日誌

附属中1年 土曜補講参観並びに進路講話報告

2023年2月25日(土)に、附属中1学年の土曜補講参観および進路講話が行われました。

 

【土曜補講】

1組:1時限目 社会科、2時限目 伝統文化教室

2組:1時限目 数学科、2時限目 社会科

 

私は2組の補講を参観させていただきました。数学科では公務員試験に挑戦していました。社会科では少ないヒントから国名を当てるゲーム、逆に国名を当てるヒント作りに挑戦していました。子供たちはグループで楽しそうに学んでいました。

保護者が土曜補講を参観するのは今回が初めてとのことでした。

貴重な機会をありがとうございました。

 

【進路講話】

 12月に開催された保護者会では時間の都合上、進路講話をほとんどお聞きすることが出来ませんでした。今回改めて時間を設けていただきまして、山木先生をはじめ諸先生方ありがとうございます。

50分間、目から鱗の内容でした。私なりにレポートさせていただきます。初めて聞くような言葉もたくさんあり、間違いがあるかもしれませんがご勘弁ください。

 

〈山木先生の講話より〉

 先生は、矢板東高校に来て8年目、進路担当は5年目だそうです。進路講話のネタがたくさんあり、今回は2つに絞ってお話をしてくださいました。

 

①     世界の潮流とそれをふまえた日本の動き

②     矢板東高校でやっていること

 

①     についてです。世界ではウクライナ情勢、コロナ問題、カーボンニュートラル(2050年までに温室効果ガスゼロ目標)、SDGs、AI、OECDによるEducation2030(汎用的能力、コンピテンシーが必要)などが取りざたされています。

日本では文部科学省をはじめその他の機関より、人間力、社会的基礎力(行動、考える力、チームワーク)が求められているそうです。学びを人生や社会に生かそうとする力が求められています。

勉学の基礎力だけではなく、コミュニケーション能力、リーダーシップ能力が求められています。

②     についてです。矢板東高校でこの4年間で始めたことは、

・     社会で求められる汎用的な能力・態度・志向をはかるために、GST(ジェネリックスキルテスト)の導入

・     ケンブリッジ英検4技能CBT導入(導入経緯については、山木先生にお問い合わせくださいとのことです)

・     専用手帳(矢東仕様で市販されていません)

・     東大金曜講座

この講座は、東大に入学された先輩の働きかけが大きいようです。中学生も受講可能ですので、希望者は山木先生にお問い合わせください。

・     医学科セミナー(高校2年生対象)

中高一貫校になってから、医学部希望者が増えたそうです。

・     外部プログラムへの参加奨励

「チャレンジすることが大事、うまくいけば自信がつく。ダメなら振り返りをすれば良い」

 

 では、附属中で導入していることは、

・     みらいPASSジュニア(県内では唯一の導入校)

・     パーソナルキャリア「“はたらく”を考えるワークショップ」

・     英語の学習アプリ

・     リンガスキル(中学3年生)

・     進路講話ワークショップへの賛助

 来年度入学生からは、AI搭載6教科ICT教材の導入が始まります。

 

キーワードは、「汎用的能力」と「コンピテンシー」です。

「全国に目を向けています。栃木県内にとどまっていようとは思っていません」と強く仰ってくださいました。

また、私達保護者も勉強をして頭の中を常にアップデートしていくことが大事です。

そして、ぜひ保護者が学んでいる姿を子供たちに見せてあげてください。

「言葉ではないメッセージが伝わるはずです」とお話を結んでいただきました。

 

【感想】

土曜補講では、通常の授業参観とは違った子供たちの様子を垣間見ることが出来ました。

土曜補講だからこそ実施出来る内容を考えていただきありがとうございます。今後も可能でしたら、土曜補講を参観出来たら良いなぁと思っています。

 

進路講話では、山木先生の熱意がたくさん伝わってきました。中学1年生の間に、このような最新の進路のお話を聞けることは大変ありがたく、矢板東高校附属中学校に在籍しているからこそだと実感しました。

今後とも山木先生がお持ちのネタを少しずつ、私達保護者にアップデートさせてください。

 

12月にお話しされていた「私はその辺に落ちているような話はしません」は本当でした。

 

今回の進路講話並びに土曜補講参観、誠にありがとうございました。

 

※先日学校より頂いた「矢東高同窓会報」に、山木先生の文章が掲載されております。また、進路部HPでは、山木先生の「進路室ノート」が見られます。ぜひご確認ください。