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SGH活動日誌(H30)
筑波大学坂戸高校主催SGH生徒成果発表会
筑波大学東京キャンパスで全国のSGH14校の生徒が集って行います。
海外からもインドネシアやタイから5校の生徒が参加します。
本校からは、SGHクラブ台湾班と北海道班の2年生10名が参加します。
ポスターセッション、SDGSに関する分科会で、研究成果を発表予定です。
他校のプレゼンを聴いて質問しています。
去る3月16日に佐野高校生は、
国際基督教大学で開催された
Warter literacy forum 2018に参加し、持続可能な社会について
グループ発表を行なったことがあります。
その場で共同活動した同じSGHである
三島北高校の生徒と、筑波大学で再会しました。
お互い覚えていて、旧交を温めました。
その三島北高校を始めとする全国のSGH生徒と
分科会活動をしています!
インドネシアの高校生と英語でセッションしています。
調査報告会「茂木と台湾・埔里を国際比較する」
茂木町で研究発表を行います。
日程
15:00~茂木町都市農村交流協議会全体会(茂木町長出席)
16:00~調査報告会発表
台湾班の生徒は、
台湾の南投県埔里鎮桃米里(鎮は町村に相当)と、
栃木県茂木町(入郷地区等)との
共通点・相違点を国際比較研究を進めてきました。
両地域は、
「自然災害からの復興」と
「内陸中山間地域の振興」という
共通の課題を抱えています。
そしてそれぞれの方法で先進的に取り組み、
成果を挙げてきました。
今回の調査報告会は、
宇都宮大学教育基盤科目「里山のサステイナビリティを考える」の一環です。
宇都宮大学の松村啓子先生、谷雅人先生の御尽力で、
佐野高校生にも参加の機会を頂きました。
これから出発します。
最終日
本研修で得た情報を、今後は広く伝えることがSGH国内班の使命です。こからの活動についても、本ホームページで紹介していきますので、どうぞよろしくお願いします。
到着
羽田空港到着
離陸
最終日(移動日)
3日目
3日目の活動報告です。
《開拓資料館見学》
町民センターの目の前にある開拓資料館の見学を行いました。佐呂間の発展の歴史について、使用されていた農機具や住民が使用していた物が数多く展示されていました。その中には、やはり栃木地区の物もいくつか見ることができました。
《「日本人は何を考えてきたのか」DVD鑑賞》
NHKのシリーズ番組である「『日本人は何を考えてきたのか』第3回 森と水と共に生きる」から田中正造についての特集が組まれたDVDを鑑賞しました。その内容から、足尾銅山鉱毒事件はまだ終わっていないことを知りました。また、物事を民衆の力で考えて、国家という壁を越えてお互いに協力し合うことの大切さについて学ぶことができました。
《正造が求めたもの(まとめ)》
ここまで学んだことの総まとめを、武田温友様にしていただきました。ご自身の体験談を元にお話しもしていただき、今後ここで学んだことを広く伝えていくと共に、グローバルリーダーを目指す本校の活動にも触れていただき、今後の活躍への期待の言葉をいただきました。
《「超豪快ホタテ漁」DVD鑑賞》
佐呂間町の漁師の生活を支えるホタテ漁についてのDVDを鑑賞しました。ホタテ貝の漁獲量はオホーツクで50%と宗谷で41%と、北海道だけで90%以上を占めています。そのホタテ漁が確立するまでの苦労とその成果について学ぶことができました。
《サロマ湖展望台》
サロマ湖の全体を展望台から見てきました。心配されていた天気ですが、晴れて素晴らしい景色を観ることができました。
《サロマ湖ワッカネイチャーセンター》
オホーツク海を一望できるサロマ湖ワッカネイチャーセンターに行きました。原生花園内をレンタサイクルや観光馬車「ドリームワッカ」で散策することができます。私たちは徒歩で散策をしました。そしてオホーツク海を一望できる場所に着きました。冬になると流氷が見られるそうです。
2日間という短い期間でしたが、中身の濃い2日間でした。このフィールドワークで学んだことを栃木に持ち帰って、広く伝えていこうと思います。2日間に渡って講義をいただき、また案内をしていただいた佐呂間町役場の保健福祉課課長の武田温友様と企画財政課長の玉井伸一様、大変お世話になりありがとうございました。
《生徒の感想》
今日の研修で自分の中の田中正造へのイメージが少し変わった。
