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図書館からの最新情報です
栃高先輩列伝 金子勇さんの本

栃高第90回(平成元)卒の先輩、金子勇さん(1970-2013)を主人公とする実録小説?
『Winny 天才プログラマー金子勇との7年半』をご紹介します。著者はWinny事件
裁判の担当弁護士で、法廷での攻防の表と裏がリアルに描かれていきます。
金子さんは都賀町(現在は栃木市)在住で、栃高在学中に第一種情報処理技術者の
資格を取得、卒業後は茨城大学工学部を経て、天才プログラマとして斬新なソフトを
次々に開発、東京大学大学院数理情報研究科の特任助手(のちに講師)に就任します。
金子さんの名は、特にP2P方式のファイル共有ソフトWinnyの開発者として知られ
るようになりますが、このソフトに「著作権法違反を幇助する疑いがある」として、
2004年春に起訴され、2011年末に無罪が確定するまでに7年半を要しました。
金子さんは2013年、不慮の死を遂げますが、日本テレビ系3月1日放送の特番『近未来
創世記 日本を救うヤバイ偉人』の中で、P2P技術に立脚する仮想通貨ビットコイン
を開発した謎の日本人「ナカモトサトシ」の正体は金子さんではないか、と紹介され
反響を呼びました。
栃高先輩列伝 宇井純さんの本
栃高第52回(昭和26)卒業の先輩、宇井純さん(1932-2006)の著書です。
壬生町在住で栃高卒業後は東京大学工学部に進み、当時原因不明だった水俣病が、
有機水銀を含んだ工場排水であることを解明し、広く社会に訴えました。
東大では21年間ずっと助手のままに留め置かれながら、夜間に工学部の教室で
公開市民講座を続けました。その講義録が、文系にもわかりやすく論旨明快な
『公害原論』シリーズです。または手始めに中高生向けの『キミよ歩いて考えろ』
から読み出すのもいいでしょう。栃木ゆかりの明治の偉人、田中正造を彷彿
(ほうふつ)とさせる行動力と使命感が、読者の心を熱くします。
いずれも、「同窓生の著書コーナー」にあります。
謹賀新年。
新たな本との出会いの年になりますように。
本年もよろしくお願いします。
冬休み特別貸出期間中。
其の根を培う冬のために、図書館に足をはこびましょう。
ディスプレイ完成形
図書館入り口の巨大ディスプレイが完成しました。
佐藤梓子教員業務支援員さんの傑作です。
デザインも配色も、シックで、シンプルで、斬新で、
このクオリティは、
まるでシアトルに本社がある、人気コーヒーチェーンかと思いますよ。
ぜひ図書館に足を運んで、実物をご覧ください。
カフェラテが恋しくなったら、
飲食は原則として不可の館内ではありますが、
着席のうえ、ふた付きの容器に入った飲み物を飲むことは認められています。
ディスプレイ作業中
佐藤梓子教員業務支援員さんの、作業中の新作です。
さて、この先どんな完成形になっていくのでしょうか。
司書室から本館3階廊下に向けて開かれたショーウィンドウにも、
一足早いクリスマスプレゼントのディスプレイが、
みなさまの来館をお待ちしています。
「旧帝大生のベストセラー」コーナー
各大学生協書籍部の売り上げデータ連動のコーナーが始まりました。
図書館にない本でも、あきらめずに
リクエスト・カードに書いて下さい。
購入を検討します。
緊急特集・「新型コロナ関連書コーナー」
いま最も知りたい「新型コロナ関連書」コーナー
を設置し、みなさまの来館をお待ちしています。
話題のノーベル文学賞受賞作A.カミュ『ペスト』、
古代はヘシオドス『歴史』から
最新版P.ジョルダーノ『コロナの時代の僕ら』まで、
図書館収蔵書の中から選りすぐりのラインナップです。
特別ルールにのっとり、できる感染予防策は講じておりますが、
来館の際はマスク着用のうえ、密を避けてご利用下さい。
特別ルール
2020年5月より当分の間、栃高図書館では従来の規約に加え、以下のルールが設定されます。みんなでルールを遵守して、心おきなく利用しましょう。
臨時休業期間後の栃高図書館特別ルール
○あなたとみんなの命を守るため、図書館環境維持のための運営ルール
・閲覧室内外の換気をおこないます。天気によっても変わりますが、定期的にチェックしながら、二方面以上の窓を積極的に開けて、密閉を避け新鮮な空気の流れを確保します。
・消毒液による清掃をおこないます。ドアノブ、スイッチ、窓枠など、多くの人が手を触れる箇所を、次亜塩素酸ナトリウム消毒液をもちいて清掃します。
・返却された本の消毒をおこないます。貸し出しから返却された本は、消毒してから書架に戻します。
・閲覧室の入り口前の手洗い場に消毒用エタノールを常備し、入室前に必ず手をきれいにするよう呼びかけます。
・閲覧室内のカウンターに消毒用エタノールを常備し、必要に応じて誰もが利用できるようにします。
・次亜塩素酸ナトリウム消毒液を常備し、使用前に机を拭きたいときなど、リクエストがあれば消毒します。
・密集・密接を避けるためのソーシャル・ディスタンシングが困難となった場合、一定人数を越えた利用者の入館をご遠慮いただくことがあります。
・臨時休業期間中に返却期限をむかえた本は、期限を延長します。
○あなたとみんなの命を守るため、図書館利用者に守っていただくルール
・生徒・職員以外の方の入館は原則としてできません。
・発熱・せき・くしゃみ・倦怠感などの症状がある方、感染者、濃厚接触者の入館はできません。
・入室前には必ず手をきれいにして下さい。濡れた手には、消毒用エタノールの効力は期待できないことを意識しましょう。
・館内ではせき・くしゃみエチケットを徹底して下さい。せき・くしゃみを覆った手は感染力をもつことを意識しましょう。
・カウンターに手指消毒用のエタノールを常備しています。随時活用して下さい。
・司書室に次亜塩素酸ナトリウム消毒液を常備しています。テーブルを拭きたいときなど、リクエストがあれば消毒します。
・周囲の人とは十分な距離(2メートル程度)を保つこと(ソーシャル・ディスタンシング)を徹底して下さい。
2020.5.11 栃高図書館
鶴見先生揮毫(きごう)
図書館に飾られることになりました。
閲覧室カウンターの壁には、校歌の扁額が、
閲覧室入り口には、「栃高図書館」の看板が
みなさまのお越しをお待ちしています。
鶴見先生は定期異動により、4月からご転出されてしまいます。
名残りは尽きませんが、宇都宮高でもご活躍されることを
お祈りします。
さくらさく
司書室から本館3階廊下に向けて開かれたショーウィンドウには、
一足早い桜が見事に満開で、来館をお待ちしています。
閲覧室には、おそろいのリクエストボードも。
生徒諸君は臨時休校が続き、時間の活かし方も自分しだいです。
どんな本を読んでいますか?
ビブリオバトル2019連続入賞
本校図書委員長の大渕主真君(2-3)が出場しました。
今年は全体のレベルが一層上がり、予選・決勝ともにすばらしい激戦でしたが、
本校代表の大渕君は、『魔女狩り』を毅然とした様子で理路整然と紹介し、
みごと2年連続入賞を果たしました。
http://www.pref.tochigi.lg.jp/m06/houdou/biblio-battle2019_kekka.html
『魔女狩り』は、本校卒業の大先輩、島田勇教授が寄贈してくださった、
貴重な蔵書の中の一冊です。
図書室にありますので、ぜひご覧ください。

