学校日誌

果樹園のようす3


○ブドウの摘粒
 本校では「ピオーネ」と「藤稔」という黒系の品種を栽培しています。
 1房あたり25粒~30粒になるよう、[摘粒]という作業を行いました。これにより1粒1粒が大きく肥大し、立派な房になります。細かい作業を3000~4000房行うため、とても大変な作業ですが、生物生産科3年果樹専攻生10名を中心に最後まで取り組むことができました。


○ブドウの袋掛け
 摘粒した房一つ一つに[袋掛け]をしていきます。袋掛けをすることで、虫や病原体からブドウを守ることができます。一見、簡単な作業に見えますが、隙間から雨水や虫が入らないように、丁寧に作業することが大切になります。袋掛けに利用する袋はもちろん特殊加工されており、水を弾きます。ここまで大切に育てたブドウを病気から守るために行う大切な作業の一つです。





ナシもブドウも実りの秋を迎えるためにさまざまな作業が必要となってきます。
花の咲く時期、成長具合、天気…さまざまな要素でいつまでにどの作業をしなくてはならないか決まってきます。
同じ作業をしても、毎年同じように実るわけではない。農業の難しさを生徒は学び、その難しさの中での収穫を迎えることで喜びを感じるのだと思います。

今年のブドウとナシも甘く大きく成長し、食べた人たちが笑顔になってもらえるよう、これからも生徒達と一緒に愛情を注いでいきます。