各部活動より

【高】囲碁・将棋部 関東大会出場のご報告

11/8(土)、栃木県教育会館にて、第47回栃木県高等学校総合文化祭囲碁大会兼第49回栃木県高等学校囲碁新人大会が行われ、本校からは男子4名、女子4名の計8名が参加しました。

男子団体戦のメンバーは春の大会の3名と変わりません。女子団体戦は人数が揃い、本校からは初出場となります。

 

特に女子は、初戦の相手校の級位が、大将・副将・三将揃って本校と全く同じという偶然が起こり、かなり拮抗した勝負となりました。

大将戦は序盤でかなり押されていたので、内心頭を抱えていたのですが、中盤で少し盛り返し、ついに逆転の一手を放ちました。

思わず写真を撮ってしまいました。八の二のキリがその手で、黒石が両アタリという状態になりました。この一手が決定打となり、大将戦を制しました。

また、副将戦は終止リードを保ち、打ちやすそうな展開が続いていました(本人はずっと内心穏やかではなかったそうですが)。結果、リードを守り切り、こちらも見事勝利です。

三将戦は惜しくも敗れてしまいましたが、私が見ていた限りではいくつか逆転のチャンスもありました。逆転の手を炸裂させることはできなかったにしても、そういうチャンスを作り出せる嗅覚があるだけで十分な強みです。

以上、大将・副将の二勝をもって初戦を突破、関東大会への出場を決めました。

なお、男子団体戦は、相手が皆段位者であったこともあり、棋力差が大きすぎたこともあり負けてしまいましたが、参加校の関係で、こちらも関東大会への出場が決まりました。

団体戦の後は個人戦に移ります。こちらも関東大会への出場権がかかった対局になります。

二年生のO君は、前日まで修学旅行に行っていたこともあり、体力的にはヘロヘロだったはずですが、なんと宇都宮高校の初段格の相手をきりきり舞いさせていました。お互いの石があちこち取ったり取られたりするかなり難解な局面を何度も迎え、状況は目まぐるしく変わっていました。結果的に時間切れ負けを喫してしまいましたが、どちらが勝ってもおかしくない一局でした。O君の急成長に敬意を表すとともに、団体戦の大将として、関東大会での活躍も期待したいと思います。

一年生のNさんは、(こう言うと語弊があるかもしれませんが)個人戦に入ってからも、序盤で押され気味な展開が続きますが、いつのまにか盛り返し、最後に逆転する展開が3局続いています。後半で追い上げていく打ち方は、実は高段者でもなかなかできるものではありません。多くの打ち手は、早く挽回しようと焦って無理な手を打ち、自滅していってしまうからです。端的に言えば、肝が据わっています。結果、個人戦準優勝と大金星を挙げ、関東大会に19路盤で出場する権利を得ました。

そのほか男子のS君、K木君、(なんと先週急に出場を決めた)K田君、女子のIさん、Sさん、一か月前に入部したばかりのUさんらもそれぞれ、少なくとも1勝はすることができました。それぞれに手ごたえを感じられたことと思います。

関東大会は2か月後の1月に開催されます。それまでに、少しでも力をつけてくれればいいと思います。