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 5月にもおじゃました旧足利盲学校の校舎ですが、現在は保存修復を手掛けられながら、『.a public』とネーミングされ、地域の文化拠点として活用が始まっています。8月4日(日)までは「故郷の記憶を辿る」として、足利の人々の暮らしの記憶を辿る写真展が開催されています。大正時代から平成時代にかけての足利市民や街の様子が貴重な写真によって紹介されていますので、興味がある方は是非足を運んでみてください。私としては、昭和終盤から平成にかけて、自分自身が足利市内の学校に勤めていましたので、見覚えのある情景もあって懐かしさでいっぱいになりました。会場では、飲み物やおしゃれな「.a」Tシャツの販売もされていました。  一方で、足利盲学校の設立に携ってくださった方々の肖像写真(左から沢田氏、近藤氏、富永氏 いずれも展示写真を撮影して掲載)と御功績も展示されていました。5月の記事でも紹介した初代校長の沢田正好先生の展示もありました。現在の校長室に飾られている肖像写真よりもお若い頃の写真とともに、御自身も弱視だった沢田先生が、大正期に自宅に足利鍼灸按講習所を開設し、翌年には足利盲学校の設立が成ったことや、私立時...
 7月18日(木)小学部低学年は、鹿沼市のわくわくネイチャーランドに校外学習に行ってきました。前日まで雨が続き増水による川遊びの中止が心配されましたが、当日は梅雨が明け、黒川はほどよい水量となって、無事川遊びが実施されました。前日から宿泊している高学年グループと合流して盛り上がりは最高潮。ライフジャケットに身を任せて川流れをしたり、手をつないで流れに向かって歩いたり、それぞれのペースで楽しみました。午後は自然の中のアスレチックでしっかり遊び、帰りのバスはぐっすり夢の中でした。       
 7月5日(金)、不審者対応避難訓練を行いました。不審者役を演じた宇都宮中央警察署スクールサポーターの方に、校内の職員が連携して対応しました。その間、幼児児童生徒は、校内放送や先生の指示に従い、落ち着いて避難することができました。   身を守る行動として、大谷町駐在所の警察官から「1人にならない、先生や周りの大人の話を良く聴く、防犯ブザーや笛を身に付ける」、また、スクールサポーターから「イカのおすし(行かない、乗らない、大声を出す、知らせる)」や「さすまたの使い方」のお話をいただきました。        
 7月2日(火)、日本情報処理検定協会が主催する日本語ワープロ検定試験に、中学部の生徒が参加しました。  本校の生徒がワープロ検定試験を受験するのは今回が初めてとなります。  参加した生徒は、授業や自宅での練習の成果を発揮し、集中して試験に臨んでいました。
 7月1日(月)に、幼小部児童会主催で七夕集会を行いました。学級ごとに自分の願い事を発表し、短冊や七夕飾りを笹に付けていきました。みんなの願い事の重みで、笹が折れるハプニングもありました。本物の大きな笹が登場すると、一人一人じっくり触れました。本物の笹の葉は、模型の笹の葉よりもツンツンとしていたようで、手を引っ込める児童もいました。  その後は、みんなで「たなばたさま」を歌い、最後には「虹の彼方に」を合奏しました。ハンドベルと電子ピアノの音色が響き渡り、七夕にぴったりのロマンチックな時間を過ごすことができました。       
 7月4,5日の2日間にわたり、教員を目指す大学生6名が本校で介護等体験をしています。今回は今年度2回目ですが、6月にも6名の学生が来ていました。9月と12月にも6名ずつ学生が入りますので、1年間で24名の学生が本校の幼児児童生徒と触れ合ったり、盲学校ならではの授業を見学したりします。  学生に尋ねてみると、盲学校に来るのは初めてとのことです。学生の皆さんには、見えない・見えにくいことがあっても、闊達に学び、生き生きと学校生活を楽しんでいる幼児児童生徒と大いに触れ合い、多くのことを学んで帰ってほしいと思います。  いずれは、学生の多くが市町の小学校や中学校で教師になることと思います。インクルーシブ教育が今後も広がると思いますので、学生の皆さんが教師として赴任した小学校や中学校に、見えない・見えにくいことで困り感をかかえる児童生徒が在籍しているかもしれません。今回の介護等体験で得た知見が、何かのときに役立つことを願っています。そして、盲学校と、小学校や中学校をつなぐキーパーソンになってくれることを期待しています。
 7月3日(水)に鹿沼高校から外国語指導助手(ALT)のプレストン・チャールズ.P先生が来校しました。 <小学部>〇グループA 児童、チャーリー先生の順で自己紹介をしました。好きな色や好きな動画チャンネルについて、チャーリー先生と共通点があり、びっくりしたりうれしくなったりして、もっと話をしたくなったようでした。英語を使ってたくさんやりとりができました。  児童は事前に英語を使ったやり取りの練習を重ね、当日はチャーリー先生を控室から教室へスムーズに案内することができました。   〇グループB「Animal sounds quiz(動物の鳴き声当てゲーム)」で、日本語との違いに驚きながらゲームを楽しみました。「♪Animal Sounds Song」では、皆で輪になり歌いながら体を動かしました。チャーリー先生に積極的に質問し、会話を楽しむことができました。   <中学部> 最初に自己紹介をし、そのあと、事前に準備していた質問をしました。ゲームでは、順番を決めるため、英語でのジャンケンのやり方を教わり、皆でやってみました。体を動かしながら英語で歌ったり、カードゲームをしたりして充実した学習ができました。   &nbsp...
