栃高博物館

2015年11月の記事一覧

栃高博物館 131 バイ貝

          栃高博物館 131 バイ貝

分類 軟体動物門 腹足綱(マキガイ綱) バイ科
学名  Babylonia japonica
英名  Japanese babylon
大きさ 5センチそれ以上のものもある(標本は7cm)
分布   日本全域

   浅海の砂泥底にすんでいます。腐肉食。バイは「貝」の音読み
なので「貝貝」です。なぜBabyloniaなのかはわかりませんでした。
食用として一般的で、和食の突き出しに出てきます。
「ベーゴマ」「ベイゴマ」の由来は、この貝の螺旋部に
砂や鉛を入れて独楽にしたことからです。だから鋳物製の
ベーゴマのサイドに螺旋模様が入っているのです。
(知っているのは50歳以上かな)
今はベイブレードですね。


栃高博物館 130 ダンベイキサゴ(團平喜佐古)

  栃高博物館 130 ダンベイキサゴ(團平喜佐古)

分類 軟体動物門 腹足綱(マキガイ綱) ニシキウズガイ科
学名  Umboniumgiganteum
大きさ 成貝は4センチ(標本も4cm弱)
分布   男鹿半島鹿島灘から九州まで

 貝の表面はつるつるしています。ブルドーザーのように砂底を
這いまわってデトリタス(有機物、細かくなった生物の残渣)
を集めて食べます。頼もしい砂場の掃除屋さんです。
 別名「ナガラミ」といって食用になります。
「團平喜佐古」の由来は不明です。

栃高博物館 129 イモガイ

          栃高博物館 129 イモガイ

分類 軟体動物門 腹足綱(マキガイ綱) 新腹足目 イモガイ科
学名  Conus(属名)
英名  Cone shell
大きさ 最大で23センチ
分布   すべて海産 浅海から深海まで

   Coneは円錐形という意味です。日本でもサトイモに似ているので
この名前になりました。魚などを襲う 捕食性の巻貝です。 歯舌が
変化し、神経毒のついた銛状になっています。これで他の動物を
刺して麻痺させ、丸飲みにします。人が刺されて死亡することも
あります。アンボイナ貝は猛毒で有名です。