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校長室から
修業式 校長講話
皆さん、おはようございます。
先ほどは賞状伝達式を行いました。部活動や検定試験、校内のテスト等で多くの生徒がよく頑張ったと思います。良い結果が得られた人は、これを励みにさらに精進してください。頑張っているのになかなか結果が出ない人もいると思いますが、継続することが重要です。これからも努力を続けてほしいと思います。
さて、早いもので、令和7年度も修業式を迎えました。皆さんにとってどんな一年だったでしょうか。この一年間、私が皆さんに伝えたかったのは、自分の頭で考え、自ら主体的に行動できる人になってほしいということ、そして、大きな目標を立てて地道な努力を続けてほしいということです。ぜひこの1年を振り返って、自分が何を頑張ったのか、頑張れなかったのか、客観的に自分を見つめ直してから、次の学年に進んでもらいたいと思います。
勉強や進路については、先日の「進路状況説明会」で、卒業生が様々なアドバイスをしてくれました。成功の鍵として、「早めに勉強を始める」、「手帳でスケジュール管理をする」、「スキマ時間を有効に使う」など、参考になる話がたくさんあったと思います。聞いて終わりではなく、大切なのは、今後の生活にどう生かしていくかです。年度の変わり目は、自分を変えるチャンスの時でもあります。先輩たちの言葉を思い出して、決意を新たに明日からの春休みを過ごしてください。
カナダの精神科医エリック・バーン氏は「過去と他人は変えられない。自分と未来は変えられる」という名言を残しています。自分次第で未来は開けてくるものです。それぞれ、一年後、二年後の成功に向けて勉学に励んでくれることを期待しています。
それでは、今日は1つだけ、「やる気」について話をしたいと思います。
誰しも「やる気」が出ない時はありますが、脳科学的には「やる気」とは幻想のようなもので、行動することでしか引き出せないという研究があるそうです。例えば、「YouTube見てから勉強しよう」とか、「SNSをチェックしてから勉強しよう」ということでは脳はその気になってくれません。やる気が出てから勉強するのではなく、やる気が出なくてもとにかく鉛筆を持ってノートに書いていくことで、その後次第にやる気が引き出されるということです。「やる気」がでない時には、やる気が出るまで待つのではなく、まずは始めてみることが大切です。ぜひこの春休みに試してみてください。
また、「やる気」に関連して、勉強しなくてはと思いつつ勉強できないでいる人へ本を紹介したいと思います。喜多川泰さんの『手紙屋』という小説で、「~私の受験勉強を変えた十通の手紙~」というサブタイトルがついています。また、本の帯には、「何のために勉強するのだろう?」という大きな文字が書かれています。主人公は、大学に行きたいけれど勉強をやる気になれずに進路で悩む高校2年生。そこに現れた「手紙屋」という謎の人物が、手紙のやりとりを通じて主人公の夢の実現を手助けするという話です。主人公は、十通の手紙を通して、なぜ勉強が必要なのか、どのように勉強したらいいのかということがだんだん分かってくるというストーリーになっています。ちなみに7通目の手紙には「家に帰ってから最初に座る場所で、自分の人生が決まる」というタイトルが付いています。皆さんは家に帰って、最初に座る場所はどこでしょうか。勉強に悩んでいる人にぜひ読んでもらいたい本です。
さて、昨日教室準備をしてもらいました。20年間ずっと続いた6クラスも、次年度の新入生から5クラスになり、授業も50分授業になるなど変更点があります。令和8年度は、本校にとって変化の年になります。創立21年目となる新年度に向けて、皆さんの自覚と努力を期待したいと思います。
最後に、卒業生も基礎固めの重要さを言っていましたので、それを踏まえ、哲学者の和辻哲郎氏の言葉を贈ります。「成長を欲するものはまず根を確かにおろさなくてはならぬ。上に伸びることをのみ欲するな。まず下に食い入ることを努めよ」。ぜひ春休みに少しでも深く根を張れるように有意義な生活を送ってください。皆さんが春休みに一回り成長してくれることを願い、私の話を終わります。
卒業式 校長式辞
柔らかな春の日差しに包まれ、桜の蕾が膨らみ始める季節となりました。
この佳き日に、同窓会会長 和氣久一 様、PTA会長 大野光臣 様をはじめ、ご来賓の皆様、保護者の皆様のご臨席を賜り、令和7年度栃木県立さくら清修高等学校第18回卒業式を挙行できますことは、卒業生はもとより、在校生、教職員にとりましても大きな喜びであり、心より感謝申し上げます。
本校所定の課程を修了し、ただいま卒業証書を授与しました230名の卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。皆さんは今、このさくら清修高等学校において学業を成し遂げた喜びと、これから始まる新しい生活への期待に胸を膨らませていることと思います。同時に、本校で過ごした3年間の、かけがえのない高校生活の思い出が脳裏に蘇ってきているのではないでしょうか。
その心情は、私たち教職員も同じです。特に3年次担任の先生方は、一人一人の名前を呼びながら、皆さんと過ごした日々の一コマ一コマを思い返し、無事に皆さんを送り出せる喜びと安堵、そして言い知れぬ寂しさを感じていることと思います。
私が校長として皆さんと過ごしたのは1年間でしたが、皆さんは最上級生として、学業、部活動、生徒会活動、学校行事など、さまざまな場面で大きな存在感とリーダーシップを発揮してくれました。特に今年度は創立20周年の節目の年であり、学校を盛り上げようと、何事にも真摯に、そして前向きに取り組む姿が大変印象的でした。球技大会や体育祭では三年生の団結力と力強さを示し、桜花祭では限られた時間の中で工夫を凝らし、新たな挑戦にも果敢に取り組んでくれました。
