日誌

2020年4月の記事一覧

「本を読むのをやめなさい」(梅田真由美先生)



 「本を読むのをやめなさい。」

昔、私が最もよく言われた小言であり、現在自分が言うNO1の小言である。根っからのインドアであり、動くのが嫌いであった私は幼少時から本ばかり読んでいた。(比率的には漫画が多かったが。)昔の田舎であるから、周囲の大人達には多少おかしな子供にうつっていたのかもしれない。


 当時の私はこう思っていた。


 「返事しないって怒られるけど、本読んでいると聞こえないんだもん。無視してるわけじゃないもん。」


 今、大人になってわかる。そこまで没頭して読書ができるのは最高に贅沢な時間であったと。成長し、やらなければならないもの、守らなければならないもの、多くのものが絡みついてくると、そうした時間は得られない。また、世の中には最初からそんな余裕がない境遇もあるという悲しい現実も、この年齢ならわかるようになってくる。しかし、没頭して本の世界に浸ることは、辛い現実から逃れるためにも、多くの知識を得るためにも、未来を考えるためにもあらゆる面で必要不可欠な栄養であると思う。


 現在、私達は自宅にいることを余儀なくされている。この機会に贅沢な読書の時間を経験してみてはどうだろう。現実逃避かもしれないが、違う世界に思考を飛ばすことは気晴らしにはなるのではないだろうか。

ただし、身内の迷惑も考え、返事、家事手伝いも忘れないでほしいけれど。

(石田達也先生)


みなさん、お久しぶりです。いかがお過ごしでしょうか?

 

新年度のスタートが、まさかこんなことになるとは思いもしませんでした。

新型コロナウイルス、恐るべし。

 

いろいろとネガティブに考えがちですね…。

ところで、人の脳は、「否定の言葉」で言われたことを正しく理解できないそうですよ。

例えば、

「緊張するなよ」…余計に緊張してしまう。

「肩に力を入れないように」…余計に力が入ってしまう。

「廊下を走るな」…余計に走ることをイメージしてしまう。

こんな経験、したことありませんか?

 

人の脳は、「否定の言葉」で言われたことを一旦イメージしてから、そのイメージを削除するようです。先ほどの例なら、「廊下を走るな」→「『廊下を走る』をイメージ」→「そのイメージを削除」という流れで考えているそうです。結局、「否定」つまりネガティブなことをイメージしてしまうのです。

さらに、「否定の言葉」で指示されるより、「肯定の言葉」で指示されるほうが、その指示を正しく達成できる確率が高くなるそうです。

 

ということで、「肯定」すなわち、ポジティブに考えてみましょう!

例えば、勉強するのは何のためか?

自分の進路実現のため、成績を上げるため、検定試験に合格するため…

理由は何でも構いません。

そして、具体的にイメージしてみましょう!

キャンパスライフを楽しんでいる自分、順位が上がっている個票を見た自分、合格証をもらった自分…

これが、あなたの力になります!!!

 

良いイメージ持ちましたね?

さあ、そのイメージを忘れないうちに机に向かって勉強しましょう!

勉強でなくても、読書や運動でも構いません!

自分が今できること、やるべきことをやりましょう!

 

先生は………健康診断が近いので、体を絞るために運動します笑。

2学年 数学科 石田

クリーンタイム



4月14日(火)、20分間の『クリーンタイム』=⇒掃除 を実施しました~!
先生や事務の方々も協力しあって学校をきれいにしました。
普段、生徒の皆さんがお掃除をして学校をきれいにしてくれていることに、
改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。

生徒のみなさんは、自宅のお掃除をしていますか?
お掃除をすると自分の気持ちも見直せますね。
心もリフレッシュしましょう。
                         
おまけ;数年前に、あの日光東照宮のトイレの清掃ボランティアをしました。
    手袋も着けずに素手で「便器」を磨いたことを思い出しました。
    この続きは、みなさんの顔を見ながら・・・。

文責   環境係


英語科 K.T先生

上高生の皆さん、元気に自宅学習や自己トレーニングに勤しんでいますか?

