R6 トピックス

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市指定天然記念物の桜~「古賀志の孝子桜まつり」に参加しました。

 3月29日(土)から30日(日)の2日間、城山西小学校にて古賀志の孝子桜まつりが開催されました。本校が参加した30日には、点字体験と専攻科によるマッサージのコーナーを開設し、地域の方々に体験していただくことができました。前日のみぞれ混じりの天気にかわって、開設当日は日の光がさし、花を咲かせた孝子桜がきれいに見られました。孝子桜を前に会話もはずんで、本校の取り組みについても興味をもっていただくことができたと感じます。当日はたくさんの方々にお立ち寄りいただきありがとうございました。知事さんからも、「皆さんをたくさんほぐしてあげてください。」と笑顔でお声掛けいただきました。今後も地域の方々との交流を大切にしていきたいと思います。

 

 

 

令和6年度修業式

 3月21日(金)、令和6年度修業式を行いました。

 修了証授与では、児童生徒一人一人の名前が呼ばれ、各学部の代表が校長先生から「頑張りましたね。」と声をかけられながら修了証を受け取りました。

 校長先生からの講話では、1年間の学習の積み重ねと経験が成長につながっていること、それを土台に次の学年の学習に生かしてほしいことなどの話がありました。

 令和7年度第1学期始業式は4月8日(火)になります。春休み中も安全に過ごし、元気に登校してください。

  

点字ブロックの日 3月18日

 3月18日は「点字ブロックの日」です。

 点字ブロックは、岡山市の安全交通試験研究センター初代理事長の三宅精一氏によって考案されました。1967年3月18日に、世界で初めで、岡山盲学校近くの交差点に敷設されました。

 「点字ブロックの日」は、この日を記念した日です。2001年にJIS規格として形状の標準化が行われました。点字ブロックの色は主に黄色で、線状の誘導ブロックと点状の警告ブロックがあります。

 点字ブロックは、視覚障害者の安全な歩行のために大切なものですので、点字ブロックの上や脇に自転車や車をとめたり、看板や物を置いたりしないようにお願いいたします。また、白杖歩行だけでなく、点字ブロックを目で追いながら歩くことが可能な弱視者にとっても大切なものであり、路面との色のコントラストがはっきりしている黄色の点字ブロックが敷設されていくことも重要です。

 本校ではPTA活動の一環として、点字ブロック理解推進事業を行っています。今年度も宇都宮メディア・アーツ専門学校の御協力を得て、点字ブロック理解啓発のポスターを作成し、県内約400カ所に配布いたしました。また、全国産業教育フェア栃木大会では理解啓発のうちわの配布も行いました。点字ブロックへの理解啓発を通して、視覚障害者のより安全な社会環境が整っていくことを願っています。

   

小学部家庭科「地域かかわりプロジェクト」

 2月14日、小学部5・6年の家庭科の学習として、下福岡集落センターにおいて「ビオトープの里ふくおか」の活動について会長の駒場さんをはじめ5名の方々に御協力をいただき、お話を伺いました。児童からの質問に答えながら、この「ビオトープの里ふくおか」の事業は、盲学校があるこの福岡町で17年前から始まったこと、ホタルの観察会や生き物調査など子どもたちも参加できる行事があることなど詳しく教えていただきました。自然と共生するための様々な取組について知り、自分に何ができるのかを考える機会になりました。お土産にお月見で使われるという「ぼうじぼ」をいただきました。子どもたちがこれで地面をたたきながら、家々を回るとお菓子がもらえるそうです。わらで作った温かみのある「ぼうじぼ」を持って1キロの道のりを学校まで帰ってきました。     

 事後学習として、学習したことを新聞にまとめて校内に掲示しました。

令和6年度卒業式

 3月11日(火)、多数の来賓をお招きし、盛大かつ厳粛に令和6年度の卒業式を挙行いたしました。

 今年度は小学部1名、中学部3名、高等部普通科4名、高等部保健理療科1名、高等部専攻科2名の卒業生一人一人が「おめでとう」の言葉と共に、学校長から卒業証書を授与される姿は、一人一人が輝き、とても誇らしいものでした。

 盲学校を卒業し、社会に羽ばたく皆さん、盲学校は皆さんのふるさとです。今後も皆さんの成長と活躍を見守り、またこれからも応援しています。

 御卒業おめでとうございます。

 

寄宿舎ADL活動 最終回 「飛び立て!」

 1月から開始したホームページ連載企画も、いよいよ最終回を迎えました。

 3月、残り少ない寄宿舎生活は、男子棟の舎室に戻り、後輩や専攻科生と共に過ごしました。そして3月11日、無事盲学校・盲学校寄宿舎を巣立っていきました。

 4月からの生活で新しいチャレンジに向かう時、寄宿舎の「巣立ち計画」で得た自信が、羽ばたく力になってくれることを願います。大丈夫、きっとできる! 