部活動においては、陸上競技部の6年ぶりのインターハイ出場、美術部の全国高文祭・マンガ甲子園出場、弓道部の関東大会出場など、上位大会への進出をはじめ、県大会でも多くの部が素晴らしい成果を挙げました。また、本校の特色であるボランティア活動にも積極的に参加し、地域とのつながりを一層深めてくれました。こうした実績は、3年生の確かなリーダーシップの賜物であり、その姿勢は後輩たちにとって良き手本となり、確実に受け継がれています。
しかし、3年間の高校生活では、思うようにいかないことの方が多かったかもしれません。勉強しても成績が伸びず悩んだこと、部活動で努力しても結果が出ずに自信を失いかけたこと、進路選択に迷い、不安や葛藤で涙を流したこともあったでしょう。けれども、そうした苦しさや悔しさを乗り越える経験こそが、人を強くし、成長させてくれるのです。たとえ望む結果に届かなかったとしても、挑戦したこと自体に大きな価値があります。その挑戦は、「経験」というかけがえのない財産となり、これから歩む道のどこかで必ず皆さんを支えてくれるはずです。これまでの努力に自信と誇りを持ち、胸を張って前へ進んでください。
さて、世界に目を向けてみますと、紛争の激化・長期化など不安定な情勢が続き、国内では人口減少、デジタル技術の急速な進展、異常気象や自然災害など、先行きの見えにくい状況が続いています。特に生成AIは近年、想像を超えるスピードで発展を遂げ、社会や産業の在り方を大きく変えつつあります。そのため、あたかもAIが万能であるかのような錯覚に陥りがちですが、AIもあくまで一つの道具、ツールにすぎません。使い方を誤れば、逆に自分や他者を傷つけることにもなり得ます。どれほど科学技術が進歩しても、最終的に問われるのは、それを使う人間の倫理観や人間性です。そうした意味で、AIの進化が進む時代だからこそ、より一層モラルや人としての在り方が大切になっていると言えるでしょう。そのような中、学生として、あるいは社会人として新たな一歩を踏み出す皆さんに、2つのことをお伝えしたいと思います。
第一に、高校3年間で学んだこと、身につけた力を糧として、確固たる自己を確立し、社会の一員として地域に貢献できる人になってほしいということです。若者が都市部へ流れ、地方の力が弱まりつつある今、地域創生は大きな課題となっています。先日閉幕したミラノ・コルティナ冬季オリンピックで活躍した10代・20代の若い選手たちの姿は、私たちに大きな感動と希望を与えてくれました。スポーツに限らず、どの分野においても、若者の柔軟な発想と行動力は社会に新たな力をもたらします。これまで数多くの方から受けてきた恩恵を、今度は与える立場になって、力を発揮してくれることを期待しています。
第二に、常に感謝と思いやりの心を大切にし、誠実に生きてほしいということです。今日この日を迎えるまで、変わらぬ愛情で支え続けてくださったご家族、時に厳しく、時に温かく寄り添ってくださった先生方、そして地域の皆様への感謝の気持ちを忘れずに歩んでください。そして何より、皆さんはこの3年間で、かけがえのない友情と信頼関係を築いてきました。その絆をこれからも大切にし、苦しい時には支え合いながら困難を乗り越えていってほしいと思います。人は一人では生きていけません。これまで育んできた仲間との友情を一生の宝とし、これから出会う多くの人々ともより良い関係を築き、人間性豊かに成長してくれることを願っています。
保護者の皆様、本日、卒業という節目を迎えられたお子様の晴れやかな姿に、感慨もひとしおのことと拝察いたします。これまで励まし、温かく見守ってこられたご労苦に深く敬意を表しますとともに、教職員一同、心よりお祝い申し上げます。また、本校の教育活動に対し、3年間にわたり多大なるご支援とご協力を賜りましたことに、改めて厚く御礼申し上げます。
結びに、卒業生の皆さんが本校の校訓「自主自立」「進取創造」「敬愛協働」を胸に、自らの可能性を信じ、未来を力強く切り開いていかれることを心から祈念いたします。併せて、本日ご臨席の皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げ、式辞といたします。
第3学期始業式 校長講話
皆さん、明けましておめでとうございます。
年末年始は風邪など引かず元気に過ごせたでしょうか。暦の上では、1月5日が二十四節気の「小寒」でした。「寒さが小さい」と書きますが、実際にはこの頃から寒さが厳しくなり、次の節気「大寒」に向けてさらに冷え込んできます。今日から3学期が始まり、寒さも本格化しますので、登下校そして健康には十分注意して過ごすようにしてください。
さて、昔から「一年の計は元旦にあり」という言葉があります。皆さんは、年の初めにしっかりと「目標」を立てることはできましたか。特に3学期は、1年間の締めくくりであると同時に、次の学年や進路に向けた準備期間でもあります。期間は短いですがとても重要な学期です。勉強や部活など、人によって力の入れどころは違うと思いますが、ぜひ具体的な目標を立ててください。目標は、頭の中で思っているだけではなく、きちんと手帳や紙などに書いて、いつでも見えるようにしておくことが大切です。年の変わり目や学期の変わり目といった節目を利用して、自分を変えるきっかけにして欲しいと思います。今年は午年であり、「スピード」「行動力」「前進」「勢い」を象徴していると言われます。立ち止まらず、自分の目標に向かって力強く走り抜けてくれることを期待します。