いつも皆さんから頂いているパワーをもらうことが出来ず、私は少し意気消沈しています。しかし、意気消沈していては、世の中は暗くなるばかり・・・。

そこで少し、皆さんの為になる面白い話をしてみたいと思います。

 

英語を勉強して、話せるようになると、こんなにいいことがあるよランキング!

 

5位: かっこよく見える

4位: 海外旅行へ自信を持って行ける

3位: 異文化体験が出来る

2位: 外国人からプロポーズされる(かもしれない)

1位: 世界中に友達が出来る

 

ちなみに第2位の外国人からプロポーズされる(かもしれない)に関して、先生が学生時代にイギリスのブライトンという町にhome stay した時のエピソードが・・・・

 当時申し込んだhome stay program には、あらゆる年代のあらゆる国からの英語学習者がいました。同じprogramの仲間でのイベントにて・・・

 “ You’re so pretty.  Do you marry me ?  You can become the third wife of me ! ”

と言われ、慌てて “ No, no, I don’t marry you.” と答えました。

一夫多妻制ではない日本人の私には、「3番目の妻にしてやる!」という中東から来た石油王らしき風貌の男性にちょっと嫌悪感を抱いてしまった!という、今となっては苦いような淡いような思い出。

本人は至って、真剣に真面目にプロポーズをしてくれていたようなのですが、日本が一夫多妻制ではないことと、出会って数日でのプロポーズに、まだ若い私は戸惑ってしまいました。文化の違いを知っていること、そして人生経験により、「今ならもっと粋な返事が出来たかなぁ。」などと思っています。

こんな経験も英語が好きで、英語の学習を続けていたからこそ出来た事。

外出自粛のこんな時、課題学習で疲れたときには、無料の英語学習コンテンツで楽しく英語に触れてみませんか?スマホで検索するとたくさんの無料英語学習コンテンツがありますので、是非使って楽しんで学習してみて下さい。

受験生の3年生には、勉強の合間のちょっとした息抜きでした!もちろん、大学入学の為にも英語学習は絶対に必要ですよ!!!

                   

                     英語科 K.T


我が家のペット(伊藤雅生先生)

 初めまして。今年度から上三川高校で勤務することになった、伊藤雅生(まさたか)です。教科は国語です。よろしくお願いします。
 今日は、かつての日常を過ごすことができずにいるみなさんに癒しを届けられればと思い、我が家のペットの話をしたいと思います。




 我が家のペット、ハムスターの「ハム助」くんです。
 種類はゴールデンハムスター(♂)で、2歳3か月です。ハムスターとしては長生きです。
 上記の写真は今よりもちょっと若い時のものです。


 さて、先日ケージから出して部屋をお散歩させていたときのことです。


ハム助「こんなところに、いい紙があるぞ!」


 ハム助は、新聞紙などの紙を頬袋に入れて巣箱に持ち帰る習性があります。おうちをあたたかくするためでしょうね。


ハム助「よいせ。よいせ。この紙大きいぞ!」


 ティッシュが思いのほか大きかったのでしょう。持ち帰るために一生懸命ひっぱっています。
 そして…



ハム助「きゃー」


 ティッシュが箱から抜けたと同時に、勢い余って後ろにひっくり返ってしまいました。ハムスターは手足が短いので、そのあとしばらくバタバタしていたのがかわいかったです。

 どうでしょう。癒しは届けられたでしょうか。

 それでは、学校が再開される日を楽しみにしています。


体リフレッシュ! 心もリフレッシュ!(海老名貴之先生)

保健体育科 海老名貴之

 

皆さん、長引く休校でストレスたまってませんか? 私たちの体と心は、つながっています(医学的にも言えることです)。天気が良い日は外に出て、太陽の光を浴びながら、ちょっとでも運動してみましょう。(紫外線アレルギーの人は注意してね。)