 7月2日(火)に社会福祉法人藹藹会との交流を行いました。 本校では、毎年七夕の時期に、中学部と高等部の生徒が近隣にある藹藹会に行き、利用者の方々と交流をしています。今年度の交流では、本校生徒は友愛のメッセージを込めて『ともだちはいいもんだ』を歌いました。藹藹会の利用者の方々は、いきものがかりの『笑顔』を、職員の方々の生演奏で歌ってくださいました。心のこもった歌声に、曲名のとおり皆が笑顔になりました。 最後に、願い事を書いた短冊を、皆で笹の葉に飾り、また来年も会うことを約束しました。          飾り付けした竹1本と、背丈の高さほどあるくす玉と吹き流しをいただきました。藹藹会の方が本校に運んでくださり、校内に飾りました。
 6月20(木)JR宇都宮駅へ行ってきました。切符の購入方法、改札機の通過方法、エレベーターの乗り方などを事前に学習しました。当日は、JR日光線で宇都宮駅から鹿沼駅まで乗車しました。  宇都宮駅では、新幹線の音を聴いたり、パン屋さんでインタビューをしたりしました。サイゼリヤでの昼食では、楽しみにしていたメニューをおいしくいただきました。  天気にも恵まれ、充実した一日を過ごすことができました。      
 6月24日(月)は学校公開でした。  当日は最高気温が33.3度と大変暑い日となりましたが、本校保護者16名、外部参加者42名、計58名の方がご参加くださいました。  ご参加の皆様には、視覚障害に配慮した本校ならではの授業を参観していただいたり、教材展示室や資料室(本校で保存されている古い教材教具等を展示した部屋)を見学していただいたりしました。  また希望された方には寄宿舎見学もしていただきました。  参加された方からは「教材や授業内容を拝見できてよかった。どんなことから学ぶのかが分かった。」や「様々な工夫がされておりとても勉強になった。それぞれの場面でそれぞれにあった物・音などが用意されており、一人一人に合わせた教材が用意されていると感じた。」などと感想をいただきました。  盲学校は、県内唯一の視覚障害教育を行う学校です。  今年度は学校祭(古賀志祭)も開催されますので、是非、本校にお越しいただき、視覚障害教育について知っていただけますとうれしいです。   
 大規模地震を想定した避難訓練(当日)の給食を紹介します。今回のメニュー内容は、非常食献立(救給コーンポタージュ、タンドリーチキン、麦ごはん、千切り大根のサラダ、牛乳)です。「救給コーンポタージュ」とは、非常用に開発されたもので、アレルギー特定品目は使用していません。温めなくても、水がなくてもそのまま誰でも安心して食べることができます。 非常食献立は、毎年実施しているため、食べ方や味に戸惑うことなくおいしく食べられました。 
   立派で輝くような虹が出たので、本校HPを閲覧中の皆様にその画像をお届けします。  3日前の6月18日(火)にも虹が出たばかりですが、6月21日(金)17時30分前後に現れた虹は、大きくて鮮やかな素晴らしい虹でした。画像ではわかりにくいのですが、うっすらと二重になっているのがわかるでしょうか。とにかくとても美しく、珍しい虹でした。多くの職員が写真撮影をせずにはいられないほどでした。  昨年度もHPに記事をあげたことがありますが、本校からは虹が見えることが結構あります。本校の立地が街から離れていて周辺に田園が広がっていること、丘の上に立っていて見晴らしがよいこと、近くに標高約580mの名山、古賀志山が横長にそびえたっていて局地的な天候に影響を及ぼすこと等の立地条件が影響しているのかもしれません。それにしても私が本校に赴任して以来、最高の虹だったと思います。また虹が出たら、皆様に報告させていただきます。  
6/17(月)の朝から6/18(火)の夕刻まで降っていた雨があがり、盲学校から見える南東と東の空に虹がかかりました。虹色の赤色、だいだい色、黄色、緑色、青色、あい色、むらさき色の中で、特に赤色と黄色と紫色がよく見えました。タブレットで写真を撮って拡大して見るなど工夫して見ている寄宿舎生や先生もいました。よく見ると虹の外側にもうっすら虹が見える、ダブルレインボーでした。     