 飛び立て!!

【舎生の振り返り】

 1ヶ月間、疑似一人暮らし体験としてADL室を利用させていただきました。友達をおもてなししたり、一人でご飯を作ったり、洗濯物干しや掃除に苦労したりなど、たくさんの経験をすることができました。卒業後は進路先の宿舎に入り、本当の一人暮らしが始まります。ここで得たたくさんの学びを活かし、充実した生活を送りたいと思います。今まで取り上げていただき、ありがとうございました。この体験談が、少しでも将来みんなの役に立つことを願っています。

  

  

寄宿舎ADL活動 第8回 「ADL室4週目」 

 1か月のADL室生活が、無事最終週を迎えました。

 火曜日は、寄宿舎で卒業舎生祝いの会がありました。「これまでの長い在舎期間、この1年間が一番濃かった」と振り返ってくれました。盲学校での学習の積み重ねがあったからこそ、「濃い」1年という振り返りにつながったのでしょう。

 水曜日は最後の外出活動、中学部時代の舎担職員と宇都宮駅へ出かけました。

 木曜日、最後のADL室での宿泊は、片付けをしながら過ごしました。

【舎生の振り返り】

 今週も、宇都宮駅での外出がありました。まずは、近くのコンビニで衣料品売り場の商品を確認しました。思ったより多くの種類があり、ズボンやパーカーまで売っていることに驚きました。夕食のお弁当も、ルーペで見ながら食べたいものを選ぶことができました。解散まで少し時間があったので、ロッテリアに寄ろうと思いましたが、まさかの休業中。悩んだ末に、近くのタリーズコーヒーに決めました。メニューを把握するのが難しそうだったので、店員さんに何があるか質問して、その中からロイヤルミルクティーを注文しました。美味しかったので、数分で飲み切ってしまいました!解散後には、いつも寄っているコンビニで、おにぎりを選んで買いました。種類が多く迷いましたが、一人で購入することができました。

  

寄宿舎 卒業舎生祝いの会

 2月25日(火)卒業舎生祝いの会が開かれました。卒業舎生からの思いのこもった挨拶の後、それぞれの担当寄宿舎指導員が選んだ記念品が校長先生から贈られました。その後も、記念撮影や会食会など、また一つ楽しい思い出を増やすことができました。6名の卒業舎生のみなさん、御卒業おめでとうございます。

  

  

令和7年度 児童生徒会役員選挙

 2月28日、来年度の児童生徒会の役員選挙と立会演説会が行われました。今回は小学部副会長と中学部副会長の選挙でした。立候補者は、役員になったらやりたいことを自分の言葉で伝えました。児童生徒の皆さんは真剣に耳を傾け、その後の投票ではよく考えて選ぶことができました。投票所は実際の選挙を参考に、床のガイドラインやパネルで導線を分かりやすくし、一方通行で行えるように工夫しました。

 

 

幼小・中学部卒業おめでとう会

 2月26日(水)、幼小・中学部での卒業おめでとう会を行いました。今年度は、小学部1名、中学部3名が卒業します。在校生は、事前にプレゼント作りや会場装飾など準備を行い、卒業生をお祝いする気持ちでこの日を迎えました。

 当日は、在校生代表から卒業生へ向けての心のこもった挨拶から始まり、「手と手が触れたらじゃんけんぽん」のゲームや「ともだちはいいもんだ」の合唱を楽しみました。卒業生からは、心に残った思い出についてや今後の目標などについて挨拶がありました。

 卒業生が退場するときには、名残惜しそうに握手やタッチをして別れを惜しむ様子も見られました。

 春を感じる陽気の中、心温まる時間となりました。

寄宿舎ADL活動 第7回 「ADL室3週目」

 ADL室生活3週目、寄宿舎での一人暮らしと同時に、学校でも進路に向けた様々な活動が行われ、多忙な毎日を過ごしています。

 水曜日は調理室で、寄宿舎男子棟全員でお楽しみ会を行いました。栃木県産のおいしい苺をふんだんに入れた苺フラペチーノを、ミキサーで作って飲みました!

