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SPH活動報告
土木作業における情報化施工を体験
平成28年12月12日(月)、環境土木科2年生40名を対象に、千葉市美浜区の「コマツ・スマート・コンストラクション美浜IoTセンター」において、情報化施工研修を行いました。情報化施工とは、土木施工現場において、重機と測量技術と高度なIoT技術により融合させ、総合的に管理・施工を行うものです。従来の熟練した重機オペレータの技能に頼る部分が大きかった土木作業は、情報化施工を取り入れることによって、経験の浅い若年オペレータでも、安全かつ正確に作業が出来るようになります。さらに、ドローンを活用した写真測量と合わせることにより、広範囲の多くの情報が得られるようになり、迅速な施工が可能となります。
本研修では、コンピュータにより制御されている実際の重機の操作と、情報化施工技術により、安全で正確な重機操作が簡単に行えることを体験させて頂きました。また、情報化施工技術が発展することで、施工現場での女性の活躍が期待されると同時に、実際にそのような女性が増えつつあるようでした。
≪生徒の感想≫
以前、学校で講話をして頂いたスマート・コンストラクションについて、実際に見学し、体験をさせいただけるということで、私は今回の研修がとても楽しみでした。最初に、スマート・コンストラクション・ソリューション・サービスについて詳しく説明をして頂きました。従来の施工現場での測量は、トータル・ステーションなどを使用して地形を計測するため限界があったり、施工の段階では、オペレータの技術力によって仕上がりに差が出てしまったりと、問題点が少なくありませんでした。コマツ・スマート・コンストラクションでは、その点を改善するために、ドローンを使用した測量や、自動で地盤を掘削できる重機を使用するなどの技術がすでに取り入れられていて、本当にすごいなと思いました。
そのような重機は、経験が浅いオペレータでも簡単に操作することができるため、これから女性が土木の現場で活躍することに繋がっていけるのかな、と感じました。