高校生未来の職業人育成事業

令和6年度高校生未来の職業人育成事業

令和7年1月28日(火)

 天明鋳物を知ってもらうために、今回、私たちが行った天明鋳物の調査と製作過程をまとめ、製作物と説明のパネルを1月27日(月)から2月10日(月)の間、赤見中学校の昇降口に展示していただいた。赤見中学校の生徒たちに私たちが製作した校章入りの皿とコマ、さらに、鋳物製作に必要となる鋳型や模型にも触れてもらい、中学生に「天明鋳物をつくってみたい」と思ってもらえることを期待し、展示を行った。1月28日(火)には、放課後、赤見中学校に出向き、展示を見ている中学生への説明会を実施しました。

   

 

令和6年度高校生未来の職業人育成事業

令和6年12月12日(木)

本日の5,6時間目に科内の課題研究発表会が実施されました。

「天明鋳物の研究」と題して、これまでの成果をまとめ、2年生に向けて、

PowerPointを使って、発表しました。

   

令和6年度高校生未来の職業人育成事業

令和6年12月9日(月)

 本日は、製作した鋳型に金属を流し込む鋳込み作業をご指導いただきました。

 金属は、融点が約280℃、錫100%より硬い、錫合金(錫 残部はアンチモン6~8% 銅1~3%)ピュータを使用しました。

  1 タルクを塗る               2 鋳型をクランプで挟み込み固定する    

               

 3 金属を溶かす                4 金属を鋳型に流し込む

            

 6 鋳型から取り出す 

      

 280℃の錫合金を扱うので、鋳型に流しいれる時は、とても緊張しました。鋳型から外した時は、模型と同じ形になっていて、校章もきちんと付いていたので感動しました。

 この後は、仕上げ作業で、バリ等の不要な部分をやすり等で取り除きます。

 

令和6年度高校生未来の職業人育成事業

令和6年12月6日(金)

 本日は、和銑釜江田工房にて、天明鋳物師江田さんのご指導の下、模型の上側の鋳型を製作しました。

1 昨日製作した鋳型に離型剤を塗る      2 下側の鋳型と同様に上側の鋳型を製作していく 

    

 模型の上側と下側の鋳型ができましたので、次回は、金属を流しこむ鋳込み作業を行います。

 

令和6年度高校生未来の職業人育成事業

令和6年12月5日(木)

 天明鋳物師の江田さんに鋳型作りをご指導いただきました。

 製作した模型を見ていただき、鋳型はシリコンを用いた二折り法を使って、模型の上側と下側を別々に製作することに なりました。本日は、模型の下側の鋳型を製作しました。

1 粘土を厚さ5mm程度に引き延ばし、押し台を作ります。  2 ブロックで模型を囲む枠を組み立てます

                    

3 押し台に模型とブロック枠を配置します           4 はまり(合わせ印)と湯口を付ける

                  

5 2種類のシリコンを流し込む                6 石こうを流し込み、乾いたら下側の鋳型の完成         

     

 シリコンは、硬化剤の濃度を変えて、低い濃度から段階に分けて流し込みました。濃度がきちんと決まっていたので、シリコンと硬化剤の量を測るのにとても緊張しました。また、シリコンは分離しやすいので、よくかき混ぜる必要がありました。しかし、型を作る上では気泡ができないようにするため、硬化剤が入ったシリコンを脱泡したり、流しいれる時は静かに回しいれるなど、いろいろと気を付けなくてはならない点があり、それらを一つひとつ丁寧に教えていただきました。

 

 

 

 

 

 

 

令和6年度高校生未来の職業人育成事業

令和6年11月28日(木)

 3DCADSolidWorksで描いた図をSTLデータに変換し、3Dプリンタで出力しました。初めて使う3Dプリンタなので適切な出力条件を見つけるために、何度も印刷を行いました。また、きれいな造形物となるように、SolidWorksで描いた図も何度も手直しを行いました。

   

 

令和6年度高校生未来の職業人育成事業

 令和6年10月24日(木)

 模型製作について、先週、天明鋳物師の江田さんから伺った方法のどの方法で製作するかを話し合いました。①3Dプリンタ②ワックス③粘土のうち、「学校にある3Dプリンタを使ってみよう」という意見が出て、3Dプリンタで模型を製作することにしました。3Dプリンタで出力するデータは、3DCADSolidWorksで鋳物にしたい立体図を描き、そのデータを3Dプリンタで出力できるSTLデータに変換して、3Dプリンタで模型を製作することにしました。

 次回から、SolidWorksで模型の立体図を制作に取り掛かります。。

令和6年度高校生未来の職業人育成事業

令和6年10月17日(木)

和銑釜 江田工房を見学しました。

鋳物師の江田 蕙さんから、鋳物製作の工程の一つひとつについて、どんな材料を使用し、どのような方法があるのか、今までに製作されたものを見本として示しながら、具体的に説明していただきました。

    

    

今回教えていただいた模型の作り方①3Dプリンタ②ワックス③粘土のいずれかを使って模型を作成していきます。

次回、できあがった模型を鋳物にする型作りはどんな方法が一番良いのかお伺いしたいと思います。