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2020年5月の記事一覧

校長室より「臨時休業中の学校運営に関する県立学校の指針」について

栃木県教育委員会より、「臨時休業中の学校運営に関する県立学校の指針」が発表されました。全文につきましては、栃木県教育委員会のホームページを御覧ください。
本校では、この指針をもとに学校再開に向けた準備を進めてまいります。
しかしながら、本校は県内最大規模の学校であるため、指針に示された目安通りにはゆかない面がございます。その点、生徒・保護者の皆様には御理解と御協力を賜りますようお願いします。具体的な方法については追って御連絡いたしますのでお待ちください。
以下に、指針に掲載された栃木県教育長の言葉を掲載いたします。


はじめに

 令和2年2月に本県で初めて新型コロナウイルスの感染者が確認されてから、これまで県内55 件の発生が確認されています(5月8日現在)。

 この間、県立学校では、国の要請を受け、令和2年3月2日から春休みまでの期間、学校保健安全法に基づく臨時休業の措置をとりました。その後、東京都をはじめとする7都県(本県を除く)に対する緊急事態宣言(4月7日~5月6日)の発令に伴い、県立学校を始業式の翌日から4月22 日まで臨時休業としました。さらに4月17 日には、緊急事態宣言が全都道府県に拡大され、新型インフルエンザ等特別措置法に基づく知事の要請を受け、県立学校の臨時休業を5月6日まで延長することとしました。

 そして4月30 日、依然として県内に感染拡大の危機感が広がっていることから、児童生徒の安全・安心に最大限配慮するため、臨時休業を5月31 日まで再延長することを決め、現在に至っています。また、国では、5月4日に緊急事態宣言を5月31日まで延長することを決めました。

 このように私たちは、3月から約3ヶ月にわたって、県立学校における教育活動が行われていないという未曽有の事態に直面しています。児童生徒の皆さんは、学校生活という日常から離れるとともに、外出の自粛など行動の制約が求められる中、辛い毎日を過ごされていることと思います。

 学校は本来、友人らとともに学び、人とのふれあいの素晴らしさを実感して日々成長していく場所であります。残念ながら現状では、こうした学校教育を受ける機会が長期にわたって失われております。一方で、児童生徒の安全を確保し、保護者の皆様が安心して子どもたちを学校に預けられるようにすることも大切なことです。教育を受ける機会の確保と児童生徒の安全の確保という2つを、可能な限り両立させながら、学校運営の舵取りをしていくことが各学校には求められていると言えます。

 そこで県教育委員会では、臨時休業中の学校運営に関する県立学校の指針を作成し、これを公表することといたしました。保護者及び県民の皆様におかれましては、何卒御理解、御協力をいただきますようお願い申し上げます。

 また、各県立学校では、この指針を踏まえ、校長のリーダーシップの下、臨時休業中の分散登校日の設定をはじめ、家庭学習の充実に向けた工夫、児童生徒に対する学習支援の工夫、さらには学校における感染防止対策の工夫等、万全の態勢を整えていただきますよう、お願いいたします。

令和2年5月8日

栃木県教育委員会 教育長 荒川 政利

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