進路指導部行事報告等

進路指導部より2

栃女生のみなさん、学校再開に向けた段階的な学習活動が明日からスタートすることになりました。今春の卒業生からのメッセージは今週末にアップしますが、本日は医療従事者としてご活躍されている先輩お二人からのアドバイスとメッセージをお届けします。

 

・福井大学医学部附属病院勤務(医師)

栃木女子高校在校生の皆さんこんにちは。3ヶ月間休校とのことで学習や進路に関して漠然とした不安を抱えている方も多いかと思います。私自身も高校2年生の時、東日本大震災で突然高校が休校となり大変不安な気持ちになりました。

学校が無いとどうしても生活リズムが狂いやすくなるので、自宅にいる場合も学校があるときと同じスケジュールで生活することをお勧めします。そうすることで自宅でも学習時間を確保しやすくなると思います。

学習に関しては今は比較的復習に時間を割けるかと思います。自分の苦手な教科や分野を明確にして重点的に学習しておくと今度の学習がスムーズになるかなと思います。

ですが、自粛生活で一番大切なことは体調を崩さないことかと思います。自粛が長期化してきて身体的にも精神的にも辛く感じている方は多いかと思います。適度に息抜きをしてこの大変な時期を乗り切りましょう。

COVID-19の流行で私たち医療従事者の通常業務には大きな支障が生じています。手術や入院に制限がかかったり、医療物資が不足したりと日々沢山の問題と向き合っています。最近流行収束の傾向が見え始めましたが、油断せず気を引き締めて診療にあたりたいと思います。普段の生活が戻ってくるようもう少し一緒に頑張りましょう。

 

・自治医科大学附属病院勤務(看護師)

私は5年目として、病院で働く看護師です。高校時代はハンドボール部に所属し、毎日グランドで仲間と共に汗を流していました。

皆さんもご存知の通り、世界では今コロナウイルスが流行しています。もちろん日々の業務でウイルスに感染するリスクはありますが、今できることは目の前の患者さんの命を守ることです。スタッフ同士、声を掛け合い、支え合いながら、日々働いています。

在校生の皆さんも、学校が休校になり、現在自宅で過ごすことを余儀なくされていることと思います。しかしこんなときだからこそ、家族、友達、先生方と励まし合いながら、もうひと踏ん張り。皆でこの状況を乗り越えましょう。

また私は働き出してから、もっと勉強しておけばよかったと思うことが多々あります。

お家時間が長い今だからこそ、自身で目標を決め、それに向かって勉強してみるのはどうでしょうか。そこで得た知識は、必ず未来の自分を助けてくれる糧になります。

大変な状況ですが、まずは体調が一番です。しっかりと休養を取りつつ、皆と笑顔で再会できる日まで、体調にお気をつけてお過ごし下さい。栃女、ONE TEAM!!☆