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3月18日は「点字ブロックの日」です。今年度も点字ブロックの重要性を更に多くの方々に知っていただくことを目的とし、宇都宮メディア・アーツ専門学校の御協力を得て、ポスターを作成いたしました。
点字ブロックは、岡山市の安全交通試験研究センター初代理事長の三宅精一氏によって考案されました。1967年3月18日に、世界で初めて、岡山盲学校近くの交差点に敷設されました。
「点字ブロックの日」は、この日を記念した日です。2001年にJIS規格として形状の標準化が行われました。点字ブロックの色は主に黄色で、線状の誘導ブロックと点状の警告ブロックがあります。
点字ブロックは、視覚障害者の安全な歩行のために大切なものですので、点字ブロックの上や脇に自転車や車をとめたり、看板や物を置いたりしないようお願いいたします。また、白杖歩行だけではなく、点字ブロックを目で追いながら歩くことが可能な弱視者にとっても大切なものであり、路面との色のコントラストがはっきりしている黄色の点字ブロックが敷設されていくことも重要になってきます。
3月14日(木)に高等部普通科2年生徒2名がスクールバスと路線バスを利用し、JR宇都宮駅方面に校外学習に行きました。同行援護を利用して外出することを想定し、事前にJR宇都宮駅周辺の情報を収集したり、行動計画を作成したりしました。当日は、同行した職員に援助依頼をしながら、それぞれの行動計画に従って、買い物やLRTの乗車などを経験しました。
2月19日(月)、のど自慢大会「寄宿舎うたの王様」が開催されました。ここ数年は放送による実施でしたが、今回はプレイルームに集まり、寄宿舎生による歌や生演奏をみんなで楽しみました。最後には、事前収録した校長先生や教頭先生の歌のプレゼントも飛び出し、大いに盛り上がりました。
2月20日(火)からは、舎生会役員と希望者による「寄宿舎ラジオ」が放送されました。ラジオDJさながら、音楽やお笑いを紹介したり、卒業舎生へ歌のプレゼントをしたりして、個性豊かな6番組が放送されました。放送前の緊張した顔つきは、放送後には達成感のある笑顔に変わっていました。どれも「再放送」の要望がたくさんの人気番組ばかりでした。
2月16日にクリーンパーク茂原の見学に行ってきました。クリーンパーク茂原の敷地内にある環境学習センターで施設の説明を聞いてから、ごみ処理施設とリサイクルプラザを見学しました。
リサイクルプラザでは、ビンや缶の選別は、機械だけでなく人の手を使って行われていることに驚き、厚いガラス越しからも大きな音が聞こえていて、「中ではもっと大きな音がしているんだろうな。」と職員の方に感想を伝える児童もいました。
次に、ペットボトルがどのようにリサイクルされているのか見学をしました。リサイクルするために細かく刻まれた破片(ペレット・フレーク・ポリエステル)を触ったり、アルミ缶約2000個を機械で固めた塊にも触れたりすることができました。
最後に、クリーンパーク茂原で一番持ち込まれる燃えるゴミのごみピットの見学をしました。ここでは、大量のごみを大きなクレーンでつかむ様子を実際に見せていただきました。クレーンを見た児童は「UFOみたい。」と率直な感想を述べていました。
今回の見学先は社会で学習していた場所だったこともあり、教科書で学んでいたことを実際に確認することができました。また、教科書に載って...
2月19日(月)保護者会を開催しました。今回は全体会として保護者人権研修、学校評価アンケートの結果説明を行い、その後授業参観となりました。人権研修では「無意識に思い込んでない?」というタイトルで、無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)について参加した保護者の皆様で意見交換を行いました。3~4人のグループに分れて活発な意見が交わされました。事後アンケートでは『「女の子だから」「男の子だから」という無意識な考えに改めて考えさせられました。』『直接いろんな方の意見を聞ける機会は今までなかったので、今日は良い勉強になりました。』『楽しかったです。』『無意識の思い込みに意識を向けて、自分らしく生きていける社会がくるように個人が心がけていくことを強く感じた。』などの感想が寄せられました。
また、学校評価アンケートの結果についても熱心に耳を傾けてくださっていました。
授業参観では一生懸命学習に取り組んでいる様子から、成長を感じたという内容の感想が多く寄せられました。
お忙しい中、御参加くださった保護者の皆様、ありがとうございました。当日残念ながら参加できなかった保護者の皆様には資料...
令和6年2月22日に、文教大学 教育学部 発達教育課程 教授の小畑千尋先生が、来校してくださいました。小畑先生は、音楽教育学が専門でいらっしゃいますが、特に歌唱におけるオンチ克服指導法として独自の理論『OBATA METHOD』を確立された著名な先生です。私が聾学校長だった時代に聾学校にも2回ほど来校してくださいましたので、お会いするのは3回目になります。毎回のことですが、小畑先生の前向きで人の良さに着目する姿勢が素晴らしく、知り合えたことに喜びを感じてしまいます。今回は小学部、中学部、高等部の音楽を見学してくださいましたが、盲学校児童生徒が自分の声に耳を傾け、大切に歌う姿にとても感心しておられました。また、音楽科教員への賛辞も頂戴することができました。このことは音楽科教員はもちろんのこと、本校にとりましても大きな励みとなりました。著名で多忙な小畑先生に御来校いただきましたことに心から感謝申し上げます。
2月15日(木)中学部の校外学習を行いました。
今年8月に開通したLRTを利用してJR宇都宮駅とベルモールを往復しました。往路では、駅にちょうど停車していた車両があったため、集合写真を撮ったり、車体を触察したりしました。車内では、電車やバスとは違う雰囲気に緊張しながらも、アナウンスや周りの音に耳を傾けたり、乗り心地を体感したりしていました。復路では、ホームのいすに腰掛けて談笑したり、白杖でホームの高さを確認したりしました。
ベルモールでは、昼食や買い物等をして過ごしました。生徒一人一人が好きな物を食べたり買ったりして楽しい時間を過ごしました。
JR宇都宮駅では、ウツノミヤテラス、駅ビルや駅構内を散策しました。その後、日光線で鹿沼駅へ移動しました。
LRTとJR線では、交通系ICカードでの乗降に初挑戦した生徒もいました。
様々な体験ができて充実した一日となりました。
毎年幼児児童生徒が楽しみにしている季節がやってきました。今年も、鹿沼市のアカリチョコレート社長の上原様と鹿沼市社会福祉協議会の齋藤様が、バレンタインデーに合わせてチョコレートのプレゼントを持って訪問してくださいました。
生徒代表からは、「これまでも色々な食感を味わいながら食べられて、とても美味しかった。」とのお礼の言葉がありました。
贈呈式で、上原さんには、以下のような手紙を読み上げていただきました。今後もアカリチョコレートさんとの関係を大切にしていきたいと思います。
栃木県立盲学校の皆様へ
今日皆さんにお渡しするチョコレートは、 本当は見た目が岩みたいな長方形のクランチチョコレートなのですが、 つくる時に割れたりして形が小さかったり、不揃いで販売できない5種類のチョコをミックスにしました。味はビター、 ミルク、イチゴ、 抹茶、 キャラメルホワイトチョコとなりますが、小さいので味がわかりにくいかも知れません。お店で販売できないからといって捨ててしまうのは、とてももったいないので冷凍保存しておきます。半年に一度くらい食べてもらえる施設などに届けています。
見た目は小さくて良く...
