日誌

高校1年の保護者の皆様へ【進路室コラム11】

励ましの言葉、ありがとうございます

先日、家庭科担当の教員から
以下のような話を聞きました。

「『家で料理をし、
その様子をレポートにまとめて振り返ること。
さらに、保護者からコメントをもらうこと』
という課題を出したら、
とてもいい内容だった。」

興味がわいたので、
提出されたレポートを借りて拝読しました。
生徒の振り返り、保護者の皆様からのコメント、
共に思わず顔の筋肉が緩む微笑ましいもので、
しばしの間穏やかな気分に浸ることができました。

「家族に『おいしい』と言ってもらえることが
すごく嬉しいことだとわかった。」(生徒)
「とてもおいしかったです。また作って下さい。」(保護者多数)

中には次に向けてのへの課題を述べているものもありました。
 ○盛りつけをがんばれたらいい
 ○ナムルを他の具材で試したらどうか

立教大学の中原淳教授は
著書「フィードバック入門(PHPビジネス新書)」で
このように書いています。

「フィードバックとは、
耳の痛いことを伝えて、部下と職場を立て直す技術である。」

今回は相手が部下ではありませんが、
保護者の皆様のコメントを読んだとき、
一瞬頭をよぎりました。
他の具材で試す旨のコメントは
生徒の振り返りの中にも見受けられ、
これは探究活動にもつながるなと思いました。

通常であれば、
学校で調理実習を行うだけで終わったかもしれません。
コロナ禍で生まれたコミュニケーション。
10月の学年保護者会でも申し上げましたが、
保護者の皆様のご家庭での励ましが
生徒のコンピテンシー育成につながるものと考えます。
今後もご支援の程、
どうぞよろしくお願い申し上げます。