 木曜日は、舎担と外出活動に出かけました。寄宿舎の食事を欠食し、駅構内のスーパーで、夕食用のお弁当、サラダ、デザート、朝食用のヨーグルト、おにぎりを購入しました。次にパン屋さんで、トングを使って3種類のパンを購入しました。ルーペを使って商品を確認する習慣がついてきました。会計時には、店員さんと支払い方法を確認しながら、交通カードや現金を使って支払いました。寄宿舎に帰り、ADL室のレンジでお弁当を温めて食べました。

 金曜日の朝もADL室で、前日に購入したパンをトースターで焼いたり、ケトルでお湯を沸かして粉末スープを注いだりして、一人で朝食準備を行い、充実した朝食タイムを過ごしました。

【舎生の振り返り】

 今週は宇都宮駅への外出がありました。いつも通学の時に利用している駅ですが、あまり買い物をしたことがなかったので、夕食と、次の日の朝食を購入しました。初めてパン屋さんでトレーを持って、トングでパンを取ったので少し戸惑いましたが、たくさんの種類の中から自分が食べたいと思うものを選ぶことができました。レジでは使おうと思っていた支払い手段が利用できず、少し悩んだあげく、現金で払うことに決めました。短い時間でしたが、様々なことを経験することができました。

 

     

    

苺・トマトJA全農とちぎ様より贈呈

 JA全農とちぎ様より今年もたくさんの苺『とちあいか』とトマトをいただきました。

 本日の給食で提供させていただき、大きな口を開けてほおばったり、いちごミルクにアレンジして食べたりした子どもたちからは、笑顔と共に「おいしい!」「あまーい!」という歓声があがっていました。また、子どもたちが「地産地消」という言葉を身近に感じることができました。

 JA全農とちぎ様、ありがとうございました。

寄宿舎ADL活動 第6回 「ADL室2週目」

 ADL室2週目に入りました。

 水曜日の夕食前に、学級担任の訪問がありました。夜は22時に足元を温める石油ファンヒーターを消火し、その後も期末試験のため、23時まで学習に励んでいます。

 木曜日の下校後、ADL室で進路関係の手続き作業などを行いました。またこの日の放課後は、他の高3生が外出活動でお出かけしていたので、外出メンバーの夕食を、食堂から寄宿舎調理室まで運ぶ手伝いを率先して行いました。

【舎生の振り返り】

 ADL室暮らしも2週目に入り、ようやく生活に慣れてきました。ものの配置や部屋での過ごし方も定まってきて、有意義な生活が送れています。普段とは違い友達の声が聞こえず、盲導鈴や暖房のモーターの音しか聞こえない環境なので、少し寂しさを感じる場面もありますが、集中してテスト勉強に打ち込めています。

  

令和6年度特別支援学校全国大会入賞者報告会

 令和7年2月5日(水)に県庁で令和6年度特別支援学校全国大会入賞者報告会が行われました。栃木県教育委員会から教育長、特別支援教育課長ご臨席のもと、特別支援学校に在籍する児童生徒で全国大会上位入賞者だけが参加できる名誉ある報告会です。入賞者の保護者の方や各校の校長先生も参加しました。栃木県特別支援学校長会を代表して会長である本校校長が挨拶をしました。

 本校からは、この報告会に第74回ヘレンケラー記念音楽コンクール ピアノ2部第2位の小学部5年生、同じく独唱2部第2位の高等部3年生が参加し、堂々と報告をしました。

 参加者10名中、小学部生は本校からの一名だけでしたが、堂々とした報告と立派な返事で参加者から大きな拍手をいただきました。教育長からの質問にも堂々と答えました。

 高等部3年生は入賞者の代表として周囲への感謝等この上ない立ち居振る舞いで挨拶し、教育長から「素晴らしい、私の挨拶よりも上手だった。」とお褒めの言葉をいただきました。

