平成28年度 SPH活動報告

2016年10月の記事一覧

第54回 技能五輪全国大会「建築大工」職種に出場して

    さる10月21日(金)から24日(月)にかけて、山形県寒河江市市民体育館において、『第54回技能五輪全国大会 「建築大工」』が開催されました。「建築大工」では、各県代表の86名が集まり、高度な技術を競い合いました。本校からは、建築デザイン科3年安藤綾音さんが、栃木県代表としては初の女子高校生として競技に参加しました。大会本番前は、たいへん緊張していましたが、競技が開始されると、機敏な動きで順調に課題を仕上げていきました。そして11時間45分ある競技時間を目一杯使い、最高の作品を仕上げることができました。残念ながら入賞することはできませんでしたが、本職の大工でさえ、最後まで完成させることができない出場者がいる中、時間内に完成させることができたことは、事前の的確な指導ときびしい練習の成果が発揮された結果であります。本人の感想では「競技前は、会場の雰囲気に圧倒されましたが、競技中はとにかく無心で作業しました。時間内に完成してたいへん嬉しかったです。来年度からは建築関係の専門学校への進学が内定しているので、来年も是非出場して入賞を狙いたいです」と大会中の気持ちと次年度の栃木県大会に向けての意気込みを語ってくれました。
    今後、次年度に栃木県で開催される本大会に向けて、安藤さんを見習らって後輩たちが頑張ってくれることを期待してます。

 

第54回技能五輪全国大会「配管」職種に出場して

  さる10月21日(金)から24日(月)にかけて、山形県寒河江市「チェリーナさがえ」において、『第54回技能五輪全国大会「配管」』が開催されました。この「配管」に、各県代表の58名が集まり、高度な技術を競い合いました。本校からは、環境設備科3年碇尚也君、川合健太郎君が出場しました。この競技は銅・鋼・塩化ビニル管などを適切な工具を用いて接合・配置をし、標準時間までに作品の製作を行うものです。ピリピリとした会場の雰囲気の中で、大会当日の朝、二人の選手は非常に緊張していました。競技中、アクシデントにも見舞われましたが、両選手ともに約3か月の練習の成果を発揮することができました。
  大会の結果は、碇尚也君が県内の高校生では初めてとなる敢闘賞を獲得することができました。大会を終えて2人は、「大変貴重な経験ができたと思います。来年は関連する企業に就職が内定しているので、この経験を活かして表彰台に登れるように頑張りたいと思います」と話してくれました。
  今回、大会に参加するに当たり、栃木県管工事業協同組合連合会から材料の援助やたくさんの応援の言葉を頂くことにより、2人は頑張ることができたと思います。大変ありがとうございました。

 

2学年希望者を対象にした「外部講師による英語講座」が始まる

 2学年希望者38名を対象として、多くの英語に触れ生徒の英語活用能力の向上、また、英語に対する意識の変化などを期待し、外部講師による「GTEC for STUDENTS」対策講座を実施しました。講座は放課後1時間、計5回行われる予定です。

 初回から実際に問題を解き、解説だけではなく、英語でのフリートークなどの生徒参加型の講義展開にとても充実した講座となりました。生徒たちの真剣に問題や活動に取り組む姿がとても印象的でした。 

1学年希望者を対象にした「外部講師による英語講座」が始まる

 1学年希望者35名を対象として、外部講師(株式会社イーオンに委託)による英語講座を実施しました。英語講座は、10月7日(金)から12月16日(金)までの金曜日の放課後1時間で合計10回開催します。
 講座内容は、スコア型英語力試験「GTEC for STUDENTS」の対策を行います。1回目の今回は、オリエンテーションを行い、スコア型英語力試験の概要をはじめ、英語学習の進め方や「すきま時間の活用」と学習目標設定などについて、詳細な説明を受けました。最後に、来週からの講座に向けて簡単な問題を解き、終了しました。
 この講座を通して、生徒一人一人の英語活用能力の向上を期待しています。

 

技能五輪メダリストからの技術指導(建築大工)を受ける

 10月1日(土)に、本校を会場として、住友林業ホームエンジニアリング株式会社の秋房献人さん(第53回技能五輪千葉大会において銀メダルを受賞)と遠藤公紀さん(指導員)をお招きして、技術指導(建築大工)の講習会を実施しました。
 この講習会には、来る10月21日(金)から寒河江市で開催される「技能五輪山形大会」に出場するの建築デザイン科3年の生徒と、来年度に本県で開催される「技能五輪大会」への出場を目指す県内工業系高校2校から9名の生徒が参加しました。
 講習内容は、技能五輪全国大会地方予選会における課題の製作方法に関するものでした。メダリストによるハイレベルの加工技術を間近に見た生徒たちは、その技術を少しでも多く学び取ろうと、真剣な眼差しで臨んでいました。特に、難易度の高い正面貫と柱による接合部の加工では、鋸と鑿を巧に扱い隙間なく納める技には、生徒たちは大変驚嘆していました。生徒からは、「高度な規矩術を使っての墨付け方法を理解できた」、「鉋仕上げ面がたいへん正確で美しい」、「速く美しく仕上げるために自分なりに研究して努力しているところが素晴らしい」などの感想が寄せられ、匠の技を目の当たりにして、とても大きな刺激になったようでした。
 生徒たちが技能五輪に向けて、今後より一層努力することを期待します。