2月1日(木)、宇都宮大学共同教育学部附属中学校との交流活動を行いました。今年度が初めての交流となります。まず、学校紹介と自己紹介から始まり、続いて本校の生徒たちがガイド役になって附属中の生徒の皆さんに点字・ロービジョン・サウンドテーブルテニスなどの体験をしてもらいました。短い時間ではありましたが、体験を通して交流活動をしたり、給食を一緒に食べたりし、楽しく過ごせたようです。
最初はお互いに緊張した様子でしたが、別れの時間が近づくと「もっとたくさんお話したいな。」との声が聞こえてきました。
交流校の生徒の皆さん、ありがとうございました。また、来年を楽しみにしています!
1月23日(火)、栃木県選挙管理委員会、宇都宮市選挙管理委員会の方を講師としてお招きし、高等部普通科2年生が、選挙に関する講義を聞き模擬選挙を行いました。
この企画は若年有権者に選挙制度についての理解を深め、投票への参加に結び付けることを目的として行われるものです。最初に、実際の選挙にまつわるエピソードや、選挙に関するクイズを交えながら、選挙を身近なものとして感じられるような講話をしていただきました。その後、実際の投票所で使用される投票箱や記載台をじっくりと触って確認しながら、投票所のイメージ作りをしていきました。生徒たちからは「拡大に使う道具は持ち込んでいいのですか?」「点字の選挙公報はどのようにしてもらえるのですか?」など、選挙を大切なものとして受け止めている質問が出ていました。最後には「選挙の流れが理解できました。」「安心して選挙に行くことができます。」などの感想がありました。
12月19日(火)、佐野東高等学校との交流を行い、22名の生徒たちが盲学校に来校しました。午前中は、本校職員による図書館を含めた盲学校についての説明や、かんたんツボ講座、点字体験などが行われました。午後は、中学部と高等部に分かれてそれぞれ交流を行いました。
中学部では、自己紹介のあと、本校生が準備した「もぐらたたきゲーム」や、佐野東高生が準備した「触って当てようゲーム」を行いました。生徒たちは、互いに声を掛け合いながらチーム一丸となり、みんなで楽しく関係を深めることができました。
高等部では、二つのグループに分かれて交流を行いました。本校生が司会進行をしながら、東チームは、各校で準備したゲームでレクリエーション、西チームは、クイズを交えたディスカッションを行いました。東チームでは、アイマスクをして匂いを嗅いで当てるゲームが難しく、回答者はヒントをもらいながら頑張って答えていました。西チームは、趣味の話や好きなものの話などで大変盛り上がり、同世代の友達と笑顔で会話する様子が見られました。
短い時間でしたが、互いに実りある交流を行うことができました。佐野東高等学校の皆さん、ありがとう...
12月20日と21日の2日間にわたり、小学部、中学部、高等部普通科の児童生徒がチェロ教室に参加しました。ボランティアの荒川育子先生によるチェロ演奏の鑑賞と演奏体験、合奏の3部構成で授業を行いました。「ララルー」や「Happy Xmas」などでは、校長先生のギター、事務の津久井さんのコントラバスと一緒に演奏していただきました。児童生徒たちは、演奏にじっと聴き入ったり、鈴を鳴らして参加したりしていました。合わせる楽器が多くなると音色がより豊かに華やかになることを実感できて、「豪華な音がする」と喜んでいました。演奏体験では、弦を押さえる場所を駅名に例えたりしながら一人ひとり丁寧にご指導いただき、児童生徒たちは、「きらきら星」や「よろこびの歌」を、音程を上手に合わせながら、弦を響かせてしっかりと弾くことができました。
寄宿舎では普段の寄宿舎生活では経験できない様々なことを経験することを目的とした「生活体験拡大外出」を実施しています。
中学部・高等部の男子舎生は11月20日(月)と12月6日(水)それぞれスクールバスを利用してJR宇都宮駅周辺に外出しました。LRTの見学や生活用品の買い物、自分で注文しての食事や電子マネーを使った会計等、事前学習を活かして「やりたかったこと」に挑戦することができました。
また、1月9日(火)には小・中学部2名の舎生が城山地区地域内交通「城山孝子号」を使って鹿沼市街に外出しました。老舗の箒店で伝統的な鹿沼箒の実物に触れたり、鹿沼の新名物のシウマイを美味しく食べたりして、地域の名産に触れる貴重な体験をすることができました。
『天才てれびくん』▽盲学校の中学生と演奏会SP 再放送のお知らせです。
12月25日(月)17:35~18:00 NHK・Eテレ
夏休みに本校や宇都宮市内で撮影されたものです。
中学部生徒2名とてれび戦士2名が協力して素敵な歌詞を作り、曲を完成させました。
10月の放送を見逃してしまった方、もう一度見てみたい方、お楽しみに・・・。
点字用紙は一度使用すると点字用紙として再利用はできません。中学部と高等部の作業班では、この使用済みの点字用紙を使って、「リサイクル点字コースター」を作っています。コースターには点字の凹凸があるので、コップの結露がコースターに付きにくく好評です。
このリサイクル点字コースターを、栃木県立特別支援学校宇都宮青葉高等学園のコミュニティショップ「きょうの森」へ納入することになりました。12月8日に、本校の地域連携教員からショップを担当する生徒へ直接手渡しをしました。
