日誌

栃高博物館Ⅱ(石の博物館)

石の世界 61 紅簾片岩

                        石の世界 61 紅簾片岩

 紅簾石片岩(コウレンセキヘンガン)ともいいます。
ピンク色はマンガンを含んでいるからです。産地は長瀞町が有名。
紅簾石は緑簾石グループに属し、緑簾石の鉄イオンがマンガンイオン
に変わったものです。

石の世界 60 緑簾片岩

                 石の世界 60 緑簾片岩

    緑簾石片岩(リョクレンセキヘンガン)ともいいます。
その名のとおり緑色です。緑簾石はケイ酸塩化合物で
英語ではEpidoteといいます。結晶の模様に平行線が多数
見られるため「簾」(すだれ)という文字を使っています。


 

石の世界 59 藍閃片岩

                   石の世界 59 藍閃片岩

 58番で説明した片岩(結晶片岩)のシリーズです。
(59番~62番まで)
藍閃石片岩(ランセンセキヘンガン)ともいいます。
石英、長石のほかに藍閃石を含む結晶片岩です。
藍閃石は角閃石の仲間です。角閃石はケイ酸塩鉱物の
グループ名で「~閃石」という名前がつきます。
ちょっと難しいですね。標本では、わかりづらいですが
その名のとおり、青い色をしています。青色片岩という
名もあります。

石の世界 58 石墨千枚岩

                           石の世界 58 石墨千枚岩

 堆積岩起源の変成岩の一種です。変成岩は、変成温度が高くなって
再結晶作用が進むにつれ、
粘板岩 → 千枚岩→ 片岩(結晶片岩)→ 片麻岩
というふうに組織が変わり、名前も変わります。この順を覚えておくと
わかりやすく、便利です。
 数億年前の太古の海で堆積して形成されたといわれており、
私たちにとって大切なミネラル分が多く含まれています。
ミネラルウォーターを作ったり、浴用にも使われています。