これまでは鉱毒の被害の悲惨さから天皇への直訴をはじめとした活動に取り組んだのものだと思っていた。もちろんそうした側面もあるとは思うが、正造はもっと根幹にある政府の基本的人権の軽視を問題と考え、その改善を目指して活動していたのではないか、と感じるようになった。
また、正造が自然との共生を意識していたことを改めて知り、彼の思想への理解がより深まった気がする。彼の提唱した「真の文明論」は、主に政府のあり方、について考えたものだと解釈していたが、自然という観点が加わることで個々人のレベルでも考えることができると思った。
これからより多くの文献に触れ、田中正造の目指したものに近づけるよう研究を続けたい。
(2年 新井 康平)
今日は2日間の学習のまとめをした。サロマにおいての栃木の文化、歴史。これらは全て田中正造の影響を多大に受けていた。その影響とは、精神的なものだ。街で見た全てのものに田中正造の痕跡が見られる訳ではないが、人々の心の強さや、助け合いの精神のようなものに何処と無く感じられた。
しかしながら、それらは途絶えてしまうかもしれない、伝える人間が居なくなってしまったならば。現実に佐呂間町の人口は年々減少し続けている。このままではサロマの文化も栃木の文化も途絶えてしまう。だからこそ、町の活性化もあるが私たちが為すべきことがあると思う。それは「情報」を発信する事だ。「情報」とは佐呂間町のことでもあり、且つ栃木地区のことでもある。これらを語り継ぎ、先人たちに感謝し、また彼らから学ぶ事が必要なのではないか。2日間を通して、このように考えた。これからは今まで学んだことをしっかりとまとめていこうと思う。
(2年 安生 温大)
今日は足尾鉱毒事件とホタテ漁のDVDを見たり、サロマ湖を見渡せる展望台に行ったり、オホーツク海に行ったりしました。DVDでは村民に教えようとしても逆に教わることが多いという田中正造が生んだ谷中学を知りました。また展望台やオホーツク海ではサロマ湖を一望したり海の潮風を感じたりすることが出来ました。鉱毒事件についてだけでなく佐呂間町についてより深く学べてよかったです。
(2年 大嶋 佑佳)
田中正造についてのDVDは、とても細かくそしてわかりやすくまとめられていて、今まで学んできたことを振り返る良い機会となりました。その他にも、ホタテ漁についてのDVDを鑑賞したり、サロマ湖を一望できる展望台へ登るなど、佐呂間についてより深く知ることが出来ました。
(2年 高橋 くるみ)
佐呂間町で田中正造やもうひとつの栃木を学んだことで、今までとは違った視点で見たり感じたりすることができました。自然とどう生きていくかが今後の課題になっていくと思いました。また、過疎化地域と都市部のあり方について深く考えさせられました。
この2日間で本当にいい経験をさせてもらいました。ありがとうございました。
(1年 秋野 惠理)
私は今日のお話の中で谷中学についてとても興味を持ちました。「自然と共生していく必要性という未来を見据えた考え」と聞くと現代の私たちにそんなことができるのだろうかと思ってしまいましたが、その考えら一般市民、つまり谷中村の人々から田中正造自身が学んだことというものでした。現代、文明は大きく進歩しつつある中このような考えは失われつつあります。この貴重なお話を聞けたことを無駄にせずに研究に最大限に生かし、田中正造の意思を受け継ぐ存在になりたいです。
(1年 大塚 萌絵)
3日目では、DVDを見て今の自分たちは何をすべきか考えることが出来ました。自然とともに生きるということは現代社会では疎かになっていると思います。これからの社会の流れに合わせながらの自然をどうするか、がこれからの課題だと思いました。
(1年 安部 悠菜)
今日は、開拓資料を見たあと 田中正造や足尾鉱毒事件について詳しく学びました。
田中正造は、本当に民のことを思い最期までこの事件に向き合っていたことがよくわかりました。
午後は、サロマ湖展望台に行きました。天気が良く秋の空みたいでとても綺麗でした。
佐呂間は、とても魅力的な所ばかりで美味しいものがたくさんあるので、また来たいと思います。
(1年 茂木 千紘)
3日目の行程終了
3日目
2日目
2日目の活動報告です。
本日から2日間に渡って、佐呂間町役場の保健福祉課課長の武田温友様と企画財政課長の玉井伸一様からのご案内により、佐呂間町のフィールドワークを行います。
《町長・教育長表敬訪問》
佐呂間町役場にて、佐呂間町長川根章夫様と教育長仲川倫則様の表敬訪問を行いました。私たちを温かく歓迎していただき、これから行う活動への激励の言葉をいただきました。また、研究員を代表して新井康平くんが挨拶をし、学びの意欲と今後の活動についての意欲をお伝えしました。