今日は1年の始まりでもあるので、この1年をどう過ごすかということで、「時間」について少し話をします。時間は誰にでも平等に与えられていて、それをどう使うかはその人次第というのはよく言われることです。時間は平等というのはその通りですが、同じ1年でも、不思議なもので年齢を重ねるにつれて時の経つのが早く感じるようになってきます。皆さんの中にも、小中学生の頃より今のほうが時間の経過が早いと感じている人がいると思います。これは、19世紀のフランスの哲学者の名前をとって「ジャネーの法則」と呼ばれています。具体的には、「人生のある時期に感じる時間の長さは年齢の逆数に比例する」という法則で、例えば、10歳の子どもにとっての1年は人生の10分の1ですが、20歳の大人にとっての1年間は20分の1、50歳の人にとっては50分の1になります。つまり、歳を取るにつれて自分の人生における「1年」の比率が小さくなるため、体感として1年が短く、時間が早く過ぎるように感じるというものです。これは高校の3年間にも言えることで、学年が上がるにつれて少しずつ時間の流れが速く感じるようになり、また、高校卒業後はもっと加速していくということです。ぜひそのことを意識して過ごしてほしいと思います。時間をどう使うかは自分次第なので、時間に流されることなく、この1年、自分のやりたいことに打ち込んで中身の濃い時間を過ごしてほしいと思います。
さて、3年生はいよいよ共通テストが近くなってきました。まだ時間はありますから、最後まであきらめずにベストを尽くしてください。今年の箱根駅伝で優勝した青山学院大学は、1区の時点では16位でした。予定通り行かないことも出てくると思いますが、大事なのは、周囲に惑わされることなく、常にプラス思考で目標に向かって進んでいくこと、最後まであきらめないこと。これが良い結果を生み出します。進路が決まった人も、残りの高校生活をしっかりやり切ってください。「有終の美」という言葉があります。最後まで最上級生らしく立派に行動してくれることを期待しています。
1、2年生。令和8年は、さくら清修高校21年目に突入します。新たな歴史を作っていくのは、皆さんです。1年生は2年生0学期、2年生は3年生0学期のつもりで高い意識を持って勉強や部活などに励んでください。大きな目標を掲げて、有言実行で頑張ってくれることを期待しています。
では、皆さんのますますの活躍を祈念して、3学期始業式の挨拶といたします。
第2学期終業式
皆さん、おはようございます。
長かった2学期も今日で終わりとなります。令和7年ももうすぐ終わるので、まずは今年あった出来事を少し振り返ってみたいと思います。
毎年12月になると、京都の清水寺で「今年の漢字」が発表されますが、今年は「熊」でした。ちなみに、僅差で2位だった漢字は「米」です。
全国的なニュースとしては、大阪万博の開催、初の女性首相誕生やアメリカ大リーグでの日本人選手の活躍、夏の平均気温が統計開始以降最も高かったという報道もありました。その他、新語・流行語大賞では、「戦後80年、昭和100年」、「国宝(観た)」などもありました。
本校にとっては、今年は創立20周年記念の節目の年でした。桜花祭、体育祭は20周年記念の冠行事として実施し、生徒の皆さんも20周年を盛り上げるためにいろいろと工夫を凝らしてくれました。記念式典では20周年のロゴマークを入れた記念品も作成し、来賓の方々からは、式典に臨む態度が素晴らしかったとお褒めの言葉もいただきました。また、昨日まで実施されていた「さくら清修アートフェスタ」も保護者や地域の方に日頃の学習の成果を観ていただく良い機会だったと思います。私も作品を見ましたが、とても素晴らしいものが多く感心しました。その他様々なことがありましたが、各自2学期を振り返ってから、冬休みを迎えてほしいと思います。
さて、先ほど賞状伝達で多くの生徒に賞状を渡しましたが、今日は部活動で印象に残ったこととしてダンス部のダンス新人大会での話をしたいと思います。私は高体連のダンス専門部長をしている関係で大会役員として県の新人大会を観ていました。「創作コンクール部門」での本校ダンス部の演技はとても完成度が高く、すべての演技が終わった段階で、優勝を期待できるくらい素晴らしいものでした。しかし結果は、第3位。結果発表の際、私はステージ上から、観客席に座っている生徒の様子を見ていましたが、審査委員長から第3位の発表があっても誰一人喜んでいる生徒はいませんでした。入賞して歓声が上がる学校、嬉しそうに賞状を受け取る学校が多い中で、本校の生徒には笑顔は全くありませんでした。県で3位というのは立派な成績ですが、その結果には全く満足していない、悔しそうな表情に見えました。本気で優勝を目指していたからこそだと思いますが、私には、その様子が強く印象に残りました。
ダンス部だけでなく、この2学期悔しい思いをした人も多いと思います。その悔しさをバネに、次はもっと上を目指して頑張ってくれることを期待しています。
2学期の終わりに当たって皆さんに伝えたいのは、高い目標を持って本気で取り組むと今までと違う世界が見えてくるということです。低い山から見る景色と高い山から見る景色では、見える景色が全然違います。それは、部活でも、勉強も同じです。同じ時間を掛けてやるなら、一生懸命やったほうが達成感もあるし、成長にもつながります。もうすぐ新年を迎えますので、ワンランク上の高い目標を定め、その目標に向かって努力してください。
最後に学年毎に一言。
1年生。高校生活にも慣れて多くの人が頑張っている一方で、目的を持たず何となく毎日を過ごしている人もいるようです。やるべきことを後回しにしていると、2、3年生になって取り返すのに何倍もの時間と労力が必要になってきます。今やるべきことにしっかり向き合っていきましょう。
2年生。修学旅行も終わり、意識はもう受験生にならなければいけません。スタートが早ければ早いほど、良い結果につながります。勉強も部活も一生懸命取り組んでください。