おいしいパンと飲み物をいただきながら、よかったらコースターにある点字に触れてみてください。レジの横にも置いてあります。
「きょうの森」の営業日時は、火曜日から金曜日11:20~14:50です。(ラストオーダーは14:30)
12月11日(月)、日本フラワーデザイナー協会栃木県支部の方を講師に招き、高等部家庭総合・専攻科生活技術の授業で、「フラワーアレンジメント教室」を行いました。
この企画は、日本フラワーデザイナー協会が、全国の盲学校等の生徒にお花に触れて、お花のすばらしさを知ってもらうことを目的に行われている「花の宅配便事業」によるものです。本校では、4年ぶりの実施となりました。ほとんどの生徒がフラワーアレンジメントは初めてでしたが、丁寧なアドバイスを受けながら、枝や花をどの位置にどの向きに入れるか工夫しながら楽しそうに行っていました。材料は同じでもそれぞれの個性が感じられる素敵な作品が完成しました。生徒から、「とても楽しかった。」「花に触れていやされた。」「貴重な経験になった。」などの感想がありました。
令和5年12月16日(土)~17日(日)に宇都宮大学にて、第45回視覚障がい乳幼児研究会『栃木大会』が開催されました。筑波大学准教授の佐島毅先生の基調講演を生で聞くことができるので、とても楽しみにしておりました。佐島先生は、「手で見て学ぶ世界を理解する~盲幼児・盲重複児の発達を支援するために~」というテーマのもと、全盲児が、素晴らしい教材と系統立てられた教材の提示によって平面から縦横、そして3次元へと触察の世界を広げていく指導事例を見せていただきました。子どもの発達と触察世界の広がりが密接に結びついているという内容からは、漠然と捉えている子どもの発達を整然かつ明確にしていただいた思いです。加えて楽しみだったのは、基調講演後のシンポジウムに本校の早期教育相談担当職員や保護者が話題提供者として登壇することでした。身内の活躍ぶりが素晴らしく感心するばかりでしたが、特に保護者からのお話は、御自身の出産から育児へとライフステージが変化する中で家族とともに悩み、考え、切り開いてきたというオリジナリティにあふれた内容で、視覚障害教育にとって参考になる視点がたくさんございました。保護者のお話に対し、研究者の皆...
12月6日(水)JR宇都宮駅東口方面への校外学習が行われました。
夜から降り出した雨もあがり、久しぶりの校外での楽しい行事に花を添えてくれました。
今年の夏に開業したLRTの乗車は、生徒全員が初体験で、事前学習でも期待が大きく膨らんでいました。車両は、黄色と黒のコントラストでとても素敵でした。
ベルモールでは、コーヒーショップで言い慣れない「フラペチーノ」の言葉を何度も練習して緊張しながら注文しました。初めて味わったキャラメルフラペチーノや抹茶フラペチーノは、「おいしー!!」と、叫ぶような感想でした。
昼食には、ラーメンやハンバーガーなどを食べ、どの生徒からも幸せそうな笑顔がこぼれていました。
特別支援学校では、毎年、介護等体験として教員を目指す大学生を受け入れています。盲学校においても2日間の日程で多くの学生を受け入れていますが、授業参加等を通して幼児児童生徒が学ぶ姿や盲学校ならではの指導方法などについて体験していただいております。私は、常日頃から、見えない、見えにくい幼児児童生徒に対して分かりやすさを追求した授業の工夫は、地域の小・中学校の授業でも活用できるのではないかと考えています。介護等体験で来校した学生たちが、盲学校での体験を将来の授業作りの参考にしてくれることを願っています。
12月の介護等体験では最終日の8日(金)に、白鷗大学教育学部准教授の向井正太先生が来校してくださいました。今回も白鷗大学から学生を受け入れておりましたが、今年度最後ということで校長室に来室してくださり、御挨拶を頂戴しました。向井先生は、英語が御専門とのことでしたが、特別支援教育にも興味をお持ちになっている御様子でした。また、学生の中には、介護等体験をきっかけに特別支援学校に進もうと考える方もいるのだとか…。時間の都合で、向井先生とは話し足りない感がありましたので、何かの機会に...
12月1日(金)に鹿沼高校より、外国語指導助手(ALT)のプレストン・チャールズ P先生が来校しました。
<小学部>
〇内山学級
はじめに自己紹介をし、好きなアニメや動物などについて英語で上手に伝えることができました。それから、今の季節にぴったりの「We Wish You A Merry Christmas」をみんなで歌いました。最後のUNO(ウノ)ゲームでは、自分が出したカードについて「Red 7」などと色と数字を英語で正確に伝えることができました。白熱した戦いとなり、終始、盛り上がりました。
<中学部>
〇福田・矢野学級
はじめの自己紹介では、英語でチャールズ先生に自分のことを伝えられると、生徒たちは笑顔になりました。次に、音楽の授業で学習した数字の歌をチャールズ先生と歌いました。みんなで数を唱えながら輪になって踊り、一体感を感じることができました。最後は、「left」「right」などチャールズ先生の指示を聞いてモグラたたきをしました。見事にモグラをたたくことができると、みんなで拍手をして喜びました。
<高等部>
〇専攻科 保健理療科1年
医学英語の授業で使用している教科書「鍼灸マッサージ師の...
