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2013年7月の記事一覧
同 窓 会 役 員 一 覧
同 窓 会 役 員 一 覧
副 会 長 手塚 秀文(1期)
小林 邦夫(6期)
尾形 新一郎(8期)
石田 晃一(9期)
会計監査 大谷 範雄(1期)
田嶋 章夫(10期)
菊地 正幸(15期)
書 記 阿部 真巳(10期)
坪山 哲也(22期)
会 計 又木 成美(5期)
山形 順一(12期)
[敬称略]
平成25年5月25日 現在
任期 … H26の総会まで
着任のごあいさつ
着任のごあいさつ
校 長 長 野 誠
このたびの定期異動によりまして、前任の小林邦夫校長の後任として、鹿沼高校から赴任いたしました。
同窓会からは日頃より物心両面にわたりまして多大なご支援、ご協力を賜り、心より感謝し、お礼申し上げます。
私は、平成10年度から平成15年度までの6年間、宇都宮東高校に勤務させていただきました。42歳で栃木県総合教育センター高校教育部指導主事からの転任でありました。1年・2年・3年と担任をもちあがり、生徒部長を1年、教務主任を2年担当し、田沼高校(現在は佐野松陽高校と統合し佐野松桜高校)の教頭として転任いたしました。
生徒部長を担当していた時は、当時の校長でいらっしゃった井口昭義先生から「年間の遅刻者数4,000名を何とか減少させなさい」という命を受け、通算で遅刻5回になった生徒を個別に面接指導したり、副担任の先生方に毎朝、生徒昇降口で遅刻指導をしてもらったりして、遅刻者数を半減させることができました。
また、当時帰宅途中の本高生をターゲットにした暴走族による恐喝が頻繁に起こり、生徒部の担当者を中心に警戒態勢を整え、犯人逮捕にこぎつけたこともありました。
教務主任2年目の平成15年度は本校の創立40周年にあたり、宇都宮市文化会館で記念式典を行いましたが、同窓会の絶大なるご支援により盛大かつ厳粛に挙行することができました。
4月1日の職員会議では教職員に「我々教職員が心を一つにして、一人ひとりの子どもたちを大切にし、子どもたちの心と体と頭を鍛え、志の高い人に育つよう頑張りましょう。」と話しました。
4月5日の入学式では、中・高校の新入生に対して「『正しく 剛く 寛く』とは物事を正しく見、正しく判断して、正しく行い、どんな困難にも負けることなく力を尽くし、剛く生き、いつでも相手を思いやり、受け入れ、自分を大切にすると同じように相手を大切にすることである」と話しました。
また、4月8日の始業式では、全校生に対して、「本校生の目指すところは、志の高い人になることである。志の高い人とは校訓である『正しく 剛く 寛く』を実践する人である」と話しました。
我々は、心に響く話をたくさんしてあげることにより、豊かな心を育て、またもっと学びたいと思う授業をたくさんしてあげることにより、自ら求めて学ぶ姿勢を育てたいと考えています。
微力ではありますが、本校の発展のために力を尽くす所存であります。今後ともご指導くださいますようよろしくお願い申し上げます。
母校の更なる伝統の構築と発展を願って
同窓会長 中 山 緑 朗
1)創立50周年式典を挙行できたことに感謝します
昨年10月23日、宇都宮市文化会館において創立50周年の式典を挙行しました。同窓会の会員の皆様には募金活動にご協力いただいたことに、衷心より感謝申し上げます。ご協力いただいた皆様のお名前を、本会報に記させていただき、領収書に代えさせていただきました。
昨年度は宇東高が中高一貫教育に方向転換した完成年度でもありました。50周年の式典は一貫教育一期生の皆さんを中心に整然と進行し、その厳粛さを各方面の皆様から賞讃されたことは記憶に新しく、同窓会長としてはまことに誇らしい一日でありました。
2)更なる伝統の構築を願って
女子生徒が半数近くを占めるようになった現在では、学校の雰囲気が男子校の時代と大きく様変わりしたことは当然と言えば当然のことでしょう。しかしながら男子校として50年をかけて培ってきた母校の伝統を、男女共学の形の中でも受け継ぎ、発展していってほしいと願っています。伝統といっても、進学の実績や部活動の実績のように有形の形で残る場合は明確ですが、卒業生の方々の雰囲気とか、日常的な校舎内の様子などは無形の部分の要素が多くあり、言葉で言い表わすことが難しいところがあります。とはいえ、性格の穏やかさや比較的のんびりした態度は宇東高OBの無形の伝統と言えるかもしれません。
進学校としての実績を積み重ねることは母校の宿命でもあり、この点でも更なる発展を願うものであります。同時に、この50年かけて培ってきた宇東高の無形の伝統についても、60年、70年、100年と中高一貫、男女共学というように形を変えていく部分があるにせよ、確実に継承し、更に新しい伝統の構築を目指して在学生諸君に期待したいと思います。
3)伝統とは創造でもある
歌舞伎は古典芸能として、よく型の継承が言われます。もちろん型の継承が重視されていることを否定するものではありませんが、同じ役柄を演じても、その役者なりの個性、新鮮さがなければ評価されないという逆説的な部分もあります。
「温故知新」(論語)という句は、過去に学ぶことで新しい世界を開くということであり、単に過去のことを学ぶということではありません。後輩の皆さんが、50年の伝統から何を学び、今後どのような新しい伝統を構築してくれるのか、大いに楽しみにしているところです。