 6月14日にジェイ・バス株式会社宇都宮工場に社会科見学に行ってきました。この会社は、路線バスの製造をしている会社で、日本の路線バスのおよそ6割以上が宇都宮工場で造られているそうです。  工場見学では、製造過程によって様々な音がしていました。工場内で働いている方の装備品が、製造工程によって異なっていることを教えていただきました。工場で長く働いていると、音によってどんな作業をしているか聞き分けられる方もいるという話を聞いて、児童は驚いていました。  見学後は、ベルモールで昼食を済ませ、昨年8月に開業したLRTで宇都宮駅まで移動しました。  今回、ICカードを利用して乗車するというミッションがあり、LRTに乗車したことがある児童もICカードでの利用は初めての経験でした。  LRTには乗車するときと降車するときの2か所カードリーダーがあり、乗車するときは緑、降車するときは黄色にタッチして利用します。  カードリーダーには、点字もあり、停車中に確認すると児童は、「あっ、点字で【のる】と【おりる】って書いてある。」と、どちらにタッチすればよいか分かると話をしていました。事前学習でどちらにタッチするのかは学...
 6月17日(月)、宇都宮税務署の堀口一成様に御来校いただき、「租税教室」を行いました。今回の講座では、税金の大切さや税金の種類、公平な税金の負担について学習しました。  公平な税金の負担に関しては、グループに分かれて話し合いをしました。身近なことが題材として取り上げられたこともあり、どのグループでも活発に意見交換がなされました。  最後の質疑では、「エネルギーや原材料の高騰などの現在の社会情勢を踏まえ、税の見直しや増税の可能性はあるのか」というような質問があり、税について主体的に考える様子が見られました。  税の在り方やこれからの社会参加について考える、貴重な機会となりました。  
 6月7日(金)に、避難訓練と下校対応訓練を実施しました。  今回は、校舎が被害を受けて通行できない箇所ができたことや、電気系統の被害により放送機器が使用できなくなったことを想定して行いました。緊急地震速報を聞いた児童生徒は、事前学習で学んだことを生かして速やかに身を守る行動ができました。その後、避難指示を聞いて安全を確認しながら避難場所へ移動しました。  下校対応訓練では、大規模災害によりスクールバスや公共交通機関が使用できないことを想定した下校を行いました。今回の訓練をとおして緊急時の下校手順について、保護者の皆様と確認することができました。御協力ありがとうございました。   
 6月11日(火)2校時に校内点字競技会が行われ、4名の児童生徒が五十音、転写、聴写、速読みの4つの競技で点字の読み書き能力を競いました。今年度は、2年に一度の全国盲学生点字競技大会が11月に開催される年です。誰が代表選手に選ばれるのか、そして今回の結果を受けてさらなる記録の向上が見られるか、楽しみです。
 6月6日(木)に、宇都宮市立城山西小学校の2年生と本校児童で「遊び交流」を実施しました。班ごとに自己紹介を行った後、全員で1つの輪になってロンドン橋のゲームを行いました。ゲームの中で、好きな食べ物や遊び、得意なことを互いに発表し合いました。本校児童にとって、たくさんの友達と遊ぶことができる貴重な時間になりました。  その後、城山西小の皆さんは、「盲学校探検」を行いました。触察教材や点字本を触ったり、点字を書く体験をしたりしました。  また、城山西小の皆さんと会えることを楽しみにしています。
保護者様へ 下校対応訓練は無事終了しました。御協力ありがとうございました。 学校では、本日の訓練の反省点を生かし、今後の安全対策を講じていきます。お気づきの点がございましたら、学級担任を通してお知らせください。
 5月28日火曜日、天気は雨模様でしたが、生徒たちは晴れ晴れとした笑顔で日光方面に校外学習に行きました。  いろは坂では、カーブごとに、いろは・・・の順番に出てくる看板を皆で探すことに盛り上がりました。日光自然博物館では、最新のデジタル映像を体感したり、森の生き物の鳴き声をクリアに聴くことができました。生徒たちが一番楽しみにしていた華厳の滝では、今年は雪解け水が少なかったようで、流れ落ちる水は控えめ目でしたが、雨の音に負けない滝の音を、耳を澄まして聴き入っていました。  また、中学部全員で校外に出るのを楽しみにしています。        
