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2023年11月の記事一覧

第2回全国特別支援学校フットサル大会 報告

第2回全国特別支援学校フットサル大会に出場しました。 当ホームページ速報でもお知らせしましたとおり、11月3、4日に福岡県博多市にて行われた、公益財団法人日本ライオンズ主催全国特別支援学校フットサル大会にサッカー部8名が出場し、見事全国制覇を成し遂げました。

 

 11月3日金曜日早朝にJR宇都宮駅に集合し、博多へ向かいました。 昼過ぎに博多駅に到着後、バスにて宿泊先となる二日市温泉大観荘へ向かいました。 大観荘到着後は、監督とキャプテンがマッチコーディネートミーティングに参加し、組み合わせ抽選と競技上の注意等を確認しました。 組み合わせの結果、予選リーグBグループに入り、福岡県立福岡高等学園、名古屋聾学校、香川県立香川東部支援学校と試合をすることが決定しました。 16時より全員で開会式に参加。緊張感漂う開会式では、選手たちの引き締まった表情が見られました。開会式終了後、交流食事会が行われ、各校の主将より大会に対する意気込みが語られました。散会後は、各校の自由時間となり、翌日に向けたミーティングを実施して解散しました。

 

大会当日の朝、選手たちはリラックスした表情で朝食をとりバスで体育館へ向かいます。車内では、前日のリラックスムードとは打って変わってそれぞれが闘う表情を見せ静かに過ごしていました。 到着後は第1試合に向け軽く体を動かし開会式に臨みました。

 第1試合は地元福岡県の福岡県立福岡高等学園。 開始早々に先制点を奪うことができ勢いに乗り、そのままの勢いで4−2で勝利することができました。初戦の緊張感もあり難しい試合になりましたが、確実に初戦をものにすることができました。

第2試合は愛知県立名古屋聾学校。 キーパーを中心とした固い守りと巧みなパスワークに翻弄され、厳しい展開が続きます。1点ビハインドで迎えた終了間際にセットプレーで追いつき、なんとか引き分けで勝ち点1を死守。 決勝リーグへの進出は、お互いの予選リーグ最終戦の結果次第となりました。

 第3試合は香川県立香川東部特別支援学校。 直前に行われていた試合の結果から、大量得点差での勝利が絶対条件となり、試合序盤から攻勢をかけ続けます。力み過ぎからなかなかゴールを奪えずにいましたが、終わってみれば6−0で勝利。 名古屋聾学校と勝ち点7で並んでいましたが、得失点差で上回り決勝リーグへの進出を決めることができました。 直後に行われた決勝リーグの組み合わせ抽選では、2試合目に横浜市立日野中央高等特別支援学校と、3試合目に奈良県立高等養護学校と対戦することが決定しました。

 

迎えた日野中央高等特別支援学校との試合は、序盤からリードを奪い2−0で前半を折り返し、このままと思われる展開でしたが、終了間際に立て続けに2失点してしまいまさかの引き分けに。

奈良県立高等養護学校との試合に勝てば優勝という本大会の最終戦。 序盤から積極的に攻め込み優位に進めます。この試合もリードして前半を終了。 後半お互い一歩も譲らない展開の中、終了間際に退場者を出してしまいましたが、なんとか守りきって4−2で勝利し、見事全国制覇を成し遂げることができました。

 

試合終了後、すぐに宿舎へ戻り閉会式と表彰式に参加。 賞状とトロフィー、優勝旗を授与していただきました。 その後の食事会では、緊張から解放された選手たちには笑顔が見られ、優勝した喜びが感じられました。

翌日、お世話になった日本ライオンズの方々や地元福岡高等学園の選手たちに見送られ宿泊先を後にし、博多駅で短時間ではありますが自由行動をとり、帰路につきました。

今大会に参加するにあたり、大会を主催運営していただいた一般社団法人日本ライオンズの皆様をはじめ、全試合の審判を務めていただきました審判団の皆様、ボランティアスタッフの皆様、宿泊先の皆様、大会に参加した選手関係者の皆様、遠方まで応援に来ていただいた保護者や関係者の皆様をはじめ、様々な形でこの大会に関わってくださったすべての方々に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。 今後は、来年の本大会出場を目指すとともに、全国のチームから目標とされる存在として相応しいチームになれるよう、日々努力していきたいと思います。