今年度も特教振大会は、オンデマンドでの配信とし、11月13日(月)から24日(金)まで、県内各特別支援学校で開催し、本校では20日(月)に会場開催に準じた形で実施しました。
特教振会長挨拶(盲学校PTA会長)、紙面による祝辞(栃木県教育委員会教育長様、栃木県保健福祉部長様)、永年に渡って特別支援学校教育に御協力・御尽力いただいた方々への感謝状贈呈の紹介(本校からはアカリチョコレート 上原 晋様)、会員の声の紙面発表(聾学校PTA会長)、記念講演の動画視聴の内容で行いました。
記念講演は、本校卒業生保護者で、社会福祉法人善光会とちぎライトセンター施設長・相談支援センターきらり施設長の佐久間孝子様に講師を依頼し、「娘と歩んで37年 そして未来へ」~視覚障害を持った娘を育て得た宝物~の演題で講演していただきました。
大会を終了し、今後も特別支援学校教育の振興のため、力を合わせて取り組んでいくことを再確認いたしました。
本校では、令和5年11月15日(水)に宮城教育大学名誉教授の 猪平 眞理 先生をお招きし、専門性向上研修会を開催しました。猪平先生は、全国視覚障害早期教育研究会名誉会長でもあり、幼児教育と視覚障害教育の第一人者でございます。当日は、関東甲信越地区の盲学校7校がオンラインで研修会に参加してくれましたが、猪平先生の名声と人気ぶりが伝わってまいります。
猪平先生は、朝早くから本校に足を運んでくださり、午前中は幼稚部の授業参観及び幼稚部保護者との懇談、午後は小学部の授業参観及び授業者への助言と、御指導を賜ることができました。そして、放課後に講演会をいう運びでしたが、一日を通して温かい眼差しと穏やかな表情で対応してくださいました。
放課後の講演会では、『視覚障害のある子どもの探求心の育みを大切にした早期からの支援』という演題のもと、「触知覚の育成には旺盛な探求心が必要」や「子どもの意欲的な学びを誘うためには安心できる状況が必要」、効率のよい視覚の使い方を体得する過程で「目と身体の協応も重要」などなど、目からうろことなる金言をたくさん頂戴しました。今回の研修によって、まだまだ猪平先生の足元にも...
11月18日(土)に第2回サタデースクールを行いました。
前半の理科工作では、CDを使ったホバークラフトを作りました。CDに好きなシールでデコレーションし、ホットボンドで食器用洗剤のキャップを接着し、風船を膨らませてセットするという工作で、しっかり触って確かめて、じっくりと制作を進めることができました。シールは数種類の中から形や感触が好みのものを選びました。風船に手を当てて耳を澄まし、膨らんだりしぼんだりする様子を確認したり、洗剤のキャップから出てくる風を感じたりしました。様々な感覚をたくさん使う活動となりました。
後半のSTT(サウンドテーブルテニス)では、ボールの鈴の音をよく聞いて、ボールの位置を探ったり、タイミングよく打ち返したりすることに難しさを感じながらも、楽しく取り組む姿が見られました。御家族にもアイマスクを付けて体験していただき、最後はゲームをして盛り上がりました。
今回の体験を通して、一つ一つの学習を丁寧行っている盲学校の教育について、理解を深めていただけたものと思います。
御参加いただきありがとうございました。
高等部普通科2年の生徒2名は、観光施設と老人介護福祉施設での職場体験(インターンシップ)を通じて、学校では得られない貴重な経験を積みました。
1名の生徒は日光市観光協会鬼怒川・川治温泉観光情報センターにおいて、観光客への対応などの業務に携わりました。おもてなしする立場で見る景色が、地元住民として見る景色とは異なることに気付き、地域の良さを再認識しました。
もう1名の生徒は、国際医療福祉大学老人介護施設マロニエ苑で介護補助を体験しました。高齢者へのケアと支援に関する貴重な見識を得るともに、利用者やスタッフとのコミュニケーションの大切さに気付きました。
生徒たちは卒業後の進路についての自覚を深め、将来に向けて確実に一歩を踏み出しました。
10月11日(水)から13日(金)にかけての3日間、高等部の修学旅行が行われ、3年生2名が京都府を訪れました。
1日目は、清水寺を訪問しました。はじめに、森陶器館で陶芸体験を行い、職人の方の丁寧な説明や支援をいただきながら制作し、素敵な茶わんやカップに仕上がりました。次に、清水寺では多くの観光客でにぎわう中、清水の舞台で写真を撮ったり、帰りの茶屋で抹茶かき氷を食べたりして楽しみました。
2日目は、2つのグループに分かれて活動しました。
Aグループは、北野天満宮、金閣寺、三十三間堂を訪問し、京都市内を散策しながら歴史ある街並みを満喫しました。また、京町屋体験工房「和楽」で匂い袋作りの体験をしました。
Bグループは、京都鉄道博物館を訪問し、SL乗車体験で蒸気や汽笛の音に触れたり、切符を券売機で買って改札機に通す体験をしたりしました。また、かほりの店「明日香」で匂い袋作りの体験をしました。
3日目は、京都タワーを訪問し、展望台から訪問した寺院を探したり、抹茶ソフトクリームを食べたり、お土産を買ったりして、生徒それぞれが修学旅行の最終日を楽しみました。
天候にも恵ま...
10月5日(木)、6(金)、小学部5、6年生で東京方面に修学旅行に行ってきました。1日目はキッザニア東京で、ハンバーガーショップやカーデザイン、ダンスパフォーマーなど、事前学習で興味をもったパビリオンで仕事体験をしてきました。その後は海上バスに乗って隅田川を上り浅草に向かい、雷門から仲見世通りを散策して、お土産を買ったり自分で選んだ夕食を食べたりしました。
2日目は、大宮の鉄道博物館に行きました。最前列で巨大ジオラマを鑑賞し、車掌のアナウンスや新幹線や電車の走る音に聞き入っていました。新幹線やモノレール、東武鉄道などいろいろな乗り物を乗り継いでの旅行でしたが、揺れや走行音が快適で、車中でも楽しそうな笑顔が見られました。
2日間、教室では学べないことをたくさん経験できました。この体験を今後の学びに生かしていきたいです。
10/2(月)PTA清掃活動と研修会を行いました。
清掃活動では、体育館のステージや舞台袖、キャットウォークを中心に掃き掃除や拭き掃除をしました。普段手の届かない部分も隅々まできれいになりました。10/3(火)のオペラ教室はきれいな体育館で清々しく観劇できました。
研修会では、歩行訓練士である3名の本校教職員が講師となり、「歩行指導をして思うこと」をテーマに講話がありました。保護者の方々からは「自分からやってみたい、行ってみたいという子供の気持ちを、大切に育てていきたい」、「幼少期からの盲教育の大切さを改めて感じた」などの感想をいただきました。興味深い内容で、充実した研修となりました。
御参加の皆様ありがとうございました。
令和5年10月8日(日)に、本校が設置されている宇都宮市城山地区にて体育祭が開催されました。コロナ禍が続いたため、5年ぶりの開催とのことです。会場は宇都宮市立城山中学校でした。
本部横にある来賓席から、地域の方々が和気藹々と楽しそうに競技される姿を拝見させていただきました。見学していて感心したのは、就学前のお子さん、小学生、中学生、高校生も多く参加されており、お年寄りも含めて各世代間のつながりが素晴らしいということです。そして、運営を担っていた地域の方々の連帯感も素晴らしかったです。地域の方一人一人が城山地区を愛していらっしゃるんだなぁと伝わってまいりました。
温かみのある城山地区の一員として、栃木県立盲学校も地域に貢献し、地域の一員として地域の皆様に認めてもらえるよう、今後もお付き合いをさせていただきたいと思いました。
「サウンド・テーブル・テニス」というパラ・スポーツをご存じでしょうか?テーブル・テニスといえば卓球ですが、「サウンド」が頭に付くように、「音」という情報を活用しながら視覚障害者がプレイする卓球競技です。10月7日(土)には、本校を会場に第40回関東地区盲学校卓球大会も開催されました。
実は、このサウンド・テーブル・テニスは、本校の前身である私立足利盲学校(後に宇都宮市に移転し、栃木県立盲学校となる)にて、当時の沢田正好校長先生が考案されたスポーツなのです。資料によると足利盲学校が足利市本城2丁目から相生町に移転した昭和6(1931)年から1~2年の間に考案されたと思います。相生町の盲学校は敷地も広く、男子の間では相撲や駆け足など運動が盛んになっていたようですが、女子は見ているだけのことが多く、沢田校長はどうにかならないかと考えていたようです。そこで卓球台の縁に囲いを作り、ラケットでボールを打ってネットの下を転がし合うという卓球を考案し、「盲人用ピンポンを作ったからやってみないか。」と声を掛けたそうです。全盲、弱視、男子、女子に関係なく、ある程度の技術も必要だったことから、みんなが楽しく競技す...