 5月26日(日)、栃木県総合運動公園にて第19回栃木県障害者スポーツ大会が開催されました。中学部3名、高等部2名の生徒が陸上競技に、また高等部1名の生徒がサウンドテーブルテニスに出場しました。  気候にも恵まれ、それぞれが練習の成果を発揮し、自己記録や大会記録の更新、入賞などの素晴らしい成績を収めることができました。  中3男子 50m【視覚・男子】 第1位 9秒84 大会記録  中3女子 50m【視覚・女子】 第1位 30秒11  高1男子 100m【視覚・男子】 第2位 21秒16  中3男子 800m【視覚・男子】 第1位 3分16秒52  高3男子 1500m【視覚・男子】 第1位 6分17秒77 大会記録  高1男子 サウンドテーブルテニス 第2位     
 舎生会役員選挙が行われました。  5月8日(水)立会演説会では、立候補した4名が舎生会活動への抱負を発表しました。  5月13日(月)選挙では、寄宿舎図書室にて一人一人の寄宿舎生がよく考えて投票しました。  開票の結果、決選投票となった会長を含めて、副会長と書記、計3名の新役員の当選が決まりました。  そして5月20日(月)、28日(水)には、新役員の任命式が行われました。校長先生から激励の言葉とともに「任命書」が手渡され、新しい役員からはお礼と頼もしい意気込みを聞くことができました。  新しい役員さんたちのもとで、いよいよ今年度の寄宿舎舎生会の本格的なスタートです!   
 5月1日(水)の放課後、本校専攻科2・3年生を対象に進路講話を実施しました。今年度の進路担当教員から治療院や訪問マッサージ、ヘルスキーパーの職務内容について経験談を交えた話がありました。生徒たちはそれぞれの進路について、より具体的なイメージを膨らませることができたのではないかと思います。今回の進路講話を踏まえ、それぞれの進みたい道から逆算して、今すべきことは何か、考えられるようになってほしいと思います。今後、進路希望調査を配付し、その結果を基に進路開拓や授業を進めていく予定です。
 南極教室当日の給食は、「南極献立」でした。本校栄養教諭が、農林水産省のホームページに掲載されている、南極観測隊の調理隊員として働いていた方のコメントを参考にした献立を考案しました。  南極ではごみに関するルールが厳しく決められているため、食品ロスを出さない食事を考えているそうです。特に、水質汚染を防ぐために液体ごみを発生させないようにする必要があり、余分な水分を出さないように気をつけていたそうです。  「悪魔めし」は、天かす、青のりを使った天つゆ味の混ぜご飯です。南極では、それをおにぎりにして提供した際に、とてもおいしいが夜食として食べるには高カロリーで、隊員が思わず「悪魔的だね」とつぶやいたことから、悪魔おにぎりと呼ばれていたそうです。  南極教室の中継では、調理隊員が食堂から「悪魔のおにぎり」を紹介してくださいました。  給食では「天使のデザート」も提供されました。南極では貴重な食材を無駄にしないよう、フルーツ缶はフルーツとシロップを分け、1缶から2品のデザートを作っていたそうです。フルーツ缶のシロップとヨーグルトを混ぜたデザートを、天使のデザートと呼んでいたそうです。  他の...
 南極の昭和基地、東京の国立極地研究所、本校体育館をオンラインでつなぎ、「南極教室」が行われました。現在第65次南極地域観測隊として活躍されている草野修平隊員が、宇都宮地方気象台に勤務されていたときに本校の防災教育に協力をしてくださったことが縁となり、実施されることになりました。  中継では、視覚障害者に配慮してくださり、ペンギンの鳴き声や氷面を歩く音、ブリザードの音、破氷船が氷を割り進む音など、南極から届くさまざまな音や声に耳を傾けました。  事前学習では、南極から届いた氷を触ったり氷から聞こえる音に耳を澄ましたりしました。草野隊員からは、どうして不思議な音がするのかをわかりやすく説明してくださりました。  質問コーナーでは、生物に詳しい隊員も登場し、南極にいる動物について教えてくださりました。また、降水量についての質問では、地球温暖化を防ぐことにつながるように、草野隊員が観測に尽力されていることが分かりました。  極寒の地から優しく丁寧に、温かく教えてくださった草野隊員、昭和基地の皆様、主催してくださった国立極地研究所の皆様、本当にありがとうございました。昭和基地は、これからさ...