本校からは、和久井丈君(H30卒)が『きけわだつみのこえ―日本戦没学生の手記』
を推してみごと2016年に優勝、2015年には服部遼助君(H30卒)が『マックスウェルの
悪魔』を、2017年には各務光君(H31卒)が『奴隷のしつけ方』を、昨年は大渕主真君
が『永遠の0』を、それぞれ推して入賞を果たしています。



メリー・クリスマス
司書室から本館3階廊下に向けて開かれたショーウィンドウが、
おしゃれなクリスマス・バージョンに改まりました。
閲覧室には、おそろいのリクエストボードも。
ぜひ直接実作をご覧ください。
冬期特別貸出もぜひご利用ください。
季節のディスプレイ#4
ハロウィーンの秋の装いに改まりました。
閲覧室には、おそろいのリクエストボードも。
どちらも佐藤梓子教員業務支援員さんの見事な作品です。
ぜひ直接実作をご覧ください。
図書委員による蔵書点検
写真はその際の模様です。暑いなかでも弱音を吐かずにがんばってくれました。
栃木女子高との読書交流会
恒例の読書交流会が開催されました。
一冊の本を話題に、未知の異性と交わすメール文で進んでゆくメール体小説、
有川浩『レインツリーの国』について、活発な意見交換が行われました。
男女のやり取りを読みながら、知らず知らず、自分と同性の語り手に感情移入して
読んでしまっていたことが、読書会を通じて判明するなどなど…
今回の貴重な機会がなければ気づかなかった発見も多々ありました。
今後とも、このように実りあるお付き合いが末永く続くことを願っております。
関係の皆様ありがとうございました。
司書レクチャー
「論文執筆者のための文献検索法と引用法」が図書室にて開催されました。
くわしくは「栃高トピックス」内の下記の記事をご覧ください。
http://153.127.209.180/ooruri/tochigi/nc2/index.php?key=joxo0oi3c
季節のディスプレイ #3
リクエストは、用紙に記入してボードまでどうぞ。
夏季休業特別貸し出しに間に合うよう努力します。
第1回読書会
沼尾先生お薦めの推理小説仕立ての短編、芥川龍之介「藪の中」を読みましたが、
関係者の証言を聞けば聞くほど、謎はますます深まり、
様々な仮説が提起され、密度の濃い話し合いになりました。
参加者の感想コメントより、いくつかご紹介します。
「この作品は、とても謎が多いと感じた。時間を作れれば、推理を続けたい。」(TH)
「みな自分の利益ばかり考え、他者を顧みない。現代にも通じる芥川の文才に
うならされた。」(ММ)
黒澤明監督の名作映画「羅生門」のベースは実は「藪の中」なのだということで、
小説の後に映画を見て比較するのも面白そうです。
季節のディスプレイ # 2
涼しげな六月の装いに改まりました。
リクエストボード同様、佐藤梓子教員業務支援員さんの見事な作品です。
中央で傘をかざしているパンダは、
たしか新潮文庫のマスコットの「Yonda?」くん、でしたか。
写真ではいま一つ伝わらない手作りのオーラを
ぜひ図書館の実作でお確かめください。
栃木県立
栃木高等学校
〒328-0016
栃木県栃木市入舟町12-4
TEL 0282-22-2595
FAX 0282-22-2534
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