9月26日(火)に交通安全教室が行われました。今年は、株式会社オートテクニックジャパン様の御協力により実施しました。
はじめに電気自動車に乗車し、速度を体感したり走行時の車内の音を確認したりしました。車内はとても静かでしたが、特別な装置で車外に聞こえている走行音を聴いたことで、車内の静かさとの違いを知ることができました。
次に横断歩道を横切って走行している電気自動車の走行音を聴き、安全を確認しながら横断する体験をしました。校内という比較的静かな環境の中でも、電気自動車の静かな走行音を聴き分けるのは難しいと感じる児童生徒もいたようです。
自動車の走行音が聴こえにくいことは大変危険です。住みやすく安全な社会に向けて、今後もオートテクニックジャパン様には研究開発をお願いしたいと思います。準備段階から様々な提案をしてくださり、視覚に障害のある児童生徒、職員が道路を安全に移動するための貴重な体験をすることができました。ありがとうございました。
9月28日(木)、29日(金)で、中学部全員で東京方面に修学旅行に行ってきました。1日目は、羽田空港第1、第3ターミナルを見学しました。展望台からの飛行機の大きさや離着陸の音、風の強さを肌で感じ全身で堪能したり、大きな空港の中の様々な施設を見学しながらお土産を買ったり、それぞれが楽しんでいました。夕食は、月島名物の「もんじゃ焼き」のお店で、店員さんのもんじゃを焼くパフォーマンスも一緒に味わい、おいしい夕食をいただきました。
2日目は、東京国立博物館にて、盲学校のスクールプログラムに参加しました。日本古来の模様が描かれた貝合わせと博物館の模型と展示物のミニチュアを触察する2種類のプログラムを体験しました。どちらもとても楽しく体験することができ、みんな盛り上がっていました。その後は、館内展示を見学しました。プログラムも館内見学も生徒一人ひとりにボランティアさんがつき、丁寧に説明をしていただきました。とても思い出深い二日間になりました。
9月20日(水)今年度2回目の「食育講話」を行いました。前回までは感染症対策のため館内放送で行ってきましたが、久しぶりに対面で実施しました。今回は栄養教諭より「一日に必要な栄養バランスをとるための食品の量はどのくらいか。」について説明を受けながら、触れる教材(食品の模型)を使って実際の分量を体感しました。栄養素の種類、どのような食品に含まれているか、身体にどんな効果があるかなど、説明を聞きながら食材の模型を手にすると「こんなにたくさん野菜は食べられないよ」や「種類が多くてびっくり。」などの素直な感想が聞かれました。大変盛り上がり、予定時間を10分以上延長して好評のうちに終了しました。楽しく講話を聴きながら、普段の食事でも活かせる知識を身に付けることができました。
今年度より、関東甲信越地区の盲学校同士でオンラインによる相互乗り入れ研修が始まっています。9月27日(水)は、千葉県立千葉盲学校のホストにより、その3回目が行われました。教職員が3ヶ所に分かれて、筑波大学人間系准教授である佐島毅先生による「思考能力の発達段階と視覚障害幼児児童・盲重複児の教育」という演題の講演を聴きました。
「能動的学び・発見・達成感・成就感による最大限の能力の伸長と自己有用感が、将来の自立の基礎を促す」ので、「あせらずじっくりゆっくりと」教育活動を行ってくださいという内容でした。
今後の本校の教育活動に生かしていきたいと考えています。
油絵「古賀志山」の制作者石嶋史明氏(元本校教頭)をお招きして、高等部普通科2-1,2-2,3-1生徒が美術鑑賞会を行いました。
普段は職員玄関の高いところに飾られていますが、生徒たちが鑑賞しやすいように、美術室に展示しました。立体作品のように触って鑑賞するのではなく、参加者が自由に会話をしながら鑑賞する「会話型美術鑑賞」だったので、生徒たちは絵を見て感じたこと、古賀志山にまつわる思い出などを、自由に話しながら鑑賞しました。「古賀志山」を描いた経緯など、石嶋先生の貴重な話を聞くことができて、和やかな雰囲気の鑑賞会となりました。
8月28日(月)に休暇をいただき、私が昨年まで校長を務めていた栃木県立聾学校に訪問させていただきました。詳しくは聾学校のホームページをご覧いただきたいと思いますが、先週の8月23日(木)から8月25日(金)に掛けて、栃木県立聾学校が主管校となって第72回関東聾学校卓球大会が開催されていたのです。私は、昨年の聾学校長だったことに関連して大会顧問になっていたため、居られたのは短い時間でしたが、2日間に渡って参加させていただきました。微力ながら、昨年は大会準備に携わらせていただきましたので、ブレックスアリーナ宇都宮(市体育館)で素晴らしい大会運営をされていた聾学校職員の皆さんや、活躍する聾学校生徒の皆さんを目の当たりにし、感動と感謝の気持ちを覚えた次第です。今回は、感動冷めやらぬ中、立派に大会運営を指揮された平野校長先生にお祝いを申し上げたく立ち寄らせていただきました。3月まで通勤した聾学校に懐かしさを感じながらも、平野校長先生、岸教頭先生のしっかりとした学校運営ぶりを確認でき、前校長として大変うれしく思いました。盲学校と聾学校は、古い時代には一つの学校でした。今は別々の場所で教育活...
