定時制:県東ふれあいキャンプ(栃木県芳賀青年の家)

 3年ぶりの開催となった、令和4(2022)年度不登校児童生徒支援事業(県東地区ふれあいキャンプ)が10月19日(水)~21日(金)の3日間、栃木県芳賀青年の家(益子町)で行われ、本校から4名の生徒が“高校生ボランティア”として参加しました。

 このふれあいキャンプは、栃木県教育委員会、栃木県市町村教育委員会連合会主催の行事で、「美しい秋の風景を楽しみながら、自然の中で楽しく活動し、心のエネルギーをいっぱいにしよう」、「県内各地の仲間や、高校生のお兄さんお姉さん、スタッフの大人たちと協力して活動し、ふれあいながら交流を深めよう」、「仲間とはげましあいながらキャンプをやりとげることで、自信をつけよう」という3つの目的が掲げられました。

 

 キャンプ初日は、まず“出会いの集い”を行い、その後昼食をはさんでから、“仲間づくりレクリエーション”が行われました。お互い初対面で緊張するかと思われましたが、うまくコミュニケーションをとっている印象を強く受けました。

 その後、全員で“益子焼づくり(手びねり陶芸)”を行い、各々が個性的な作品を仕上げていました。

 2日目は“ウォークラリー”が行われました。各班4~5名に分かれ、それぞれの班で協力しあいながら、途中休憩はあったものの、合計5時間を要する大きなイベントとなりました。ウォークラリーの最中に、高校生が小学生の手をとるような場面もみられ、より絆が深まるきっかけとなりました。

 この日の夕方には、“高校生主体の交流会”が開かれ、前半は小中学生に向けて本校の紹介動画をみてもらい、実際に通って感じていることを高校生が話し、後半はおやつを食べながら、高校生が考えてきたゲームを楽しんでいました。

 最終日は“カレーづくり”を行いました。班ごとに役割分担をし、どの班もおいしいカレーをつくることができました。

 

 楽しい時間はあっという間に過ぎてしまい、“別れの集い”では、高校生から一緒の活動班だった小中学生1人ずつにメッセージを送りました。小中学生はそれを真剣に聞いている様子で、お互いにとって充実した、かけがえのない3日間になったことと思います。

 

 無事に3日間がおわり、学校に戻ってから、校長先生よりありがたいお言葉をいただきました。参加した4名の生徒には、この経験を通して感じたこと、学んだことを、今後の学校生活に活かしてほしいと思います。