 5月13日(月)、多くの保護者に参加していただき、第1回保護者会が行われました。  全体会では、校長から「特別支援教育の在り方に関する検討会報告書」や本校の新規事業等の説明が行われました。また、担当係より、欠席連絡や配布物の電子化の説明等が行われました。保護者の皆様からのアンケートでは、「より良い学校のために、新しい試みをしてくださることに感謝しながら、親自身も学んでいきたい。」、「新しい改革がたくさんで今の時代に沿っていて興味深かったです。」等の感想をいただきました。  その後、学部懇談と授業参観が行われました。授業参観については、「日頃の様子が見られて嬉しかった。」「楽しく取り組む姿が見られました。」等の感想をいただきました。  今後も保護者の皆様と共通理解を図りながら学校運営を進めて参りたいと考えています。御協力をお願いいたします。
教科書展示会のお知らせ  小・中・高等学校及び特別支援学校において使用している教科書を、下記の期間展示しています。保護者の皆様も自由に見学することができます。  詳細は、以下を御覧ください。  R06 教科書展示会のお知らせ.pdf
     皆さんは、足利盲学校を御存知でしょうか。本校初代校長の沢田正好先生も指導者として携われた足利鍼灸按講習所が大正5年11月に設立されました。そして大正6年には私立足利盲学校に改称され、昭和10年4月には栃木県立足利盲学校となっています。宇都宮市にも明治42年に創立した私立宇都宮盲唖学校があり、栃木県に盲教育を行う学校が2校あったということになります。昭和10年には両校が県立学校になり、昭和14年には、宇都宮盲唖学校の盲部門が足利盲学校に移り、足利市に盲学校、宇都宮市に聾唖学校という時代が10年余り続きました。  写真にある木造の建物は、昭和5年、私立足利盲学校だった時代に建立され、昭和24年8月に横川村江曽島(現宇都宮市江曽島)に移転するまで約20年間に渡って使用された校舎です。移転後は、30年ほど前まで幼稚園の校舎として使われていたそうです。お隣の足利市視覚障害者福祉ホームには、沢田先生の胸像が大切に保存されていました。沢田先生は校長を退任されたのちも、足利市で視覚障害者のために様々な活動を続けられたそうです。校長、教頭を含む4名の現役職員が胸像と対面させていただくことができましたが、改めて足利市...
 令和6年度より、幼小部と中学部の児童会と生徒会を統合し、幼小中学部児童生徒会として活動をスタートします。  4月17日(水)に新役員を決める選挙が行われました。立候補した児童生徒は、昼休みなどを使って選挙活動をしたり、立会演説会で意気込みを伝えたりしました。一人一人が自分の意思で投票し、会長と副会長2名の新役員が決まりました。  そして、4月24日(水)には、新役員の任命式が行われました。役員一人一人に校長先生より「任命書」が手渡され、会長からは頼もしい「宣誓」が行われました。  今年度から、児童生徒会の活動をサポートする役割である「庶務係」ができ、4名の児童生徒が担当することになります。これから役員や庶務係を中心に、みんなで力を合わせ、明るく楽しい学校生活にすることができるよう、活動していきます!    