8月26日(土)に、第1回サタデースクールに1組の家族が御参加くださいました。もう1組の家族が急遽欠席になりましたが、参加した児童は御家族と一緒に楽しく活動する様子がありました。
今回は、理科工作とサウンドテーブルテニス(STT)を行いました。
理科工作では、スーパーボールを作りました。洗たくのり、食塩水、「まほうの水」(ホウ砂水溶液)を入れると、スーパーボールの元ができ、いろいろな感触を味わいながら丸めました。製作過程で、注射器など盲学校ならではの教材を使いながら、ものの変化を体験しました。
STTでは、音がするボールが転がる方向を意識して、手やラケットを動かしていました。素晴らしい集中力で音を聴いていました。今回は、家族みんなでゲームができました。参加児童が、次は、他校のお友達と一緒にできるといいな、と話していました。
御参加、誠にありがとうございました。
第2回サタデースクールは11月18日(土)に予定しています。
8月8日(火)に支援部による令和5年度夏季研修会を開催しました。
幼稚園・保育園や小・中学校、特別支援学校の教員や、福祉施設の指導員の方、12名の参加者がありました。
午前中の講和は、本校理療科職員より「見えにくさのある子ども達の育ちを支える」というテーマで、視覚障害児者との接し方の基本や、本校卒業生の進路状況、受験への対応についての話を聞きました。
ワークショップ1では、見え方に応じた支援についてや、支援の実際について写真や動画を用いて説明を行いました。ワークショップ2では、少人数のグループに分かれ、個別相談の時間を設けました。
参加された方々からは、「本人が主体的に動くということを意識して、環境を整え支援に当たりたい。」「当事者の先生の話が大変参考になった。」「学んだことを職場に持ち帰り周知に努めたい。」などの感想が寄せられました。御意見は今後の参考にさせていただき、よりよい研修に努めたいと思います。ありがとうございました。
7月6日(木)、社会福祉法人藹藹会障害者支援施設HeartFieldの利用者の皆様と、本校中学部及び高等部普通科の生徒が七夕交流を行いました。約4年ぶりの直接交流です。
最初に、中学部・高等部合同の作業学習で回収したプルタブを藹藹会の方に贈呈しました。次に、発表コーナーでは、本校生徒が「島人ぬ宝」の歌とパーランクー演奏、藹藹会の皆様が「365日の紙飛行機」の合奏と合唱を発表しました。楽しい演奏や素敵なハーモニーが響き渡りました。その後、3つのグループに分かれ、利用者の皆様と協力して、それぞれのグループにある大きな笹に七夕飾りや願い事が書かれた短冊を結び付けました。
生徒たちは、久々の直接交流を楽しみ、充実した時間を過ごすことができました。
7月12日と13日の2日間にわたり、小学部から専攻科までの児童生徒がチェロ教室に参加しました。ボランティアの荒川育子先生によるチェロ演奏の鑑賞と演奏体験、合奏の3部構成で行いました。
シューベルトの「アヴェ・マリア」や「あの日の川」などの鑑賞では、本校職員もコントラバスで演奏に加わり、児童生徒は、低音の深みのある響きを楽しみました。中学部高等部の合奏では、教師と一緒に「島人ぬ宝」をパーランクーで演奏しました。合わせる楽器が多くなると音色がより豊かに華やかになることを実感できて、生徒たちはとても喜んでいました。
チェロの演奏体験では、荒川先生が一人一人に合わせて丁寧に御指導くださいました。「左手は、グレープフルーツを持つように指を広げて構える」とアドバイスを受けた児童生徒は、きれいな手の形で、上手に弦を押さえて弾くことができました。
7月14日(金)に鹿沼高校より、外国語指導助手(ALT)のプレストン・チャールズ・P先生が来校しました。
<小学部>
〇グループA
「Bowling Games(ボウリングゲーム)」では、倒れたピンの数をチャールズ先生の発音に続いて英語で上手に数えることができました。「♪Seven steps」では、皆で輪になり歌いながら体を動かしました。最後は一人ずつ英語でチャールズ先生と会話をし、児童も大喜びの様子でした。
〇グループB
「Watermelon splitting game(スイカ割りゲーム)」や「Simon Says(サイモンセッズ)」では、集中して指示を聞き、徐々に素早く応じることができるようになっていました。また、お互いの好きなものや文化の違いについて、たくさん意見を交換することができました。
<中学部>
〇北山・神山学級
最初に、お互いの好きなことについて英語で会話をしました。チャールズ先生との共通点がたくさん見つかり、親近感をもつことができました。次に、全員で協力して小さい数のカードから順に並べていくゲームを行いました。お互いの持っているカードについて質問し合いながら、うまく順番に並べることができました。...