適度に運動すると、体温が上がり、免疫力が高まり、気持ちがスッキリしますよ。

以下、こんな運動どうかな? ということで、おすすめのエクササイズ等を紹介します。

 

Ⅰ.ウォーキング&スロージョグ(20分~30分) 体脂肪も燃やしちゃおう。

 ①散歩とゆっくりジョギングをミックスして。近所を回ってみるだけでOKです。

 ②無理しない、景色を楽しむ、外の空気を吸う(肺を広げるイメージで)。

 

Ⅱ.ロケット発射!(10回×2~3セット) 全身運動です。脚とお尻の引き締め効果。

 ①周りに人がいないことを確認する。立つ。その場にしゃがむ(お尻はつけない)。

 ②ロケットになったつもりで真上にジャンプ。両腕を真上に伸ばし、手をたたく!

 ③着地したら、またしゃがんで、ジャンプ。この繰り返し。

 

Ⅲ.夢を見ろ! 星になれ!(10回×2~3セット) 体を大きく開きましょう。

 ①周りに人がいないことを確認する。立つ。その場にしゃがむ(お尻はつけない)。

 ②真上にジャンプしながら、両腕・両脚を開いて、空中で★の形になる。

 ③両腕・両脚を閉じて着地する。またしゃがんで、ジャンプ。この繰り返し。

 

Ⅳ.カンタン腕立て伏せ(10回×2~3セット) 胸と腹と脚のコラボレーション。

 ①普通の腕立て伏せよりも、手の幅を広げて構える。(120cmくらい)

 ②視線を上げる。そう、気持ちは前向きに。両脚は肩幅より少し広く開く。

 ③5cmだけ、下げる。→上げる。ほんとにちょっとだけ下げれば、いいんです。

 

Ⅴ.上級者向けサーキットトレーニング(タバタプロトコル)激しいのが好きな人向け。

 ①バーピージャンプを全速力で20秒間続ける。→その場で10秒間、休憩。

 ②全速力もも上げを20秒間続ける。→その場で10秒間、休憩。

 ③その場でジャンプして膝を抱え込む、を20秒間続ける。→その場で10秒間、休憩。

 ④こんな感じで数セット繰り返す。内容のアレンジ可。(本気でやれば数セットで限界。)

 

 

皆さん、体を動かし心もリフレッシュしましょう。運動は各自の体力レベルに合わせてね。

コツは、「きついな~」と感じる前にやめること。毎日少しずつ運動することね。

ある週末にて(小島理夫先生)

 16日、政府が全国に緊急事態宣言を発しました。以下は前の週のお話です。

 10日(金)の夕方、家に帰るところで小池百合子東京都知事が「居酒屋の営業を8時まで、酒の提供を7時までにして欲しい。」(私が行く行かないではなく、そこまで踏み込んできたか!)福田富一栃木県知事が「週末の不要不急の外出をひかえて欲しい。」というニュースを聞いた。状況はめまぐるしく変わる。さて、私はどうする。何ができるのか。

日曜日、私はしばらく前に買ったままに(()(どく))していた本を読むことにした。(かき)()()()の『老後の資金がありません』。「年齢的にそういうことを考えるようになった、と思われるのでは?」と少し恥ずかしいような気持ちで購入した本である。読んでみたら面白い。一気に読み終える。次に読んだのは塩野(しおの)七生(ななみ)の『皇帝フリードリッヒ二世の生涯(上)』。半分ほど読んで疲れてダウン。ずっと寝転んでというか、姿勢を悪くして読書をしていたせいなのか、腰が痛い。明日は「少し体を動かそう。」そう思って布団に入る。

結果として、いい一日、そんな週末でした。

生徒部、社会科 小島理夫





物理室から(新山亜矢子先生)

上高生の皆さん、こんにちは~♪ 元気かな? 各学年の皆さんにメッセージを送ります。

 

