図書館News

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平成29年度第1回図書館談話会


 6月13日(火)の放課後、今年度1回目の図書館談話会が開かれました。
 今回は「日本の伝統文化に親しむ ー『小倉百人一首』を通してー」という内容で、カルタ取り大会を行いました。宇都宮市に縁の深い「小倉百人一首」に、中1から高3までの縦割りの班で取り組みます。単にカルタ取りをするのではなく、これだけは譲れないというお気に入りの一首を各自が心に決め、それを死守することも念頭に置いて頑張りました。
 まだ国語の授業で古典を勉強していない中1から、聞くだけで意味や文法的な事項が思い浮かぶ(であろう)高3までがハンデなしに競いました。中学生は圧倒的に不利かと思われましたが、競技カルタ経験者などもいて、札を取れず高校生が悔しがる、といった場面も。時間が経つにつれ勝負も熱を帯びていきました。
 カルタ取りのあと、何人かがどの歌が好きか、またその理由などを発表しました。「内容に共感できるから」「片思いの切ない心情が込められているから」といった理由のほか、「覚えていて札が取りやすいから」「自分の名前が歌の中に出てくるから」などという理由を挙げる人もいました。それぞれの思いをもって百人一首を楽しんでいることがうかがえる会になりました。


平成28年度 第2回 図書館談話会


 中学校の図書委員が企画運営し、第2回図書館談話会が行われました。
 今回の内容はビブリオバトルです。ビブリオバトルとは数人ずつのグループに分かれて各自が持ち寄った本を紹介し、一番「読みたい」と思わせた本を決めるものです。
 中学1年から高校2年までの図書委員で縦割りのグループを作り、それぞれのおすすめの本を紹介し合いました。小説についてはストーリーや魅力的な登場人物についての力説が多く見られましたが、ノンフィクションや絵本など、多彩な本が紹介され、参加者の読書の幅広さが垣間見られました。
 グループで代表が選出されたあと代表どうしの決勝戦が行われ、参加者全体で判定しました。最終的には2人の優勝者が決定しましたが、票は割れ、どの紹介も素晴らしく魅力的であったことの証となりました。

紹介された本を手に取ってみるなど、読書の世界を広げるきっかけになったのではないでしょうか。


平成28年度 第1回図書館談話会

 今年度も第1回図書館談話会が開催されました。
今回は高校生主催で、「読書会 -夏目漱石『夢十夜』を読む- 」という活動をしました。中高の6学年を縦割りのグループにし、一夜ずつを担当して読むことにしました。グループ内では高校3年から中学1年までの生徒が同じ作品を読み、感想を述べ合います。また、話し合った内容をグループごとに発表して交流しました。 



 中学生にとっては難しい作品ですが、高校生のリードでしっかり参加できていました。登場人物の言動や情景描写の持つ意味についてお互いの考えを述べ合うことで、新たな気づきも生まれたようでした。

 また、最後には漱石の別の作品や関連の分野の本なども紹介され、さらに読書に対する意欲が湧いてくる時間になりました。