3年生。進路実現に向けて努力し、粘り強く頑張った2学期だったと思います。進路が決まった人は、自分を見つめ直し、次に何が必要か考えて冬休みを過ごしてください。これから受験を迎える人は、目標に向かってブレずに進むことが大切です。この時期に不安や焦りを抱くのは皆一緒です。今までやってきたことを信じて、最後まで頑張ってください。
それでは、インフルエンザもまだ流行っているので、健康には十分気をつけて、また事件や事故に巻き込まれないように注意して、充実した冬休みを過ごし、新しい年を迎えてください。3学期の始業式でまた元気に会いましょう。以上で終わります。
創立20周年記念式典式辞
山並みが色づき、菊花の香り漂う今日のよき日に、栃木県教育委員会委員 尾崎宗範 様、さくら市長 中村卓資 様をはじめ、御来賓の皆様の御臨席を賜り、栃木県立さくら清修高等学校創立20周年記念式典が挙行できますことは、大きな喜びであり、学校を代表して心から御礼申し上げます。これもひとえに、本校の歴史と伝統を築いてこられた歴代の校長先生をはじめ、教職員の皆様、そして、保護者、同窓会、地域の皆様の温かい御支援と御尽力の賜であり、関係の皆様に深く感謝の意を表したいと思います。
本校は、平成18年、氏家高等学校と喜連川高等学校の長い歴史と伝統を受け継ぎ、総合学科の高校として開校しました。創立以来、「自主自立 進取創造 敬愛協働」を校訓に掲げ、生徒一人ひとりの興味・関心や進路希望に応じて、幅広い分野から科目を選択できる総合学科の特色を生かし、主体的な学習と進路の探究を重視した教育活動を展開して参りました。
生徒は希望の進路実現に向けて、学習活動や探究活動をはじめ、学校行事や部活動、生徒会活動、ボランティア活動などに積極的に取り組んでいます。
さて、この10年を振り返ってみますと、部活動においては、平成29年のサッカー部関東大会ベスト4、令和元年の陸上競技部110mハードル全国大会3位をはじめとし、多くの輝かしい成績を収めてきました。今年度も陸上競技部が関東・全国大会に、弓道部が関東大会に出場するなど、活発に部活動が行われております。また、文化部では、美術部がこの4年間で3回のマンガ甲子園に出場を果たし、併せて今年度は全国高等学校総合文化祭に作品を出品するなど、着実に実績を重ねております。
ボランティア活動については、平成28年に、本校生の永年にわたる多様なボランティア活動が、さくら市の街づくりに貢献し、その活動する姿が市民に元気と感銘を与えたとして、さくら市から感謝状をいただきました。その後も伝統は受け継がれており、現在も、さくら市内の様々な行事に多くの生徒がボランティアとして参加し、人間的な成長の糧となっています。
地域や大学との連携においては、平成29年に国際医療福祉大学と高大連携協力の覚書を締結し、翌30年にはさくら市と包括連携協定を結ぶなど、相互の連携を強化し、特色ある活動を展開してきました。今年度は新たに学校運営協議会を設置し、小中学校や大学、保護者、地域の方から幅広く意見をいただく機会を設け、本校のさらなる魅力化・特色化に向けて取り組んでいるところです。
これらの成果は、生徒・教職員のたゆまぬ努力、関係各位の御支援の賜でありますが、開校以来の安定した歩みは、氏家高等学校と喜連川高等学校の歴史と伝統の上に成り立っていることを忘れてはなりません。ここに、両校の沿革を紹介したいと思います。
氏家高等学校は、今から101年前の1924年、大正13年に栃木県立氏家高等女学校として開校しました。その後、男女共学化を経て、昭和26年には栃木県立氏家高等学校となり、平成6年には全国初の総合学科を設置し、平成20年3月に閉校となりました。卒業生は22,283名を数えています。
喜連川高等学校は、今から79年前、戦後間もない1946年、昭和21年に栃木県立喜連川農学校として開校しました。昭和26年には栃木県立喜連川高等学校と改称され、その後、時代の要請に応えながら歩みを進めてきましたが、平成20年3月に閉校となりました。卒業生は9,784名を数えています。
このような歴史と伝統を持つ二校が統合され、新しくさくら清修高等学校が誕生して20年目を迎えました。平成21年3月に1期生を送り出して以降、卒業生は3,955名となり、氏家高等学校、喜連川高等学校の卒業生を合わせると卒業生総数は36,022名に達し、同窓生は、県内外の各分野において活躍しています。
在校生の皆さん。皆さんは、さくら清修高等学校の新たな歴史を築く担い手です。これまでの先輩方が築いてきた歴史と伝統を胸に刻み、挑戦する気持ちを忘れず、高い目標をもって頑張ってください。大切なのは、今目の前にあることに真摯に向き合い、集中し、精一杯努力することです。小さなことの積み重ねが大きな結果を生み出します。校歌の歌詞にある「友よ たくましく歩み出そう」、「友よ 未来への道を拓こう」の言葉のとおり、仲間とともに切磋琢磨し、将来、社会で活躍できる有為な人材となることを期待しています。
私たち教職員も、次の10年に向けて、これからも家庭や地域とのつながりを大切にし、生徒一人ひとりが未来を切り拓く力を育む場として、さらなる発展を目指してまいります。
結びに、本日ご臨席賜りました皆様に改めて感謝申し上げますとともに、今後とも本校の教育活動に対し、変わらぬご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げ、式辞といたします。
令和7年11月13日
栃木県立さくら清修高等学校長
小 林 克 明
2学期始業式式辞
皆さん、おはようございます。36日間の夏休みがおわり2学期が始まりました。
