本校は、栃木県で初めての知的障害養護学校として昭和49年に開校しました。栃木市の西南部に位置し、学校周辺は閑静な田園地帯であり近くには山林もあり自然環境に恵まれた地域です。
遠距離で毎日の通学が困難な児童生徒のために、寄宿舎を設置しています。また、医療的ケアを必要とする児童生徒には、学校看護師が対応しています。
平成22年度より肢体不自由のあるお子さんが身近な地域で専門的な教育が受けられるように肢体不自由教育部門が開設されました。県内で初めての知肢併置校となります。
・ 知的障害教育部門:小学部、中学部、高等部 肢体不自由教育部門:小学部、中学部、高等部、訪問教育部門 病弱教育部門:ひばり分教室(小学生、中学生) |
(1) 教育目標
児童生徒の持てる力を高め、生活や学習上の困難さに対して適切な指導や必要な支援を行うことにより、可能な限り自己の力を発揮し、よりよく生きるために必要な力を養う。 |
(2) めざす学校像
〇児童生徒には「楽しい学校」 〇保護者には「安心できる学校」 〇教職員には「やりがいのある学校」 |
(3) 校 訓
あかるく なかよく たくましく
(4) 重点目標
ア 自立的に生きる力、自信を育てる指導の質の向上 イ 安全意識の向上と危機管理能力の強化 ウ 家庭及び地域との連携の充実 |
(5)令和6年度 校長挨拶
4月1日に着任しました校長の保坂麻紀でございます。今年度は、創立50周年の節目の年です。歴史と伝統を受け継ぎ、児童生徒の思い出に残る周年事業を開催したいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
令和6年度は知的教育部門(A部門)と肢体不自由教育部門(B部門)合わせて、小学部79名、中学部54名、高等部100名、獨協医科大学附属病院内分教室の病弱部門6名、合計234名でスタートしました。 本校は「児童生徒のもてる力を高め、生活や学習上の困難さに対して適切な指導や必要な支援を行うことにより、可能な限り自己の力を発揮し、より良く生きるために必要な力を養う。」を教育目標に掲げております。 そのために、令和6年度は 〇 自立的に生きる力、自信を育てる指導の質の向上 〇 安全意識の向上と危機管理能力の強化 〇 家庭及び地域との連携の充実 を軸に教育活動を展開して参ります。
児童生徒が卒業したあとも、地域の中でその人らしく生き生きと生活できることが私たち教職員の願いです。家庭と連携協力しながら、生活動作をはじめ自分でできることを増やすとともに、地域の方々に児童生徒の豊かな創造力や才能、個性を知っていただき、親亡き後も温かく見守り、支えになっていただけるサポーターを増やすべく、教職員一丸となり、教育活動を展開して参ります。保護者及び地域の皆様、関係者の皆様におかれましては、変わらぬ御協力と御支援をお願い申し上げます。 |
学校全体・危機管理
令和5(2023)年度学校評価について
令和5(2023)年度学校評価を公表いたします。
保護者の皆様には、「学校評価に関する保護者アンケート」に御協力いただき、誠にありがとうございました。
学校教育目標「児童生徒の持てる力を高め、生活や学習上の困難さに対して適切な指導や支援を行うことにより、可能な限り自己の力を発揮し、よりよく生きるために必要な力を養う」の達成に向けて、
重点目標①「自立的に生きる力を育てる指導の充実
~ICT機器を効果的に活用した主体的な学びを促すための授業づくりと授業改善~」
重点目標②「安全・安心な学校づくり
~安全・危機管理体制の徹底及び安全教育の充実~」
に取り組みました。
個別の指導計画を中心として、学びのあしあと確認表やキャリアパスポートを用いながら、ICT機器を活用し、児童生徒の成長を保護者の皆様と一緒に共有しながら進めました。アンケートの結果からも、児童生徒一人一人の確かな成長が相互に確認できたことは、大きな喜びであり、保護者の皆様、地域の皆様のお力添えに深く感謝申し上げます。
今後も、安全安心な学校を基盤として、児童生徒一人一人が「分かる、できる」を積み重ね、自信を育むことができるよう努めて参ります。
引き続き、本校教育に御理解御協力くださいますようお願いします。
【添付資料1】
【添付資料2】
【交流教育】(知的障害教育部門、肢体不自由教育部門)合同中学部集会
3つのグループに分かれて、事前に一人一人着色した羽を模造紙に貼り付けることで、個性あふれる「白鷺」が完成しました。久しぶりの合同中学部集会に緊張した表情を浮かべることもありましたが、自己紹介をしたり、一緒に作品作りをしたりすることで打ち解けて、とても楽しい時間を過ごしました。
進路だより
小学部合同高学年ブロック集会(4~6年)
12月5日に知的障害教育部門と肢体不自由教育部門の小学部4~6年生で合同高学年ブロック集会を行いました。みんなでクリスマスツリーの飾り付けや記念撮影をしたり、ダンスを踊ったりして、両部門の児童が笑顔で関わることができました。
企業向けセミナー開催
11月2日(木)に企業向けセミナーが行われました。企業向けセミナーは障害者雇用を検討している企業を招き、学校や専門機関から話を聞いたり、学習の様子を見たりすることを通して特別支援学校高等部生徒に対する理解を図ることを目的としています。当日は企業15社が参加し、企業アドバイザー、就労支援アドバイザー、ハローワークの方の話に熱心に耳を傾けていました。
参加された方の感想を一部紹介します。「マッチングに向けた取り組みをしていることが、理解できました。自分らしくやりがいをもって働けると良いと感じています。採用後のサポートやフォローの仕方など私たちも学ばなければならない点も多くあると思いました」
スクールバス車両変更の御案内(ゆうがお2号)
日頃よりスクールバスの安全な運行に御協力いただきありがとうございます。
さて、現在運行しているスクールバスのうち、ゆうがお2号の車両入替を行います。10月19日(木)から変更になります。よろしくお願いします。なお、コース、バス停に変更はありません。
ゆうがお2号
皆川公民館作品展示
9月から皆川公民館と連携し、本校児童生徒の作品を展示することになりました。
2学期は知的障害教育部門 中・高等部の作業製品を展示しています。
日頃よりお世話になっている皆川公民館を通し、本校のことを地域の方に知ってもらう機会になればと思います。
皆川公民館を利用されるときは、ぜひ館内ロビーをのぞいてみてください。
皆川美術館(皆川公民館へのサイトへはこちらから入れます。)
【交流教育】肢小 国際ソロプチミスト栃木との交流活動
9月7日(木)に国際ソロプチミスト栃木の方が6名来校し、肢体不自由教育部門小学部4~6年生のクラブ活動に参加してくださいました。今回は主に5~7組の児童と一緒に校内ウォークラリーをしました。指示された場所を回り、一緒に楽器を鳴らしたり、おもちゃで遊んだりするミッションをクリアして、カードにシールを貼りました。一緒に移動しながらお話をしたり、笑顔を交わしたり、楽しい時間を共有できました。国際ソロプチミスト栃木の皆さん、ありがとうございました。
危機管理に関する職員研修
8月29日に栃木消防署の御協力をいただき救急救命研修を、8月31日に危機管理に関する職員研修を実施しました。ダミー人形を用いた心肺蘇生法の研修に取り組んだり、窒息・誤嚥に関する実地研修に取り組んだりしました。学年、教室毎のチームで児童生徒対応・通報・記録など役割分担の動きを確認しながら、一人一人が真剣な眼差しで研修に取り組みました。職員は学校の安全管理・危機管理についての概要を確認し、2学期からの安全・安心な学校づくりのさらなる強化を目指す気持ちを新たにしました。