SSC(科学班)活動記録

飯館村実地研修

令和3年11月13(土)・14日(日)に、放射線に関する基礎知識や測定技術およびIoT農業、飯舘村の復興に関する歩み等を学ぶことを目的として、溝口勝氏(東京大学大学院教授、本校OB)をはじめ、ふくしま再生の会の皆様、飯舘村の農家の方々からご指導頂き、各種体験活動および実習を実施しました。

【11月13日(土)活動内容】
・大根掘り体験(放射能測定用の試料採取)
・作物の放射能測定実習(大田原産米・大根・土壌と飯舘村産の比較)
・空間放射線量測定実習(放射線測定器を用いて実施)
・埋設土壌の放射線測定実習
・炭焼き窯再生工事現場見学
・夜間研修(放射線に関するクイズ大会・測定結果の解析

【11月15日(日)活動内容】

・長泥ゲートの見学
・空間放射線量測定実習2
・飯館牛牛舎・牧場の見学
・土壌博物館の見学
・飯館村地域おこし協力隊の方々との交流
・農業現場におけるIoT活用事例の見学
・実習の振り返り

各種実習や測定の結果、大田原市と飯舘村の米や大根、田園の土に差はない事を実際に体験し、放射線に関する正しい知識を実習を通して身につけることができました。また、震災から10年を迎えた復興の現状を見学し、希望と課題を肌で感じることができました。農業分野においては、以前の形への復興にとどまらず、IoTを活用した次世代の農業を試験的に取り組んでいる現場を目の当たりにし、生徒たちは大きな刺激を受けたようでした。