本校のシンボルツリー

 本校のシンボルツリーは中庭の2本のカツラの木です。その2本のカツラの木が、さっぱりとしました。
  
   【2本のうちの1本がさっぱりと】
 カツラの木がシンボルツリーとなった経緯については、本校の創立10周年記念誌に現在の校長先生が旧職員として寄稿した文書の中に記されています。その文章をご紹介いたします。
『当初の植栽計画は、白花と紅花のトチノキでした。県木のトチノキなのですが、落葉の時期には中庭が埋め尽くされそうです。一方、カツラは大木となると主幹の根元から伸びた幹(ひこばえ)が寄り添って天をめざすような樹形となり、葉もハート型で、心豊かに共に伸びていく生徒たちの姿に重なります』とのことです。
   
   【1本はまだ青々と茂っています】 【2本ともすっきりとしました】
 カツラについて、少し調べてみました。
 栃木県にあるカツラとしては、加蘇山の千本かつらが有名です。鹿沼市にある加蘇山神社の奥の宮への参道に並んでいる、樹高約30m、推定樹齢1000年と700年の2本からなる県内最大のカツラの古木だそうです。昔から「縁結びの千本桂」と言われているそうです。
 また、カツラはカツラ科、カツラ属に属する木であり、原産国は日本だそうです。花期は5月で、 雌雄異株でそれぞれ春の芽吹き前に、赤い糸状の花を咲かせます。花弁や苞のない地味な花ですが、開花の時期には樹がうっすらと赤く染まります。そのカツラの花言葉は「不忠」「不変」だそうです。「不忠」はあまりいい意味がありませんが、「不変」は変わらないことの意味があります。学悠館高校は、いつまでも変わることなく、生徒たちの思いを受け止める学校です。そのことを表していると思います。