 当日の様子はとちぎテレビのニュースでも放映されました。

 

学校保健委員会を開催しました

 2月14日(金)に学校保健委員会を開催しました。本委員会では、産業医の加瀬先生をはじめ、本校のPTAを代表して、保護者の方にも御出席いただきました。最初に、健康指導部の取り組みや学校保健に関すること、学校給食に関することを各係から報告しました。報告の内容についていくつか質問等があり、加瀬先生には虫に刺された際の対応や食物アレルギーについてなど御助言をいただき、とても有意義な委員会となりました。

 

第3回保護者会

 2月17日(月)に第3回保護者会を実施しました。

 全体会では、校長より、幼児児童生徒の成長がうれしいとの話や次年度の予定等について説明がありました。

 保護者研修では、「安全な情報機器の使用」をテーマに、本校の情報機器の使用状況等について説明があり、NTT DOCOMOの「スマホ・ネット安全教室」を視聴しました。保護者の皆様からのアンケートでは、「安全なツールとして使わせたい。」「いつか使いこなす時には気をつけなくてはいけない事があると考えさせられた。」等の感想をいただきました。

 続いて学校評価(保護者アンケート)結果について説明をさせていただきました。

 その後の授業参観では、「楽しそうなのが伝わってきてよかった。」「実際に見ることができてよかった。」という、学校として励みになる感想が寄せられました。

 お忙しい中、御参加くださった保護者の皆様ありがとうございました。当日参加できなかった保護者の皆様には資料を配布いたしました。

 

 

中学部 校外学習Ⅱ

 2月18日(火)、中学部で栃木県立博物館に行きました。体験プログラムとして、昔の道具を実際に使ってみたり、栃木県内に生息する生き物の毛皮を触ったりしました。石臼や水桶、蓄音機といった道具は、現在はほとんど日本では使われていません。自分たちの身の回りには便利な道具がたくさん使われていることを知るとともに、昔の人の生活の大変さを実感できました。

 博物館から栃木県中央公園の中を通り、バス停に向かう途中、民族楽器「パンフルート」を演奏する方にも出会いました。生徒たちのために、「コンドルが飛んでいく」を演奏してくださり、皆で素敵な音色に聞き惚れてしまいました。

 今回の校外学習では初めて路線バスに乗車する生徒もいました。これからも、様々な公共機関や公共施設を利用する経験を重ねていきたいです。

大豆を入れた石臼を挽く生徒  水桶を担ぐ生徒 蓄音機を操作する生徒

第4回日本語ワープロ検定試験

 2月17日(月)、日本情報処理検定協会が主催する第142回日本語ワープロ検定試験を本校を会場として実施しました。今年度4回目となる今回は、中学部の生徒1名が参加しました。1回目に4級、2回目に3級、3回目に準2級と順調に合格してきた生徒は、1年間の総まとめとして合格を目指し、集中して試験に臨んでいました。

 結果の発表は、2週間から3週間後になります。

高等部 消費者教育出前授業

 2月10日(月)、栃木県消費生活センターの村田裕子様に御来校いただき、消費生活に関する出前講座が行われ、高等部普通科4名の生徒が参加しました。
 消費生活センターとは、消費生活に関するトラブルを解決するため、相談やアドバイスをしてくれるところです。成人年齢引き下げにより、18歳になると選挙権が得られる以外にも、クレジットカードを作ることやローン契約ができるようになりました。
 今回の授業では、スマートフォンやインターネットでのトラブルに巻き込まれないために「契約」の基本について知ること、いろいろな支払方法について学ぶこと、断る力を身に付けることの大切さについて、様々なお話をお聞きすることができました。また、定期購入や迷惑メールの具体的な事例については、何が良くなかったのか、トラブルを防ぐための注意点について確認しました。
 授業を受けた生徒のスマートフォンにも毎日多くの迷惑メールが届くそうです。「インターネットの先の人は信頼せずに、正しい知識を身に付けて危険なトラブルに巻き込まれないように注意したい。」「商品情報や会社についてきちんと確認してから商品を購入するようにしたい。」という感想が聞かれました。正しい知識を身に付けてトラブルを回避するとともに、日常生活での商品購入や正しい情報の選び方に生かしていきましょう。