今年の夏は例年以上に暑さが厳しく、記録的な猛暑が続きました。7月には北海道の北見市で39.0℃、8月5日には群馬県の伊勢崎市で過去最高となる41.8℃を記録するなど、全国的に本当に暑い夏でした。そんな中、勉強や部活動、さまざまなボランティア活動など、本当にご苦労様でした。学校が始まりますので、生活のリズムを整えて新たな気持ちで頑張っていきましょう。この暑さはまだ続きそうですので、明日からの桜花祭でも、各自熱中症予防に心がけてください。
まずは、昨日の新聞で気になったニュースを二つ話します。
一つ目は、「ゲーム依存」の話です。新聞記事によると、ゲーム依存の疑いがあると判定された県内高校生の割合は、17.3%。5、6人に1人の計算ですから、もしかすると本校にもいるのかもしれませんが、長時間のゲームは心身への悪影響を及ぼします。他県ではスマホの使用を2時間までとする条例ができたところもあるようですが、ゲーム依存症にならないように、自制しながら使うようにしてください。
もう一つは、クマ出没のニュースです。クマの目撃情報が全国各地で相次いでいますが、さくら市でも目撃情報があったと報道がありました。8月26日午前3時頃、早乙女地内で、体長約1メートルのクマ1頭が目撃されたとのことです。通学で近くを通っている人は、十分注意してください。また、万が一クマを目撃した時には絶対に近づかず、すぐに警察に連絡するようにしてください。
それでは、今日のメインの話、井村屋グループの代表取締役会長さんの講演を聞く機会がありましたので、そのことを少し話したいと思います。皆さんは井村屋という会社を知っていますか。あずきバー、肉まん・あんまんなどがあり、主力商品のあずきバーは年間3億本も売れているそうです。会長の中島伸子さんは、アルバイトから初の女性社長、そして会長へと抜擢された異色の経歴を持つ方で、これまでの壮絶な人生について話を聞いてきました。
1972年、中島さんは19歳のときに、福井県で起きた列車火災事故に巻き込まれました。700人以上の死傷者が出た大きな事故ですが、中島さんはその生存者の一人です。列車火災の中で、向かい側に座っていた3人の子どもを連れた母親から「この子だけでも逃して」と託され、5歳の子を連れて逃げようとしましたが、自分自身も煙に巻かれて意識を失い、母子4人とも亡くなったことを後に知らされます。中島さんは火災の影響で喉を傷め、声が出なくなり、それまで教員になる夢をもっていましたが、諦めざるを得なくなりました。そんな絶望の中、父親から手紙が届きました。そこには「『辛』という字に一本足せば『幸』になる。君だけの“プラス1”を探しなさい」と書かれており、それが彼女の人生の支えとなったそうです。
その後、結婚して、福井営業所で経理事務のアルバイトとして井村屋に入社。アルバイトながら、お客様の声を改善提案として提出したり、自分が作った標語が会社に採用されたりしました。正社員になることを勧められても、声が出るようになったら教員になりたいという思いがまだあったので、断っていたそうですが、次第に誠実な社風に惹かれていき、正社員となることを決意します。正社員になってからも大変なことがたくさんあり、当時は女性ではまだあまりいなかったトラック運転手をしたり、営業職をしていたときには「女のセールスマンなんて」と言われ、まともに取り合ってもらえないこともあったと話していました。それでも負けずに、謙虚さと粘り強さで信頼を築き、支店長になり、副社長、そして社長に就任。70歳を超えた現在も代表取締役会長として活躍し、女性の待遇改善に取り組んでいるとのことでした。
印象的だった言葉に「自分の人生のハンドルは自分しか握れない」というものがあります。これは、困難な状況に直面した時でも、自らの意思と行動で道を切り拓いていくことが大切だという意味です。さらに、「人生において大きな壁にぶつかったときには、その壁に扉の絵を描き、その扉の鍵は自分自身が持っている、自分の心の中から鍵を引き出して、扉を開けていく力強さがあれば、どんな困難にも立ち向かえる」とも語っていました。
90分の話のほんの一部だけなので伝わったかどうか分かりませんが、端から見ると、順風満帆に見えても、知らないところでいろんな辛い思いや苦労をされていて、それを乗り越えて今があるんだなと感じた講演でした。
皆さんも、思わぬことが起きたり、進路のことや人間関係などで悩んだりすることがあると思いますが、悩むというのは一生懸命考えているということだと思うので、決して悪いことではありません。「自分の人生のハンドルは自分しか握れない」という中島さんの言葉どおり、自分で進む道を決め道を切り拓いていく、そんな強い力を身につけてほしいと思い、紹介させていただきました。
さて、長い2学期が始まります。
一人一人がさくら清修高校生としても自覚と誇りを持って、充実した学校生活を送ることを期待して式辞といたします。
まずは、桜花祭頑張っていきましょう。
1学期終業式式辞
皆さん、こんにちは。
今年は6月からずっと暑い日が続いて大変だったと思いますが、本日で1学期も終了です。先ほど、壮行会、賞状伝達式を行いましたが、生徒の皆さん全員が、様々な場面で自分の力を発揮してくれたのではないかと思っています。
さて、始業式では二つのことを話しました。
一つは、誰かに引っ張られるのではなく、自分で主体的に考えて行動する、グライダーではなくて飛行機になろうという話。もう一つは、毎日小さな目標を立てて、それをクリアしながら、大きな目標に向かって頑張っていこうという話です。
勉強や部活、生徒会、ボランティア活動など、一人一人取り組んできたことは違うと思いますが、ぜひ、1学期の自分の良かった点、悪かった点をしっかり振り返ってから、気持ちを新たに、夏休みをスタートさせてもらいたいと思います。
