1 活動
栃木県内の高等学校における新聞活動の発展と振興を図るため
① 学校における新聞発行及び活用についての奨励、育成
② 新聞に関する調査研究及び研修会、講演会の実施
③ 新聞に関する高校生の発表の場の提供
④ 新聞教育指導者の育成
以上を柱として事業を展開する。
2 栃木県高校新聞コンクール開催要項
① 審査する新聞は各校が開催期日前1年間で発行したすべての新聞
② 最優秀賞、優秀賞、奨励賞、健闘賞、速報賞を決定する。決定は新聞社の記者が審査委員長になり行う。
③ 最優秀賞に選ばれた高校が全国大会へ出場する。
3 新聞づくりの五か条
① 記事は足で書け。
取材さえしっかりしていれば、文章はおのずと書ける。文章がうまく書けない人も次第に上達する。取材中心で依頼原稿は極力避けよう。
② 多角的な取材を。
取材は一方的にならないこと。十一(プラスマイナス)両方の意見を取材しよう。学校新聞では三者「生徒・教師・保護者」は必須。地域・専門家の取材もまじえ、記事に深みと広がりをもたせよう。特集記事はこれを心がけよう
③ 真実を伝えよ。
新聞は事実を正確で公正に伝えることが命である。そこにある事実は何か、ジャーナリズムの真髄は真実が何かを伝えることにある。
④ 読まれる新聞づくりを。
読んでもらってはじめて新聞の影響力が発揮される。ビジュアルな紙面づくりを心がけ、読まれる工夫をしよう。そのためには、他紙の研究も。
④ オピニオンリーダーたれ。
記録し、知らせるだけの新聞ではなく、問題提起や起言をして学校や社会を変えていけたら素晴らしい。問題意識を常に持ち、時代を切り開いていく気概を持とう。まさに、「風」を起こせ。
⑤ 補足
新聞を公器というのは古い言葉かもしれないが、一般の新聞は特定の人や機関のためにあるものではなく、世間一般のひとの「知る権利」を保証するためにあるものだ。
スクールジャーナリズムとしての学校新聞は生徒のためにある。新聞の発行は自己満足でやっているのではない。生徒を代表して取材をする。新聞を発行することによって、読者に「知る権利」を保証し、発行者は「表現の自由」を体得する。この視点を忘れないようにしたい。表現の自由とプライバシーの権利を常に意識しよう。新聞は民主主義を育て、創造していく原点であるという意識を持ちたい。
新聞部会
第15回栃木県高校新聞コンクールの結果
審査結果、最優秀賞は矢板中央高等学校となりました。
なお優秀賞は宇都宮高等学校、奨励賞は栃木女子高等学校、健闘賞は宇都宮女子高等学校となりました。
矢板中高等学校は来年度の全国総文祭への出場権を獲得しました。
新聞部会総会の開催について
宇都宮高校で、9時30分から開催です。