アカデミアとちぎ

アカデミアとちぎ

H29アカデミアとちぎについて

 「平成29年度アカデミアとちぎ(県教育委員会主催)」につきましては、
 本年度は本校で開催いたしません

 代わって、
 本校独自の企画「アカデミアさくら清修」を開催いたします
 詳細は、本HP内「さくら清修高校日誌(アカデミアさくら
          清修開催のお知らせ)」をご覧ください

アカデミア「生活を彩る焼き物づくり」講座

「生活を彩る焼き物作り」
本講座は、全6回の講座で陶芸(楽焼き・信楽焼き)と七宝焼きという3種類の実用的な焼き物作品の制作を体験していただいております。初回と2回目の講座では、信楽の赤味陶土により、複数の技法で、器の成形を行いました。3回目から5回目までの午前中は楽焼きと信楽焼きの絵付けと施釉、午後には毎回技法を変えた七宝焼きのアクセサリづくりを予定しています。最終日には信楽焼の器がうまく焼き上がるとよいのですが・・・・

※吉澤順一教諭は平成25年度から4年連続で毎回異なるテーマで開講しています。平成26年度は3講座、平成27年度は2講座を実施しました。

アカデミア『下野狂歌を読もう』第3回

第3回 名所・名物と糟粕園文庫


江戸時代、氏家・喜連川の名所・名物といえば「塩谷里」「狐川」「桜野里」があげられ、よく狂歌の題として詠まれました。河野守弘編『下野国史』や『扶桑名所名物集 下野国』にもこうした歌が収載されています。当地にも狂歌師の活動があり、氏家の糟粕園文車喜連川の千里庵竹虎が知られています。文車は狂名を塵塚ともいい、『方丈記』にある「文車の文、塵塚の塵」の一節から名付けたものと思われます。千里庵の歌は、宇都宮町の下野庵宮住の編んだ『狂歌写玉袋』に見られます。

アカデミア「もう一度読む古典」第2・3回報告

 アカデミアとちぎ「もう一度読む古典」の第2・第3日が、10月22日と11月5日に若杉俊明校長を講師として開催されました。
 第2日は『竹取物語』の冒頭、帝の求婚、そして昇天の場面を読みました。かぐや姫の、月の世界の人としての(超人的な)能力と、人間世界が持つ価値へのリスペクトが感じられ、日本の物語がこんなに早い段階で、これほどの完成度を持つことに驚かされました。
 第3日は「古典の中の子どもたち」と題しての講義でした。古典の中に現れる子どもたちのあどけない姿、けなげな姿をとらえ、その描かれ方の特徴を考えました。特に『源氏物語』と『しのびね』の比較から、様々なことに気づくことができました。古典は読み比べると面白いのだなと思いました。

アカデミア「能楽堂に行こう4」第4・5回

観世流謡曲・仕舞入門ということで『羽衣』のキリを稽古するのも10/29(第4回)11/5(第5回)となりました。

「東遊びの数々に(あずまあそびのかずかずに)」ではじまる「キリ」という部分は、「天の羽衣」を漁師白龍から返された天人が、優雅な舞を見せながら天上世界に帰って行くという場面です。一曲のクライマックスとというべき美しいシーンです。



能の基本はどこまでいっても「謡」です。聞けば簡単そうですが、謡ってみると音がとれない、合っているのかどうかわからない、本当にこれでよいのだろうか?そうです、皆はじめは迷うのです。
仕舞も同じです。手の上げかた、扇の扱い、足のすり方、膝を曲げる角度・・・同じ動きを数え切れないくらい繰り返し繰り返しするなかで、「この動き以外にない」という形に自然と落ち着きます。

アカデミア『もう一度読む古典』講座第1回

 アカデミアとちぎ「もう一度読む古典」の第1日が、去る10月8日に開かれました。この講座は、有名な古典教材に違った角度から光を当てて、その面白さを再発見しようというのが主旨です。講師は栃木県の誇るカリスマ国語教師として高名な若杉俊明校長です。受講予定の方々に混じって、本校国語科の先生方や、本校生の姿がありました。
 この講義ではまず、『枕草子』の序段、いわゆる「春はあけぼの」における感性が当時の常識から外れていることを確認しました。そして「春はあけぼの」で扱われている素材と『古今和歌集』の春・夏・秋・冬で扱われている素材とを比較しました。するとその2つが大きく「ずれ」ていることがわかりました。清少納言の強烈な自意識や、自己の記述に対する意識が感じられました。