私も一学期を振り返ると、勉強や部活動、学校行事など、皆さんの頑張っている姿をいろんなところで見ることができました。特に部活動の大会では、全ての大会を見に行くことができませんでしたが、一生懸命プレーする姿を見せてもらいました。勝った試合だけではなく、僅差で敗れた惜しい試合や力の違いを見せつけられた試合もありましたが、どの試合でも最後まであきらめずに頑張っていたと思います。納得のいく結果を出せず、悔しい思いをした人もいると思いますが、そういう人は、その悔しさをエネルギーに変えて次の目標に向かって進んでほしいと思います。負けた時こそ学ぶことは多いと思うので、1、2年生はお世話になった3年生を越えることが恩返しですから、ぜひ悔しさをバネに頑張ってください。期待しています。部活を引退した3年生は本当にご苦労様でした。切り替えが大切ですので、次は進路に向かって頑張っていきましょう。
また、頑張っている人が大勢いる一方で、残念だったのが、生徒指導を受ける生徒が何人か出てしまったことです。うっかり、あるいは軽い気持ちでやってしまったことが、自分自身の信頼を損なうだけでなく、学校や生徒全体の信頼や品位を失うことにつながります。今年は本校創立20周年です。皆さんの先輩方が築いてきたさくら清修高校の歴史と伝統にさらに磨きをかけてほしいと思います。何かしようとするときには一旦立ち止まって、自分の行動が周囲にどんな影響を与えるのか、よく考えてから行動してください。皆で素晴らしいさくら清修にしていきましょう。
さて、振り返りが長くなりましたが、夏休みに向けて3つのことを話します。
皆さんは夏休みが何日あるかすぐ答えられますか? 答えは36日、一年のおよそ10分の一です。その36日間を無駄に過ごさないために、きちんと計画を立てるようにしましょう。1週間毎の計画、そして一日毎の計画などを手帳にまとめていくといいと思います。ポイントは、「見える化」することです。見える化することで、頭で考えていたよりもずっと、やるべきことや課題がはっきりと見えてきます。何か大きなことを成し遂げようとするときに、具体的な計画も立てずに、行き当たりばったりというのはないと思います。ぜひ目標達成に向けて、しっかりと計画を立てて、そして計画通りに進んでいるか毎日確認しながら進めてほしいと思います。計画を手帳で管理していくというのは、大人になってからも役に立ちますので、今から習慣にしてほしいと思います。
二つ目。皆さんは「1.01と0.99の法則」というのを聞いたことがあるでしょうか。1を基準として、毎日0.01、つまり1%だけ余分に、1.01の努力する、それを365日続けるとどうなるか。1.01の365乗です。すると驚いたことに、37.78でおよそ38倍になるそうです。逆に1%サボって0.99だと、1年経った後には、1.01の場合とものすごく大きな差がついてしまう。実際に計算してみてください。これは、毎日のちょっとした頑張りが大きな差を生むことを数字で示したものですが、夏休みは、勉強でも部活でも何でもいいので、自分のやりたいことに1%でも多く努力してほしいと思っています。もうやめようかなと思ったときに、もうちょっとだけ努力してみてください。きっと夏休みが終わった頃には自分でも成長を実感できると思います。これが伝えたい2つ目です。
最後3つ目ですが、夏休みに読んでほしい本の紹介です。私は専門が国語なので、ぜひ皆さんに図書館を活用してもらいたい、本を読んでもらいたいと思っています。図書館にはどんどん新しい本を入れてもらっているのですが、近年貸し出し数があまり芳しくないという話も聞いています。ぜひ、夏休みにはスマホを手放す時間を作って、読書をしてほしいと思います。静かな場所で本の世界に没頭し、自分自身と向き合う時間を作ってください。読書をすることで、新しい何かを手に入れることができるはずです。
この夏私が勧める本は、恩田陸さんの『夜のピクニック』(新潮文庫)です。主人公は、高校生で、高校の伝統行事である「歩行祭」を舞台として展開される青春小説です。ちょっと前に書かれた本で最新刊ではないですが、楽しく読めるのではないかと思います。
3つ話しました。繰り返すと、
①夏休みの予定を見える化する。
②毎日プラスで少しだけ努力してみる。
③スマホを手放して読書の時間を作る。
以上、3点です。高校生の夏休みというのは、過ごし方次第で最も成長できる時間だと思うので、だらだら過ごしてしまうのはもったいないです。ぜひ皆さんの夏休みが充実したものとなるよう期待しています。もし、夏休み中に何か起きて、先生に相談したいことが出てきたら遠慮なく連絡してください。いつでも話を聞きます。
それでは、健康に気をつけて夏休みを過ごしてください。また2学期の始業式でお会いしましょう。以上で式辞といたします。
1学期始業式式辞
新入生240名を迎え、全学年そろって新学期が始まります。
一人一人の思いも異なるとは思いますが、皆さんが胸に秘めている今の思いや決意をずっと持ち続けて、一日一日を大切に過ごしてください。
では、1学期のスタートに当たり、3点お話しします。
1点目。「飛行機人間」と「グライダー人間」の話をしたいと思います。これは、大学教授で英文学者、評論家でもある外山滋比古さんという方が使った言葉です。外山さんの書いた文章は、国語の教科書に載っていたり、あるいは大学入試などに出題されたりしますので、聞いたことある方もいるかと思います。外山さんは数年前になくなられましたが、九〇歳を過ぎても現役で執筆活動を続けていました。最もベストセラーとなったのが『思考の整理学』という本で、「飛行機人間」「グライダー人間」という言葉はそこで使われているものです。
