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第2学年 平和学習講話

10月19日(木)の6・7時間目に、講堂にて2年生の修学旅行事前指導として「平和学習講話」(被爆体験伝承講話)が行われました。

講師には広島原爆死没者追悼平和祈念館より 旭 千鶴子 先生をお迎えして、被爆した竹岡智佐子さんの話や、原爆の恐ろしさ、原爆の人体への障害、戦時下の人々の暮らしなど、さらに伝承者としての平和への思いなどを伺いました。

(被爆体験伝承講話は、年々、被爆者の高齢化が進み被爆体験をお話しされる方が少なくなってきている中で、被爆体験を語り継ぐために広島市が平成24年度から養成を始め、平成27年度から活動を開始しています。)

〔生徒の感想〕(抜粋)

「今の日本では想像がつかないほどの悲惨なことがあったのだと考えると胸を締め付けられました。原爆によって一瞬にして日々の生活を奪われ、大切な人を失って、それでも懸命に命を繋いだ方々の想いを私たちはもっと学び後世に伝えなければと思いました。」

「現在も起こっている戦争のニュースを見るたびに、どうして戦争は苦しむばかりなのに戦うのだろう思い、夏休み中に広島・長崎の原爆や沖縄地上戦についての資料や動画を見ました。その時も胸が苦しくなりましたが、今回の講話を聴いて、戦争中の苦しみや悲しみを改めて感じました。」

「被爆した竹岡さんが感じていたように、悲しみと怒りしか生まない戦争は絶対に繰り返してはならないと感じました。旭さんのお話された被害の様子から原爆の恐ろしさが伝わり、核兵器は撲滅すべきものだと改めて感じました。」

「竹岡さんの『この悲惨な行為を繰り返さないためにアメリカに行って、戦争は絶対にいけないと訴えよう』という思いを本当に実行し、他の国にも訴え続けた強い信念と行動力に感動しました。私たちの世代もこのことを伝えていく責任があると思いました。」

(竹岡智佐子さんの人形)

修学旅行初日には、広島市の広島平和記念資料館を見学します。

現地では、今回の講話を足掛かりに、原爆がもたらした実態や、平和への想いをさらに深く掘り下げてほしいと思います。