 日本における「随筆の誕生」の瞬間に立ち会うことのできた貴重な2時間半でした。

アカデミア「能楽堂に行こう4観世流謡曲仕舞入門」講座第3回

『羽衣』の稽古も第3回目となりました。華やかで美しく大変人気のある曲ですが、謡の習得上、最初の難関ともいえる大事な曲です。キリという最終部に限定し、ご自分で謡って舞えるようにするというのが、全8回の目標です。開始時間よりも早くおいでになる方が多く、熱心に復習をなさっています。

後半は仕舞の稽古です。型の習得には近道はありません。

来年2月頃どこかで発表することを目標に頑張っています。

「秋山をめぐる」第4日

10月15日(土) 秋山をめぐる第4日は日光霧降高原の赤薙山を登りました。もとの霧降高原スキー場には天空回廊と呼ばれる1445段の階段がありますが、そこには行かず登山道から頂上を目指します。急な登山道を登り切りキスゲ平まで行くと関東平野から高原山、那須の山々、会津の山までが一望のもとに見渡せました。今回も地図の見方を学びながらの登山となりました。見晴らしはききませんが2010.5mの頂上には祠と鳥居があります。下りも景色を楽しみながら楽しく歩けました。
 今年の講座は今回で終了ですが、またどこかの山で皆さんと出会いたいです。それではまた来年!
   
   

アカデミア「籐工芸」第2回

10月8日
第2回目の講座は、前回作成した「結びの籠」に入れるお花作りでした。皆さん熱中なさって、予定よりも短時間で完成しました。

「和太鼓を体験しようー喜連川公方太鼓の皆さんと」講座



10月1日・8日
 喜連川公民館にて、喜連川公方太鼓の碓氷さんに和太鼓の基礎的な打ち方を習っているところです。3拍子のリズムを繰り返します。基本的な動作、立ち方や打ち方をマスターすることがとても大切だと教えてくださいました。
 最初は「せーの」で同時に太鼓を叩くのに、なかなか音がそろいません。音がそろうようになると、輪唱のような形で練習したり、回数を増やしてゆきます。単純なリズムを繰り返すだけのはずなのに、自分の音と他の太鼓の音とリードする金物の音を聞きながら、となるととても難しく、体と頭をフル回転させる充実した時間となりました。
 実際に公方太鼓の皆さんが演奏している楽曲のリズム練習も始まりました。「難しいけど楽しい」「もっとできるようになりたい」など参加者の皆さんからは前向きな感想を頂きました。

「秋山をめぐる」第3日

10月8日(土) 那須の紅葉を楽しむ
 実技講習第2日は那須へ行きました。沼原湿原から姥が平へのコースで静かな那須の紅葉を楽しむのが目的です。出発時は前回同様あいにくの小雨模様。紅葉もまだまだという感じでしたが、姥が平では紅葉に包まれた茶臼岳の姿を楽しむことができました。

   

「秋山をめぐる」第2日

10月1日(土) 塩原渓谷を歩く
 実技講習第1回目は塩原渓谷へ行きました。あいにくの小雨模様の中でしたが、塩原温泉ビジターセンターのレクチャールームをお借りして、お互いの装備・本日のコースの確認をして出発しました。この日は塩原渓谷遊歩道やしおコースを散策しながら、非常時の装備・地図の見方などを学びました。期待していた紅葉はまだまだでしたが、紅葉の絶景の気配だけ楽しみました。

   

「能楽堂に行こう4」講座開講

9月24日(土)開講式の直後、「能楽堂に行こう4観世流 謡曲・仕舞入門」講座が開講しました。講師は国語科の藤田智子教諭です。同教諭は本年6月に観世流能楽師師範の認定を受け、7月に能『経正』を県総合文化センターで披露しました。