飛行機とグライダーは、空を飛ぶのも同じで、遠くから見るとよく似ている訳ですが、大きな違いは、グライダーは誰かに引っ張られないと自力で飛ぶことができないが、飛行機は誰かの力を借りずとも自分で飛び立てるという点です。外山さんは、「誰かに引っ張られて飛ぶグライダー型ではなく、自分の頭で考え、自力で飛び回る飛行機型人間こそ必要」と述べています。誰もが最初はグライダーだと思いますが、いずれは飛行機のように自分で飛ぶ力を身につけなければなりません。今社会で求められているのは、まさしく飛行機型の力です。
ではどうすればそういう力が身に付くのか、それは何事も受け身ではなく、自分で考えて主体的に行動することです。一例を挙げると、皆さんは、普段の生活の中で、「先生、どうすればいいですか」とか「次は何をやればいいですか」と言ったりすると思います。それを是非変えてください。数学の質問にいくときには、「解き方がわからないので教えてください」ではなく、「こういうふうにやってみたんですけど、ここから先がわかりませんでした。でも考え方は合っていますか」とか、部活なら「今日の練習メニューはなんですか」ではなく、「今日はこういう練習をしたいんですけど、どうですか」というように、全部教えてもらおうとするのではなく、まずは考えた結果を伝えて、その後アドバイスをもらうということを繰り返していけば、飛行機型の力が身につくのではないかと思います。ぜひ、グライダーから飛行機になることを意識して、一学期を過ごしてほしいと思います。
次に2点目。2、3年生には、4日の登校日の日に、「目標を持って努力してほしい」という話をしましたが、今日は、元大リーガーで日本人初の野球殿堂入りを果たしたイチロー選手の言葉を紹介したいと思います。イチロー選手は、日本のプロ野球から大リーグに渡って、主にシアトルマリナーズというチームで活躍しましたが、日米通算4367安打という前人未踏の記録を始め、数々の記録を打ち立てました。彼の目標設定に関する言葉です。
「目標は高く持たないといけないんですけど、あまり高すぎると挫折してしまう。だから小さくとも自分で設定した目標を一つずつクリアして満足する。それを積み重ねていけば、いつかは夢のような境地にたどり着く」。このような言葉を残しています。
今の自分とかけ離れた目標ではなく、努力すれば手の届く目標を立てることの大切さやそれをクリアすることで得られる達成感や満足感が、次への意欲につながっていくということを言っています。皆さんも大きな最終目標だけでなく、今日はこれをやろうとか、ここまでやろうとか、毎日小さな目標を立てて、達成感を味わいながら毎日を充実したものにしてほしいと思います。
3点目は、皆さんに期待することを学年ごとに話していきたいと思います。
まず3年生。3年生は、いよいよ勉強も部活も集大成となる最終学年です。部活動をやっている人は、多くの部で最後の大会が迫っています。結果も大事かも知れませんが、どれだけ一生懸命取り組んできたかの方がもっと大切だと思いますので、悔いを残さないように最後までやり切ってください。限られた時間の中で部活も勉強もやらなければならないわけですから、時間を大切にして、スキマ時間を有効に活用するなど、工夫しながら頑張ってほしいと思います。集中力とメリハリ、そして切り替えを大切にしてください。
次に2年生。2年生はターニングポイントになる学年です。1年が終わって、勉強でも部活でもなんとなく自分の立ち位置というか、自分の力はこのくらいなのかな、と思い始めている人もいるかもしれません。でも「自分で自分の限界を決めずに」頑張ってほしいと思います。ここで目標を持ってもうひと頑張りできるか、なんとなく日々の生活に流されて惰性で過ごしてしまうか、そこは自分次第です。勉強しても伸びない時期とか、部活で頑張っているのにうまくならない時期というのは、誰にでも必ずあります。その時にどれだけ粘れるか、我慢して続けられるかが大切です。その辛い時期を乗り越えられれば、また力がついてきます。頑張ってください。また、2年生には、あらゆる面で1年生の見本となってくれるよう期待しています。
最後に1年生。1年生には、入学式で「自分の頭で考えて、自分で判断してほしい」ということ、「自分も他人も大切にしてほしい」という二つの話をしました。これまでとは環境が変わるので、まずは新しい慣れること、そして学校生活に慣れてきたらやりたいことにどんどんチャレンジしてほしいと思います。大切なのは、考えているだけではなくて、行動することです。行動すれば、次にやるべきことが見えてきます。今日はこの後部活動紹介もありますので、いろいろ見たり聞いたりしながら興味を持った部活に入ってほしいと思います。失敗を恐れずチャレンジし、自分の世界を広げてくれることを期待しています。
いくつか話をしましたが、1学期を過ごす上では、行き詰まって悩んだり、迷ったりすることもあると思います。そういうときには、一人で悩まずに、是非友達や先生に相談してください。
それでは、まずは皆さんが元気であること、そして、一学期が充実した日々となることを期待して、式辞といたします。
入学式式辞
寒暖を繰り返しながら、待ちわびた春がようやくやってきました。桜咲き誇る今日のよき日に、同窓会会長 和氣 久一様、PTA会長 大野 光臣様をはじめ、御来賓の御臨席を賜り、保護者の皆様の御列席のもと、令和七年度栃木県立さくら清修高等学校第二〇回入学式を挙行できますことは、本校教職員にとりましても大きな喜びであり、学校を代表して心から御礼申し上げます。
ただ今入学を許可した二四〇名の新入生の皆さん、本校への入学、まことにおめでとうございます。
さて、本日、晴れて皆さんが入学した本校は、氏家高等学校と喜連川高等学校の長い歴史と伝統を受け継ぎ、各自の興味や関心、進路に応じた幅広い科目選択と主体的な学習が特徴である総合学科の高等学校として、平成十八年に開校しました。「自主自立」「進取創造」「敬愛協働」の校訓を掲げ、生徒たちは学業のみならず、特別活動にも熱心に取り組み、成果を上げている活気溢れる学校です。今年は創立二〇周年の節目を迎える年であり、尚一層の飛躍する時期にさしかかっています。
