学校日誌

食品科学科 農業と環境

 食品科学科1年生が農業と環境の時間に、生物生産科の授業で牧草をロールにまとめている様子を見学しました。
 
 この日の授業のテーマは、土地の環境によって作目が変化していることでした。
平坦地・水源の確保が容易な土地では水路等の基盤が整備され、水田となっていますが、今回見学したような傾斜地の利用としては、畑作・果樹園・牧草地等が考えられるわけです。芳賀郡は関東平野の北部に位置し、比較的に地理的条件に恵まれているため日常的にはあまり意識に上らないかもしれませんが、学校周辺も台地なので、どのような場所で何が作られているのか考えるきっかけとしてもらえればと思います。

  ロールの重量を肌で感じてもらえましたか?人間の手ではこのようにまとめることは困難ですから、農業と機械の関係性についても考えてみて欲しいと思います。ロールベーラを牽引していたトラック、ロールをまとめていた作業機のロールベーラー、ラッピングマシーンは昨年度に導入された機械です。

 ロールをラッピングマシーンでまとめていくところも見学させてもらいました。
 まだ学習していませんが、こうやって密閉することで乳酸発酵が生じ、今回まとめられたイタリアンライグラスが「お漬け物」になり、主に乳牛の粗飼料になっていくわけですね。

 3年1組畜産選択生のみなさん、おじゃましました。