私は上高に来て2年目です。去年の春は転勤したばかりでした。春景に目を向ける余裕もなく日々が過ぎてしまいました。今年は、皆さんに会うことも叶わず春が過ぎていきます。どうせあっという間に春が過ぎていくのであれば、皆さんと忙しく過ごす方が幸せなのだと、改めて、何気ない日常のありがたみを感じる毎日です。
写真はワスレナグサです。今、我が家で可憐な花を咲かせています。
教員になって初めての教材は星野道夫さんの「旅をする木」でした。1年目の研修で、「教材は教科書採録部分だけでなく、できる限り出典となった作品全体を読みなさい。」と言われ、星野道夫さんの文庫を探し、慌てて読んだ覚えがあります。星野さんの写真集にある厳しく美しいアラスカの景色に心奪われました。
今回、3年生の教材「ワスレナグサ」は同じ本から採録されています。現代文Bの教科書にはアラスカのワスレナグサの写真が載っていますね。(2、3年生は同じ教科書を用いていますので、2年生も探してみてください。)