栃高博物館

2013年2月の記事一覧

栃高博物館 28 クマノアシツキ

             栃高博物館 28 クマノアシツキ

       分類 環形動物門多毛綱ハボウキゴカイ目クマノアシツキ科
       学名 Acrocirrus validus
       大きさ 10cmぐらい(この標本も10cmで太さ1cm)
       分布 潮間帯の転石の下

    頭から触手が出ていますがこれはエラです。ゴカイの仲間で、陸ではミミズが同類
    です。ゴカイは形が多様で、特に体からヒモ状、糸状の突起が数本(この標本)から
    数十本出す「ミズヒキゴカイ」、色鮮やかな扇のようなエラを出す「かんざしゴカイ」
  もいます。この不思議な名前は、
最初の発見地、紀伊半島の熊野が由来だそうです。
  でも、アシツキの由来はわかりませんでした。
    

栃高博物館 27 モグラの骨格

               栃高博物館 27 モグラの骨格

   分類 哺乳綱トガリネズミ目モグラ科
   学名 Talpidae
   英名 mole
   大きさ この標本は約13cm
   分布 アジア ヨーロッパ 北アメリカ

    名前は知っているし、モグラの土の塚(molehill)も見たことあるけれど、生きたモグラは見たこと
  ないですね。たまに見るのが、干からびた死体だったりするものだから、「モグラは太陽の光を浴びる
  と死ぬ」なんていう噂を信じてしまう。(干からびた標本もあります)
   モグラの骨格をみると、後脚は普通ですが、前脚がかなり特徴的です。土を力強く掘っていくため
  骨格も力強く、がっちりした肩関節、そして手のひらは平たく大きく、鋭い爪も立派です。