  
『羽衣』を楽しむ            藤田智子

「能楽堂に行こう」講座も今年で4回目となりました。昨年は『鶴亀』という曲を楽しみましたが、本年は人気曲『羽衣』に挑戦します。キリ(最終部)の謡と仕舞の習得を目指します。
4年連続という方も多い中、本年は初めてという方も4名受講してくださり、総勢12名での開講となりました。能楽愛好の波が徐々に広がっていることをうれしく思います。
 第1回は『羽衣』の冒頭の謡を習い、『鶴亀』とは比較にならぬ難しさに皆さん困惑されたようです。そこで第2回は習う範囲を限定いたしました。前回同様、どこかの舞台で発表することを前提に、お稽古をして参ります。 

「籐工芸」講座開講

9月24日(土)開講式の直後、「籐工芸」講座が開講しました。講師はさくら市在住の籐工芸作家 印南真弓先生です。先生は平成9年師範の認定を受け、現在は県内数箇所に教室があります。アカデミアとちぎには3年連続で講師をお願いしております。10名の定員は募集開始からまもなくいっぱいになりました。
          

   「籐工芸」第1回       印南真弓

第1回目の作品は「結びの花籠」でした。講師があらかじめ下ごしらえした台の上の部分を受講生は講師や助手の指導で編んでゆきます。同じ材料を用いても、できあがった作品はひとつとして同じものはありません。約2時間でできあがりました。今回初めて籐に触れた方が、できあがった作品を前に「本当にあたしが作ったのかしら・・・」とうれしそうにおっしゃるのが、講師の喜びです。皆さんが「知らない自分」「見たもなかった自分」に出会ってくださるように祈っております。(談話)

「秋山をめぐる」講座開講

9月24日(土)開講式の直後、「秋山をめぐる」講座が開講しました。講師は数学科の後藤尚教諭と芸術科(美術)の吉澤順一教諭です。2人とも前任校での山岳部の顧問の経験を生かし本講座の講師をつとめます。初回はさくら清修高校工芸室にて顔合わせおよび、今後の実技講習について、計画立案、登山の装備、地図の知識などの打ち合わせを行いました。

「下野狂歌を読む」講座開講

9月24日(土)開講式に先立ち、「下野狂歌を読む」講座が開講しました。
講師は本校地歴科の竹末廣美教諭です。竹末教諭には『下野狂歌の歌びと』(随想舎)の著書があります。

       
第1回要旨       竹末廣美
江戸後期、広く庶民に愛された文芸に狂歌があります。
特に天明期に江戸で流行したことから「天明狂歌」とか「江戸狂歌」と呼ばれます。四方赤良(蜀山人)に代表されるが、栃木町にも有力な狂歌師がいました。
豪商「釜喜」の主人通用亭徳成です。今話題の歌麿の肉筆「雪」「月」「花」三部作は、徳成の叔父「釜伊」初代の善野伊兵衛の依頼により描かれたといわれます。
歌麿は、自らも筆綾丸(ふでのあやまる)という狂名を持ち、狂歌を通じて栃木町の豪商たちと親交を結んだようです.栃木町は多くの狂歌師を輩出しました。

アカデミアとちぎ開講式

9月24日(土)午後1時半からH28年度のアカデミアとちぎ開講式が行われました。
「知らない自分に出会う」というこの講座も今年で7回目を迎えました。
9講座の受講者81名(実数)のうち40名の方々がご出席くださり、自己紹介のあとめでたい『高砂』の謡を出席者全員でうたい、賑やかな式となりました。
  
   
 なお、9講座のうち「赤十字救急法講座」は終了し、「秋山をめぐる」「能楽堂に行こう4」「籐工芸」の3講座は満員となっておりますが、「もう一度読む古典」「下野狂歌を読む」「古代東山道を歩く」「和太鼓を体験しよう」はまだ余裕があります。
 詳しくは本校(電話028-682-4500)までお問い合わせください。

 また、講座の様子などはメニューの「アカデミアとちぎ」をクリックなさってご覧ください。