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藤原郁三先生(陶壁作家)県文化功労者に決定
昨年度、本校の陶壁を手掛けていただいた藤原郁三先生が、この度平成6年度栃木県文化功労者に選ばれました。誠におめでとうございます。
藤原先生は、栃木県益子焼の陶土に出会い、主に栃木県に「陶モニュメント」を広めた第一任者、主に「陶」を素材に環境芸術を造形する「陶壁作家」です。陶板に彫刻をし、レリーフとして壁面を装飾するアートであり、スペースデザインとなっているのが「陶壁」です。
昨年、本校は創立100周年を迎え、その一環として縦約5m、横約20mの大講義室西側外壁に陶板を貼りつける陶壁プロジェクトが立ち上がりました。このプロジェクトにおいて、デザインから施工まで全面的に手掛けていただいたのが藤原陶房の藤原郁三先生です。
本校の陶壁は「空への矢印」というテーマで、100年の伝統を守り環境を考慮しこれからも続くサスティナブルな本校を祈念するデザインとなっています。また、今回藤原先生は蛍光管廃ガラスに着目し新たな環境素材として蛍光管ガラスの特性を生かして再生した「蛍硝子」を開発、本校の陶壁も「陶板」と「蛍硝子」を融合した陶壁となっています。
向かって左側の棟が大講義室(外壁に設置) 銘板
100周年プロジェクト陶壁「空への矢印」2023.11.1