これから新しい歴史を築いていく新入生の皆さんに、この三年間で大きく成長することを期待して、二つのことを話したいと思います。
一つ目は、「自分の頭で考えて、自分で判断する」ということです。他人から言われてやるのではなく、自分の意思で、自ら進んで行動するということです。現代社会は、様々な情報にあふれ、人々の価値観は多様化し、変化の激しい予測困難な時代となっています。そのような社会を生き抜くには、「自分で考え、判断し、主体的に行動すること」が必要となります。単に受験に合格できる力ではなく、その先に待ち受けている社会で自立して生きていくために必要な「生きる力」を、是非身につけてほしいと思います。しかし、このような力は一朝一夕で身につくものではありません。高校生活三年間はあっという間に過ぎていきます。日々の授業はもちろんのこと、ぜひ、学級活動、生徒会活動、部活動、そして学校行事に、主体的に、一生懸命に取り組み、逞しく生きる力を身につけてください。
二つ目は、「人を大切にする」ということです。これは、「自分も他人も大切にする」ということです。今ここにいる皆さんは一人一人、本当に「かけがえのない」存在です。「かけがえのない」とは、「代わりがきかない、たった一つの大切なもの」ということです。皆さんは、これから始まる高校生活でたくさんの人に出会い、様々な経験をしていくことになります。そのふれあいの中で、ともに学び、ともに喜び、励まし合える「真の友人」「かけがえのない友人」をつくってください。高校時代の切磋琢磨の中から生まれる友人は、一生にわたって皆さんの力となってくれるはずです。人を大切にし、優れた仲間と互いに切磋琢磨し、他人の痛みがわかる人間、心豊かで活力ある人間に成長していってください。
最後になりましたが、保護者の皆様方、お子様の御入学を心よりお祝いを申し上げます。小学校入学以来の長い年月に渡り、お子様の学校生活を支えてこられました保護者の皆様の思いもひとしおであろうと、心からお慶び申し上げます。
私ども教職員は、お預かりしたお子様一人ひとりの持てる力を十分引き出し、自己実現が図れるよう精一杯努力して参る所存です。保護者の皆様には、ぜひ本校の教育方針、教育内容等についてご理解いただき、ご協力・ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、新入生の皆さんが本日の入学式の感激を忘れず、努力を重ね、貴重な三年間の高校生活を有意義な実り多いものとなるよう改めてお願いし、式辞といたします。
ご挨拶
こんにちは。私はこの4月から校長として赴任しました小林と申します。
さくら清修高校ホームページをご覧いただきありがとうございます。
本校は、「喜連川高校」と全国初の総合学科設置校「氏家高校」の長い歴史と伝統を受け継ぎ、総合学科の高校として平成18年に開校しました。「自主自立・進取創造・敬愛協働」を校訓として日々の教育活動を展開しており、今年度創立20周年の節目を迎えます。
本校の特色は、なんと言っても、一人一人の進路実現や興味・関心に応じた選択ができるよう多様な科目講座を開設し、自分だけの時間割を組むことができるところです。授業は少人数で行われることも多く、きめ細やかな授業が展開され、体験学習や外部講師による専門的な授業も実施しています。
学校行事も多く、大いに盛り上がる桜花祭、全力で競い合う球技大会、体育祭といった大きな行事を毎年実施しており、充実した学校生活につながっています。また、部活動も充実しており、全国大会や関東大会に出場している部活動もあります。
卒業後の進路は、国立大学、私立大学、短期大学、専門学校、公務員、民間企業と幅広く、充実した進路指導体制のもとで、多様な進路実現を図っています。
いかがでしょうか。多岐にわたる選択科目、自分だけの時間割、様々な学校行事、それに加えて、情熱あふれる個性豊かな先生たちがたくさんいます。本校は、誰でもやる気さえあれば、それに応えられる環境が整っている学校です。
教員と生徒が本気で向かい合いながら授業や部活、学校行事に一生懸命取り組んでいる姿をぜひご覧ください。
ここでは概要のみ記しましたが、興味を持っていただけた方は、様々なページに入っていただき、さらに深く本校を知っていただければ幸いです。ホームページを見てくださる方々のご期待に添えられますよう、より充実した内容にしていきたいと思います。
教職員一同、本校で学ぶ生徒たちが充実した高校生活を送れるよう尽力して参りますので、今後とも「さくら清修高校」をどうぞよろしくお願いします。
栃木県立さくら清修高等学校長
小林 克明
令和8年度さくら清修高校の
スクールミッション・スクールポリシーは以下の通りです。
(以下のリンクをクリックしてご覧ください)
欠席等連絡フォームはこちら
※電話連絡が必要な場合は、午前8時から17時30分の間でお願いします。
行事予定
4/13(月)生徒会専門委員会(1) 心臓・貧血検査(1年)
14(火)短縮45分授業 ⑦情報モラル教育
15(水)内科検診14:00~
16(木)結核検診1年・職員13:30~
17(金)眼科検診・腎臓検診
20(月)面接週間(45分授業)~24 眼科検診
21(火)漢字テスト(1) 3年就職ガイダンス・進路講話
23(木)漢字追試 耳鼻科検診
24(金)部活動集会
25(土)PTA総会・理事会(1) 金曜授業
28(火)英語テスト(1) 生徒評議員会(2) 2年ゲートキーパー養成研修
29(水)昭和の日
30(木)英語テスト(1)追試 耳鼻科検診