1年生の皆さん、物理室をちょっとご紹介。奥が図書室です。壁には用語や公式一覧。  

 

教室はこんな感じです。さて、次は授業の準備を。

教科書の裏面に、見本のように、4桁番号と氏名をしっかり記入して下さい☆

 

ノートは物理基礎専用のノートを1冊、準備して下さい。(どんなノートでも大丈夫)

(生物基礎とは、教科書も先生もテストも別なので兼用は駄目です)

ルーズリーフも駄目です。(物理はつながりがとても大事なのです)

ノートにも見本のように4桁番号と氏名を記入したら準備完了♪



2年物理選択の皆さん、「重さ」の単位は? → → →「kg」と思った人は残念!至急リストを復習して下さい。正しく答えられた人、今後が楽しみですね♪

3年物理選択の皆さん、物理公式ランキング上位3つ、正確に言えるかな?うん、じゅう、だん、覚えてる?楽しかったあの頃を思い出して復習して下さい。ではまた物理室で~

(高橋政美先生)

もしもドラえもんがいたら。

前代未聞の新学期を迎えている。国語の授業も、もう2ケ月近くやっていない。

この登場人物はどんな気持ちだっただろう?現代文の授業でよく聞く問である。
そんなのわかる訳ないじゃん。これもよく聞く答えである。

本当にそうだろうか。文脈からたどり着くべき答えはあるはずだ。
たとえば、悲しみにうちひしがれている友人がいるとする。どうすればいいだろう?
もちろん、答えは1つではない。しかし、やだー、泣いちゃってんの?ばかじゃない?などとは決して言わないはずだ。
それが、文脈から考えるということだ。
今、不安に押しつぶされそうになっている友人に、何と声をかけるか。

時を戻そう。

もしもドラえもんがいたら。「どら焼きをあげる。」
この答えを聞いた時に湧き上がった感情を、私は忘れられない。
寄り添うこと。そして、考えること。

今、自分にできることは何だろう。  
                  2学年 国語科 髙橋政美


校長室から(髙野校長先生)

校長室から
 
校庭では、ハナミズキやツツジの花が咲き始めました。新緑も日に日に葉を広げています。
一斉臨時休業が始まってから一週間になりました。
生徒の皆さん、どのように過ごしていますか。皆さんのいない学校は大変静かです。風の音や鳥の声がよく聞こえます。

こうした中、本校の教職員たちは、学校が始まったらどんな話をしようか、短くなった授業時間を補うために、どうしたら効果的に教えられるだろうかなどと検討したり、校舎内外の安全点検や清掃をしたりして、再開後に生徒の皆さんを迎える準備をしています。

一年生の皆さんには、入学式の式辞の中で、「艱難汝を玉にす」という言葉を紹介しました。
始業式の時には、全校生の皆さんに、現在の状況下で、一人の高校生として、家族の一員として、上三川高校生として、地域の住民として、自分に何ができるか考えて行動してもらいたいと話しました。また、体力作りを兼ねて安全に気をつけながら外に出て、普段見過ごされがちな地域の自然や歴史に触れるなど、こうした状況でできることをしてはどうかとも話しました。

保護者の皆様、お子さんは今ご家庭でどのようにお過ごしでしょうか。お子さんには、家族の一員としてできることを考えるよう伝えています。既に役割を担っている場合もあるかと思いますが、改めて家事の分担や家業の手伝い、兄弟の世話等、将来の自立に向けてご家族で話し合ってみてはいかがでしょうか。

生徒の皆さん、再開後に元気な姿に会えることを楽しみにしています。密閉、密集、密接の三密を避けながら、皆さん一人一人が、感染源を絶つこと、感染経路を絶つこと、抵抗力を高めることに留意しながら、過ごしてください。

英国のエリザベス女王が先頃のテレビ演説で「将来この困難を振り返ったとき、自分が誇らしくなることを願っている」とおっしゃったそうです。一人一人がそうであればと思います。