 4月25日(木)に、宇都宮市文化会館において、劇団四季ミュージカル「ガンバの大冒険」が公演され、小学部4~6年の児童が鑑賞しに行きました。本校の他、宇都宮市内の小学校や特別支援学校などの児童も参加しており、大ホールは満員でした。開演の音響が流れ幕が開くと、大歓声と大きな拍手が会場を包みました。  児童たちは、迫力ある演技と歌声にじっと聞き入っていました。中には、演技の途中で何度も出てくる「行こうよ仲間たち」という歌の歌詞を覚え、一緒に歌う児童もいました。  帰校後、各学級で振り返りの時間を持ちました。「ガンバクイズ」をしてストーリーを振り返ったり、感想を伝えあったりしました。どの児童からも、「楽しかった!」という声がたくさん聞かれました。  
  栃木県立盲学校HPに御来訪くださり感謝申し上げます。  校長の野原辰男でございます。校長としては2年目、盲学校での勤務歴としては12年目となりました。今年度も、よろしくお願いいたします。  ところで、はじめに紹介したいのですが、本校では令和6年度から以下にあげた3つの新事業を始めました。 (1)『とちもうeyeサポートセンター』の立上げ (2)『幼稚部3歳児学級』の設置 (3)『通級による指導』の開始  これらの事業に取り組み、視覚障害教育に関するセンター的機能の更なる充実を進めてまいります。栃木県立盲学校の新しい歴史が始まろうとしています。地に足をつけ、進めてまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。  さて、見えない・見えにくいことでお困りの方はいませんか。就学や進学、そして将来の生活に不安や悩みをかかえている方にとって、盲学校への入学は、1つの選択肢です。なぜなら、盲学校だからこそできる教育があると考えているからです。  近年、盲学校の在籍者数は全国的に減少する傾向にありますが、本校では少人数であることをアドバンテージととらえて、個に応じた教育を手厚く行っています。そ...
 本年度は、小学部2名、中学部1名、高等部普通科3名合計6名の児童生徒が入学しました。  来賓のPTA会長様からは、「笑顔多き学校生活となりますよう、心から願っております。そして、私達も応援しております。」との励ましの言葉がありました。  新入生のみなさんの今後の学校生活が有意義なものとなるように、教職員一同、今後も全力で教育活動を進めて参ります。  
 4月8日(月)、第1学期始業式及び離任式が実施されました。  始業式では校長先生から、「年度初めに目標をしっかりと立てて、卒業式や修業式で成長を確認できるようにしてください。」との講話がありました。  また、始業式の後、離任式が実施されました。幼児児童生徒から花束を受け取った7名の教職員からは、思い出や励ましの言葉を含んだ心のこもった挨拶がありました。  1年後、幼児児童生徒一人一人が成長を実感できるように、教職員一同、一致団結して教育活動を進めて参ります。  
 3月22日(金)、体育館で修業式が実施されました。校長先生から、各学部の代表に修了証が授与されました。また、校長先生から、「今年度の成長を確認してほしい。」との講話がありました。1年間の学びを丁寧に振り返り、4月から新たな気持ちで目標達成に向けて頑張りましょう。
 長年の願いだった絨毯が張り替えられ、外壁が塗装され、照明も新しくなりました。3月21日(木)、一足早い音楽室のお披露目として、小・中学部合同の音楽の授業として、「音楽室の工事おわったよコンサート」を開きました。教室から音楽棟までの経路をたどり、教室等の新しくなったドアの素材も触って確認しました。音楽室に入ると、「ふかふかの絨毯だ!」と歓声が上がっていました。グランドピアノやバイオリンの演奏に合わせて「ドレミの歌」「北の国から」を歌ったり、マリンバやトーンチャイムの音色に耳を傾けたりしました。新学期の授業も楽しみです。   
   3月18日は「点字ブロックの日」です。今年度も点字ブロックの重要性を更に多くの方々に知っていただくことを目的とし、宇都宮メディア・アーツ専門学校の御協力を得て、ポスターを作成いたしました。   点字ブロックは、岡山市の安全交通試験研究センター初代理事長の三宅精一氏によって考案されました。1967年3月18日に、世界で初めて、岡山盲学校近くの交差点に敷設されました。  「点字ブロックの日」は、この日を記念した日です。2001年にJIS規格として形状の標準化が行われました。点字ブロックの色は主に黄色で、線状の誘導ブロックと点状の警告ブロックがあります。  点字ブロックは、視覚障害者の安全な歩行のために大切なものですので、点字ブロックの上や脇に自転車や車をとめたり、看板や物を置いたりしないようお願いいたします。また、白杖歩行だけではなく、点字ブロックを目で追いながら歩くことが可能な弱視者にとっても大切なものであり、路面との色のコントラストがはっきりしている黄色の点字ブロックが敷設されていくことも重要になってきます。