《佐呂間町の紹介とまちづくり》
佐呂間町についての様々なデータやどのような広報を行っているかのお話をいただきました。
《栃木入植の歴史》
佐呂間町佐呂間町への栃木県民の移住についての歴史の講義を武田温友様にしていただきました。本フィールドワークに行く前に勉強したことを含め、その他より深い内容を学ぶことができました。
《展示資料説明》
佐呂間町民センターに展示されている版画家「小口一郎氏」の作品等の説明をしていただきました。生徒たちは一人一人が熱心に作品を観ていました。
《記念碑等現地説明》
栃木神社と名付けられた場所や、開拓百年を記念した記念碑の見学を行いました。「栃木」という文字があちこちに見られ、北海道には本当に「もう一つの栃木」があることを実感しました。
《阿部隆文様によるお話》
栃木県移住開拓の四代目である阿部隆文様からお話を聞くことができました。阿部さんは、曾祖父が栃木県からの入植者であり、それを引き継いで現在佐呂間町で酪農家として日々働いています。主に質疑応答という形で、たくさんの質問に快く答えていただきました。
《日光多門寺説明》
少し歩いて日光多門寺にて説明を受けました。ここにも日光という栃木県民には聞きなれた地名が含まれています。昨年は佐野市長も訪問したそうです。
《栃木歌舞伎町創始者・川島平助の生涯》
栃木県谷中村で生まれた川島平助についての歴史を知ることができました。彼もまた、鉱毒事件の影響を受けて、最終的にサロマベツ原野に移住した一人です。そこで歌舞伎を広めた経緯について、詳しく知ることができました。
《生徒の感想》
(2年 新井 康平)
今日は午前中に講義があった。事前に調べていたことに加えて、インターネット等では調べられない当時の詳しい状況について知る事ができた。午後にはサロマ移住団の子孫の1人である阿部さんからのお話や、栃木歌舞伎の創始者である川島平助についての話などを聞くことができた。これらの事から、サロマ移住団やその伝承についてのことが徐々に明らかになった。栃木地区の歴史はー(マイナス)なものも多い。それを学び、いかにして+(プラス)なものにしていくか。これは私たちにとって重要な課題であり、今後の研究で解決したいテーマになった。実際、ダークツーリズムといった形で栃木地区の歴史が知られるようになってきている。それをどう生かしていくのかが重要だと思う。
(2年 安生 温大)
村民により開拓された土地は、人が一から手を加えて作られたとは思えないほどの出来上がりで、想像以上で驚いたとともに、とても感動しました。より深い知識を身につけることができ、とても良い経験となりました。
(2年 高橋 くるみ)
実際にその地に訪れたことで、開拓当時の大変さをしっかり感じることができました。また、北海道の自然を感じられる食事をお腹いっぱいいただきました。
(1年 秋野 惠理)
2日目の活動では貴重なお話や体験が沢山できました。佐呂間についてのお話の中で、旅館や役場で度々見て気になっていた「シンデレラ祭り」について知ることができ、佐呂間唯一の高校、佐呂間高校の生徒が主体となって仮装などの活動をしているということでした。こういった他の場所にはない新しい活動はとても大きなPRになるなと思いました。その中で佐呂間高校の生徒増加、知名度の上昇を図っていけば、田中正造、公害についても多くの人に知ってもらえるのではないかなとも考えました。
(1年 大塚 萌絵)
(1年 安部 悠菜)
(1年 茂木 千紘)
2日目の行程終了
午前の部終了
2日目スタート
1日目
宿泊先到着
SGH佐呂間町フィールドワーク
活動の様子は随時更新致します。
海外グローバル研修課題研究発表コンテストの動画配信
海外グローバル研修課題研究コンテストの優秀プレゼンテーション
SGHオープニングセレモニー
《校長挨拶・SGH推進部長による説明》
《海外グローバル研修報告・インドネシア調査報告》
《SGH講演会》
4月16日(月)本校第1体育館を会場にSGHオープニングセレモニーを実施し、本校SGH活動の3年目がいよいよ始まりました。
講演に先立ち、本校生徒による昨年度の海外グローバル研修及びインドネシア調査研究の報告を行いました。
講演では、昨年に引き続き、本校のグローバル教育統括アドバイザーの一人である東京海洋大学の小松俊明教授に御講演いただきました。
テーマは「グローバル最前線、中高生に考えてほしいこと」でした。
これから本校の3年目のSGH活動が本格化します。活動の様子は、今後当HPでお知らせしていきます。ぜひ御期待ください。
小松先生、ありがとうございました。
特にありません。