日誌

矢東生へ【進路室コラム4】

2つの「望」

緊急事態宣言が出されてから
半月ほど経ちましたが
セルフコントロールの具合はいかがですか。

先日行った保護者アンケートの
自由記述の一部を読みました。
保護者の方々は
あなたの生活姿勢に対して
かなり心配を募らせています。

ひとり考え事をしていて
こんな言葉が浮かびました。

欲望と希望。

ここでいう欲望は
本能あるいは快楽といってもいいです。
今この瞬間、という意味合いが強いです。
希望は
可能性とかこの先とか
目線を未来に向けたニュアンスで使いました。

ストイックに生きるならば
欲望を抑えて
希望を大きくするでしょう。
一方、過度な欲望充足は
希望をshrinkさせることにはならないだろうか。

ゲームのことに言及したアンケートがありました。
今の時代
ゲームをやるな、というのはむずかしいのだろう。
しかし
やりすぎるのはどうなのだろう。
健康を害することにもつながりかねない。
(参考)WHO
https://icd.who.int/dev11/l-m/en#/http%3a%2f%2fid.who.int%2ficd%2fentity%2f1448597234

現在
進路資料の編集作業をしています。
毎年卒業生の声を載せているのですが
第1希望がかなわなかった生徒が
必ず残すコメント。
「もっと早くから勉強しておけばよかった」
「1・2年のツケがまわった」
もう少し節制していれば
ちがう可能性を追求できただろうに。

矢東生に告ぐ。
欲望と希望のバランスをよく考えた方が良い。