 3月14日(木)に高等部普通科2年生徒2名がスクールバスと路線バスを利用し、JR宇都宮駅方面に校外学習に行きました。同行援護を利用して外出することを想定し、事前にJR宇都宮駅周辺の情報を収集したり、行動計画を作成したりしました。当日は、同行した職員に援助依頼をしながら、それぞれの行動計画に従って、買い物やLRTの乗車などを経験しました。
 3月11日(月)、令和5年度の卒業式を挙行いたしました。今年度は、多数の来賓をお招きし、盛大に実施することができました。  小学部、中学部、高等部普通科の卒業生一人一人が学校長から卒業証書を授与される姿は、一人一人が輝き、とても誇らしいものでした。  盲学校を卒業し、社会に羽ばたく皆さん、盲学校は皆さんのふるさとです。今後も皆さんの成長と活躍を見守り、またこれからも応援しています。  御卒業おめでとうございます。
 2月26日(月)、卒業舎生祝いの会が行われました。各担当指導員による手引きでの入場後、卒業舎生からは寄宿舎の思い出やこれからの抱負が語られました。校長先生からの激励のメッセージと記念品の贈呈の後、記念写真を撮影しました。アットホームな雰囲気のまま食堂での会食会に移り、卒業舎生の好きな曲を聴きながら美味しい食事を楽しみました。  卒業舎生のみなさん、御卒業おめでとうございます。  
 2月19日(月)、のど自慢大会「寄宿舎うたの王様」が開催されました。ここ数年は放送による実施でしたが、今回はプレイルームに集まり、寄宿舎生による歌や生演奏をみんなで楽しみました。最後には、事前収録した校長先生や教頭先生の歌のプレゼントも飛び出し、大いに盛り上がりました。    2月20日(火)からは、舎生会役員と希望者による「寄宿舎ラジオ」が放送されました。ラジオDJさながら、音楽やお笑いを紹介したり、卒業舎生へ歌のプレゼントをしたりして、個性豊かな6番組が放送されました。放送前の緊張した顔つきは、放送後には達成感のある笑顔に変わっていました。どれも「再放送」の要望がたくさんの人気番組ばかりでした。  
 2月16日にクリーンパーク茂原の見学に行ってきました。クリーンパーク茂原の敷地内にある環境学習センターで施設の説明を聞いてから、ごみ処理施設とリサイクルプラザを見学しました。  リサイクルプラザでは、ビンや缶の選別は、機械だけでなく人の手を使って行われていることに驚き、厚いガラス越しからも大きな音が聞こえていて、「中ではもっと大きな音がしているんだろうな。」と職員の方に感想を伝える児童もいました。  次に、ペットボトルがどのようにリサイクルされているのか見学をしました。リサイクルするために細かく刻まれた破片(ペレット・フレーク・ポリエステル)を触ったり、アルミ缶約2000個を機械で固めた塊にも触れたりすることができました。  最後に、クリーンパーク茂原で一番持ち込まれる燃えるゴミのごみピットの見学をしました。ここでは、大量のごみを大きなクレーンでつかむ様子を実際に見せていただきました。クレーンを見た児童は「UFOみたい。」と率直な感想を述べていました。  今回の見学先は社会で学習していた場所だったこともあり、教科書で学んでいたことを実際に確認することができました。また、教科書に載って...
 2月19日(月)保護者会を開催しました。今回は全体会として保護者人権研修、学校評価アンケートの結果説明を行い、その後授業参観となりました。人権研修では「無意識に思い込んでない?」というタイトルで、無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)について参加した保護者の皆様で意見交換を行いました。3~4人のグループに分れて活発な意見が交わされました。事後アンケートでは『「女の子だから」「男の子だから」という無意識な考えに改めて考えさせられました。』『直接いろんな方の意見を聞ける機会は今までなかったので、今日は良い勉強になりました。』『楽しかったです。』『無意識の思い込みに意識を向けて、自分らしく生きていける社会がくるように個人が心がけていくことを強く感じた。』などの感想が寄せられました。  また、学校評価アンケートの結果についても熱心に耳を傾けてくださっていました。  授業参観では一生懸命学習に取り組んでいる様子から、成長を感じたという内容の感想が多く寄せられました。  お忙しい中、御参加くださった保護者の皆様、ありがとうございました。当日残念ながら参加できなかった保護者の皆様には資料...
