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修学旅行

「ゆいま~る」 令和元年度高校第2学年「修学旅行」 in 沖縄

「ゆいま~る」     令和元年度高校第2学年「修学旅行」 in 沖縄

1127日(水)から1130日(土)までの34日の行程で、修学旅行で沖縄に行って参りました。多少の雨に降られることもありましたが、長くは降り続かず、充実した修学旅行となりました。

 

初日1127日):博物館→国際通り

 宇都宮駅で出発式を行い、羽田空港に向かいました。平日の通勤時間帯、苦労しながら羽田空港に到着しました。今回が飛行機初体験の生徒もおり、羽田空港のスケールの大きさに大興奮です。飛行機が大空へ飛び立った瞬間には歓声が上がりました。

 那覇空港に到着した後、県立博物館へ向かいました。沖縄の歴史だけでなく、自然や文化について学びました。また、併設されている美術館では沖縄にゆかりのあるアーティストの作品に触れることができました。展示物がとても豊富で、見学しているうちにあっという間に時間が過ぎていきました。

 博物館見学後は、班別研修として国際通りを散策しました。ホテルに戻ってきた生徒たちの手は、初日にも関わらずお土産で一杯でした。

 
 

2日目1128日):平和祈念公園→ひめゆりの塔→おきなわワールド

 2日目のメインは平和学習です。まずは平和祈念公園、ひめゆりの塔を訪れました。館内には、人々の手記などが展示されていました。生徒たちは、戦争を生き抜いた人々が経験した生々しい当時の様子が綴られた手記を真剣に読んでいました。戦争を遠い昔のことのように感じてしまっていた私たちでしたが、この平和学習を通して、自分たちがいかに恵まれた環境に身を置いているかを再認識することができました。私たちには、この平和な世の中を当然のこととせず、次へ繋いでいく義務があると強く感じました。平和学習の後、おきなわワールドへ移動し、昼食を食べ、午後は買い物をしたり、王国村の中を散策しながら沖縄の雰囲気を味わいました。

 
 

3日目1129日):班別研修→エイサーショー鑑賞

 3日目は終日、班別研修を行いました。各班事前に計画したスケジュールに基づき、観光名所を巡ったり、ソーキそばやチャンプルー、サーターアンダキーやゴーヤソフト、沖縄の食材を食べたりマリンスポーツを体験したりと沖縄を満喫しました。タクシーによる長時間の移動も、美しい海を眺めているとあっという間でした。

ホテルでは、夕食を済ませた後、沖縄の伝統芸能であるエイサーを観覧しました。三線や太鼓の音色、色彩豊かな衣装を身にまとった踊り手のパフォーマンスは大迫力で伝統の重みを感じました。生徒たちもエイサーに参加し、琉球文化と触れ合いました。

 

最終日1130日):美ら海水族館

 

 あっという間に最終日です。最終日は、美ら海水族館を見学しました。ヒトデやナマコに触るコーナーや、オキちゃん劇場(イルカショー)など様々な形で海の生き物を間近で見ることができました。特に印象的だったのは、アクリルパネル製の大水槽です。巨大なジンベイザメをはじめ、大水槽の中で伸び伸びと泳ぐ海の生物たちはとても美しく、生徒たちはずっと大水槽の前に佇んでいました。美ら海水族館では、海の生物たちと触れ合うという、栃木県ではなかなかできない貴重な経験をすることができました。

 34日の修学旅行も終わりが近づいてきました。那覇空港に向かいます。遂に沖縄との別れの時です。行きと同様に、飛行機が飛び立つと生徒から歓声が上がりました。生徒たちは、飛行機を降りると沖縄との気温の差に次々に「寒い!」と口にしていました。

 
 

「ゆいまーる」、沖縄の方言で「結びつき」や「助け合い」を意味するそうです。今回の修学旅行では、沖縄の地で様々な出会いがありました。地元の人々、広大な自然、沖縄の歴史とそこに生きた人々・・・その全てに「ゆいまーる」を感じました。人と人とが助け合い、手を結びながら生活している。沖縄は、とても温かい場所でした。今回の修学旅行で、改めて「ゆいまーる」の大切さを感じることができました。生徒たちは、受験0学期を迎えます。受験以外にも今後様々な壁にぶつかることがあるでしょう。しかし、どんな辛く苦しい状況も、今回の修学旅行で沖縄から学んだ「ゆいまーる」の精神で、仲間と助け合い乗り越えていってくれることを願っています。