7月10日(月)に、4年ぶりとなる学校公開を実施しました。本校保護者12名及び本校見学を希望する方28名の参加がありました。
公開授業では、2時間目、3時間目の授業を自由参観としました。また希望の方を対象に本校施設内にある寄宿舎の見学も行いました。
午前中の限られた時間ではありましたが、御参加いただいた皆様からは、「実際に子供たちが教材を使用している場面を見学できて良かった。」、「普段、見ることのできない他学部の授業を見ることができて良かった。」などの感想をいただきました。
いただいた感想等を踏まえ、今後もより充実した学校公開を実施して参りたいと思います。御参加くださった皆様、ありがとうございました。
1年生は6/12(月)~6/23(金)にかけて、校内での実習を行いました。Ⅱ期からはいよいよ校外での実習となります。中学部と比べると、実習期間は倍になります。しっかり準備をして、有意義な実習にしたいと思います。
2、3年生は、6/5(月)~6/23(金)にかけて、居住地近くの事業所でそれぞれ実習を行いました。
反省会では、各自実習の課題(卒後、事業所を利用するための課題)をいただき、今後、それらの課題解決に向けて学習を積み重ねていきます。
ある事業所では、「仕事は、挨拶に始まり挨拶に終わる。」とのお話を伺いました。改めてその言葉の大切さを感じました。
「たかが挨拶、されど挨拶」。毎日何度となく行われる挨拶を大切にして、Ⅱ期の実習に備えていきます。
今回は、本校の幼児児童生徒を見守り続けて46年目を迎えている「指切り地蔵」を紹介します。お地蔵様は、昭和52(1977)年の秋に本校に赴かれ、昭和52年10月17日には贈呈式と除幕式が盛大に行われたそうです。現在は、幼小部棟昇降口にたたずみ、子どもたちを見守っておられます。
作者は、大田原市出身の彫刻家、関谷 充 氏(1903~1983)です。
関谷先生は、昭和49(1974)年2月、本校創立65周年並びに新校舎落成記念式典に合わせて、当時の青木直明校長先生からの依頼により記念講演をしてくださいました。その時に、盲学校の子どもたちが作品に触れられるようにと動物やその他さまざまな彫刻を持参してくださいました。そして、講演後に彫刻作品に触れて喜ぶ子どもたちの姿に大いに感動され、「記念に何か私の作品を贈りましょう!」と約束してくださったそうです。
3年後の贈呈式当日には、関谷先生からこんなお話があったそうです。
「約束はいつも心から離れませんでしたが、構想を練るのにたいへん手間取ってしましました。ある日、ふと別れ際にこどもたちと握手したぬくもりが甦り、約束したのだから『指切り地蔵』が良いのでは...
6月21日(水)、城山西小学校の5年生が来校し、遊び交流をしました。
遊び交流では、最初に自己紹介をしました。グループに分かれて、好きな食べもの、得意なこと、呼んでほしいニックネームなどを伝え、最初は緊張した様子を見せていた児童も徐々にお互いを知って打ち解けることができました。
その後、音源走とボール回しを行いました。グループの中で、順番を相談したり、名前を呼びあったり、声を掛け合うことで楽しく過ごすことができました。
たくさんの友達と交流できた経験はとても良い経験になりました。
城山西小学校のみなさん、ありがとうございました。11月の交流も楽しみにしています。
6月26日(月)、第一回PTA研修会を実施しました。
8名の保護者の方が参加され、「点字のしくみ」について、本校の職員が講師となり、講話や体験を行いました。
説明を聞きながら、ひらがな五十音や数字、英字などの点字表記法について学びました。また、パーキンスを使用して、6点打ちで自分の名前を書くことに挑戦しました。初めてパーキンスに触れたという方も多く、点字読み一覧表を見ながら、苦戦している様子が見られました。
参加された保護者の方から、「難しかったけれど、楽しく学ぶことができた。」「パーキンスの6点打ちが難しかった。マス空けや長音表記が難しい。我が子が、点字学習を始めたばかりなので、一緒に努力していきたいと思う。」などの感想がありました。
伊藤忠記念財団2022年度子ども文庫助成事業からの助成金で、新しい図書や読書機器を購入しました。多くの児童生徒に利用してもらいたいと思います。
購入した図書等は、次のとおりです。
『さわる絵本 これなあに』
『音と光のでる絵本 スイッチくるくる』
『ふしぎな ふしぎな まほうの木』
『手で見る昆虫図鑑』(点字本)
『点字器で描ける絵と模様』全2巻(点字本)
『みんなのいのちをまもる!』全6巻(紙芝居)
『たつまきがおこったら?』全6巻(紙芝居)
『目の見えない私が「真っ白な世界」で見つけたこと』
『〈できること〉の見つけ方 ― 全盲女子大生が手に入れた大切なもの』
『百年厨房』
『点字表記辞典 第7版』
『点字表記辞典 第7版』(点字版)
プレクストークPTN3(デイジー再生機)
以上
6月13日(火)、城山西小学校の2年生が来校し、盲学校探検・交流がありました。
盲学校探検では、城山西小学校の児童たちが校内を見学し、盲学校ならではの教材や機器、点字本などに触れる体験をしました。
交流では、本校小学部の児童8名が交流をしました。グループに分かれ、自己紹介をしてお互いのことをよく知ることができた後は、「ロンドン橋」をして楽しみました。橋のところで止まった児童は、グループの代表としてくじを引き、出たそのお題について、グループ全員が一人ずつ発表していきました。
活動を通して交流を深め合い、楽しく充実した時間を過ごすことができました。城山西小学校のみなさん、ありがとうございました。次の交流でまたお会いできることを楽しみにしています。
生まれたばかりの赤ちゃんの視力は0.01~0.02で、その後、視機能は3歳までに急速に発達します。3歳児検診時にスポットビジョンスクリーナーによる検査が行われるようになり、弱視や眼疾患が早期に発見されるようになってきました。
日本眼科医会では「はぐくもう!6歳で視力1.0」という願いを込めて、6月10日を「こどもの目の日」と捉え、一般社団法人日本記念日協会を通して記念日として登録したということです。
記念日を制定されたことにより、「こどもの目の発達」について皆さんに関心をもっていただけますと幸いです。
教科書展示会のお知らせ
小・中・高等学校及び特別支援学校において使用している教科書を、下記の期間展示しています。保護者の皆様も自由に見学することができます。
詳細は、こちらを御覧ください。
小学部4・5年生 城山西小学校との田植え交流
5月10日(水)、城山西小学校のなかよし田んぼにて、田植え交流が行われました。午前中、しっかり授業を受けて、給食を食べてからの出発です。
田んぼへの行き・帰りは用水路の水の音や鳥の鳴き声、道端に咲いている植物等を確認しながら、歩きました。初めは二人とも緊張している様子でしたが、田んぼの土の感触や水の温度を感じながら、地域の方に植え方を教わり、一生懸命取り組んでいました。城山西小学校の2・3・5年生のみなさんと一緒に、土に足を取られて苦戦しながらも最後まで頑張りました。
終わって、足を洗った用水路の水はとても冷たくて、田んぼの水との温度差にびっくりしていました。帰り道には牛にも出会い、いろいろな経験ができた田植え交流でした。
令和5年5月9日(火)に宇都宮大学大学院教育学研究科教育実践高度化専攻(教職大学院)教授の 岡澤慎一 先生と宇都宮大学共同教育学部助教の 福田奏子 先生がお見えになりました。
岡澤先生は、栃木県内の特別支援学校に隈なく足を運んでおられ、あらゆる障害種の特別支援教育に対し、深く理解されている先生です。子どもに寄り添い、子どもからの発信を見落とさず、子どもの成長や学びを分析するお姿は、多くの教師から尊敬の念を集めておられます。今回、岡澤先生からは、本校が教職大学院との連携協力校をお受けしたことに対し、大学院学生とともにご挨拶に来てくださいました。
福田先生は視覚障害児教育が専門ですが、ご自身の研究活動の一環として、研究協力の依頼に足を運んでくださいました。福田先生は、宇都宮大学において視覚障害者に関する教育領域のカリキュラムを支える大切な先生です。栃木県の視覚障害児教育に関する専門性の向上や教育現場の充実・発展等において、キーパーソンになる方だと思っています。福田先生に、本校を研究実践の場として選んでいただけたことは、この上ない喜びです。
岡澤先生や福田先生...