 令和6年2月22日に、文教大学 教育学部 発達教育課程 教授の小畑千尋先生が、来校してくださいました。小畑先生は、音楽教育学が専門でいらっしゃいますが、特に歌唱におけるオンチ克服指導法として独自の理論『OBATA METHOD』を確立された著名な先生です。私が聾学校長だった時代に聾学校にも2回ほど来校してくださいましたので、お会いするのは3回目になります。毎回のことですが、小畑先生の前向きで人の良さに着目する姿勢が素晴らしく、知り合えたことに喜びを感じてしまいます。今回は小学部、中学部、高等部の音楽を見学してくださいましたが、盲学校児童生徒が自分の声に耳を傾け、大切に歌う姿にとても感心しておられました。また、音楽科教員への賛辞も頂戴することができました。このことは音楽科教員はもちろんのこと、本校にとりましても大きな励みとなりました。著名で多忙な小畑先生に御来校いただきましたことに心から感謝申し上げます。
 2月15日(木)中学部の校外学習を行いました。  今年8月に開通したLRTを利用してJR宇都宮駅とベルモールを往復しました。往路では、駅にちょうど停車していた車両があったため、集合写真を撮ったり、車体を触察したりしました。車内では、電車やバスとは違う雰囲気に緊張しながらも、アナウンスや周りの音に耳を傾けたり、乗り心地を体感したりしていました。復路では、ホームのいすに腰掛けて談笑したり、白杖でホームの高さを確認したりしました。  ベルモールでは、昼食や買い物等をして過ごしました。生徒一人一人が好きな物を食べたり買ったりして楽しい時間を過ごしました。  JR宇都宮駅では、ウツノミヤテラス、駅ビルや駅構内を散策しました。その後、日光線で鹿沼駅へ移動しました。  LRTとJR線では、交通系ICカードでの乗降に初挑戦した生徒もいました。  様々な体験ができて充実した一日となりました。   
 給食週間に合わせて「食育講話」と「給食感謝の集い」を実施しました。食育講話では栄養教諭から、バランスの良い食事や食事のマナー、伝統料理などについて講話がありました。また、小学部で実施した給食感謝の集いでは、毎日おいしい給食を作ってくれている栄養教諭と調理員さんに感謝の気持ちを伝え、手紙と壁に飾る手作りの給食に関する作品を渡しました。手紙と作品は、食堂に掲示してありますので、機会があれば、ぜひご覧ください。また、給食週間に合わせて給食週間献立も提供されました。  
 毎年幼児児童生徒が楽しみにしている季節がやってきました。今年も、鹿沼市のアカリチョコレート社長の上原様と鹿沼市社会福祉協議会の齋藤様が、バレンタインデーに合わせてチョコレートのプレゼントを持って訪問してくださいました。  生徒代表からは、「これまでも色々な食感を味わいながら食べられて、とても美味しかった。」とのお礼の言葉がありました。  贈呈式で、上原さんには、以下のような手紙を読み上げていただきました。今後もアカリチョコレートさんとの関係を大切にしていきたいと思います。    栃木県立盲学校の皆様へ 今日皆さんにお渡しするチョコレートは、 本当は見た目が岩みたいな長方形のクランチチョコレートなのですが、 つくる時に割れたりして形が小さかったり、不揃いで販売できない5種類のチョコをミックスにしました。味はビター、 ミルク、イチゴ、 抹茶、 キャラメルホワイトチョコとなりますが、小さいので味がわかりにくいかも知れません。お店で販売できないからといって捨ててしまうのは、とてももったいないので冷凍保存しておきます。半年に一度くらい食べてもらえる施設などに届けています。 見た目は小さくて良く...
 創立記念日の前日、2月9日(金)に、令和5年度創立記念行事を実施しました。昨年度は、オンデマンドで実施しましたが、今年度は久しぶりに全幼児児童生徒が体育館に集まりました。  校長先生からは、本校創立から現在に至る115年間のファミリーヒストリーについての講話がありました。それに加えて、本校の校章の由来や創立80周年の記念品として作成した八丸君(陶器の置物)の説明、昭和12年に本校の生徒40余名が小山駅でヘレンケラー女史と奇跡の出会いがあったことも紹介がありました。  幼児児童生徒にとって、本校の創立に関わる先人と母校の歴史について理解を深める大変よい機会となりました。    
 2月1日(木)、宇都宮大学共同教育学部附属中学校との交流活動を行いました。今年度が初めての交流となります。まず、学校紹介と自己紹介から始まり、続いて本校の生徒たちがガイド役になって附属中の生徒の皆さんに点字・ロービジョン・サウンドテーブルテニスなどの体験をしてもらいました。短い時間ではありましたが、体験を通して交流活動をしたり、給食を一緒に食べたりし、楽しく過ごせたようです。  最初はお互いに緊張した様子でしたが、別れの時間が近づくと「もっとたくさんお話したいな。」との声が聞こえてきました。  交流校の生徒の皆さん、ありがとうございました。また、来年を楽しみにしています!