4月27日(木)、宇都宮市文化会館大ホールにて、劇団四季 こころの劇場 ファミリーミュージカル「人間になりたがった猫」を鑑賞してきました。宇都宮市内の小学4年生~6年生が集まり、大ホールは大賑わいでした。ミュージカルが始まると、大迫力の音楽と歌声でした。舞台のすぐそばで鑑賞できたため、出演者の足音が聞こえて「走っているね。」との発言があったり、面白い表現のところでは大笑いしたりしていました。終わった後には「楽しかった!」「来年も来たいね。」と笑顔の児童たちでした。
栃木県立盲学校ホームページにお越しいただき、誠にありがとうございます。令和5年4月に着任いたしました校長の野原辰男でございます。かつては10年間、教諭として勤務していた経験があります。久しぶりに戻ってまいりましたが、学びに向かう幼児児童生徒のひたむきな姿に改めて感動し、新鮮な気持ちで勤務しております。
さて、本校は、栃木県で唯一の視覚特別支援学校です。視覚障害教育に対する専門性を有すると共に、県内の視覚障害児(者)を対象に、将来の社会参加と自立を目指しながら豊かな教育活動を展開しています。本校ホームページをご覧いただき、多くの方に関心をもっていただけたなら、視覚障害児(者)に対する教育や社会環境も大いに発展すると感じています。幼児児童生徒の学習の様子をご紹介すると共に、様々な情報発信も心掛けてまいりますので、今後とも本校ホームページをよろしくお願いいたします。
令和5年度 栃木県立盲学校運動会について
下記のとおり運動会を実施いたします。
日時:令和5年 5月27日(土)雨天決行
9:30~12:30
場所:本校校庭又は体育館(雨天時)
なお、参観(見学)につきましては、昨今の感染状況を踏まえ、保護者の皆様及び来賓の方々のみとさせていただきます。御理解のほどよろしくお願いいたします。
令和5年度年間行事予定を掲載しました。
保護者のメニューから年間行事予定のページに進んでください。
一斉メール配信
カウンタ
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フォト
動画
お知らせ
お知らせ
R4放課後デイ申請書.pdf
お知らせ
「学校施設の使用許可申請書」をダウンロードできるようにしました。
・学校施設の使用は原則として障害者関係団体が対象となります。
・対象外の団体等の使用については、別途御相談ください。
・学校施設の使用を希望される場合は、学校窓口(教頭)に御連絡ください。
学校施設の使用許可申請書(学校長あて).pdf
校歌
健康観察シート(外部用)
相談支援
詳しくは★相談支援★のページをご覧ください。
進路指導部の取り組み
★進路指導部★
(令和元年版に更新されました)
高等部保健理療科・専攻科パンフ
是非、下のリンクをご覧ください。
★保健理療科・専攻科案内.pdf★
お知らせ
お知らせ
※現在は感染症対策のため開催を見合わせております。
進路情報
栃木県立盲学校いじめ防止基本方針
本校では、全ての教職員が「いじめはどの子どもにも、どの学校においても起こり得る」という事実を踏まえ、幼児児童生徒の尊厳を守りながら、いじめのない学校づくりに向けて学校組織をあげて取り組みます。
★栃木県立盲学校いじめ防止基本方針.pdf★
★栃木県立盲学校いじめ防止基本方針実践のための行動計画.pdf★
図書館
空間放射線率測定結果
[校庭中央測定]
[R4年度](月1回測定)
4月0.05μsv/時
5月0.05μsv/時
6月0.05μsv/時
7月0.05μsv/時
9月0.05μsv/時
10月0.05μsv/時
11月0.05μsv/時
12月0.05μsv/時
[R3年度]
平均0.05μsv/時(月1回測定)
[R4年度](月1回測定)
4月0.05μsv/時
5月0.05μsv/時
6月0.05μsv/時
7月0.05μsv/時
9月0.05μsv/時
10月0.05μsv/時
11月0.05μsv/時
12月0.05μsv/時
[R3年度]
平均0.05μsv/時(月1回測定)
[R2年度]
平均0.05μsv/時(月1回測定)
[R1年度]
平均0.05μsv/時(月1回測定)
[H30年度]
平均0.05μsv/時(月1回測定)
[H29年度]
平均0.06μsv/時(月1回測定)
[H28年度]
平均0.06μsv/時(月1回測定)
平均0.05μsv/時(月1回測定)
[R1年度]
平均0.05μsv/時(月1回測定)
[H30年度]
平均0.05μsv/時(月1回測定)
[H29年度]
平均0.06μsv/時(月1回測定)
[H28年度]
平均0.06μsv/時(月1回測定)
[H27年度]
平均0.07μsv/時(月1回測定)
[H26年度]
平均0.07μsv/時(月1回測定)
[H25年度]
平均0.08μsv/時(毎日測定)
[H23年度]
平均0.07μsv/時(月1回測定)
[H26年度]
平均0.07μsv/時(月1回測定)
[H25年度]
平均0.08μsv/時(毎日測定)
[H24年度]
平均0.10μsv/時(毎日測定)
平均0.11μsv/時(毎日測定)
リンク