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定時制:ふれあいキャンプ
令和7(2025)年度栃木県不登校児童生徒支援事業(みかもふれあいキャンプ)が10月29日(水)~31日(金)の3日間、栃木JIMINIE倶楽部 自然の家みかも(栃木市岩舟町)で行われ、本校から8名の生徒が〝高校生ボランティア〟として参加しました。
このふれあいキャンプは、栃木県教育委員会、栃木県市町村教育委員会連合会主催の行事で、不登校の児童生徒を対象として、「三毳(みかも)山周辺の自然を満喫しながら楽しく活動し、心のエネルギーを高める。」、「仲間と励まし合いながら、普段できないことに取り組んだり、少し困難なことを乗り越えたりする体験を通して、自分の個性を再発見する。」、「新しく出会った仲間や高校生、スタッフとのふれあいを通して、人と関わる心地よさを味わう。」という3つのねらいがあります。
1日目。『出会いのつどい』では、小中学生の前に立ち一人ずつ自己紹介をした後、小中学生3~4人と高校生1~2人で活動班を作り顔合わせをしました。その後は、『仲間づくりレク』『館内ウォークラリー』『参加者選択プログラム』と活動していきました。初めはお互い緊張している様子が見られましたが、高校生が積極的に声をかけて話していくうちに小中学生の緊張が解れていくのがわかりました。
~ 出会いのつどい ~
~ 仲間づくりレク ~
~ 館内ウォークラリー ~
~ 食堂でみんなと食事 ~
2日目。午前中は『みかも山写真オリエンテーリング』で、約1時間楽しく会話しながら歩きました。午後は「杉板焼き」、たくさんの工程がありましたが、班で協力して作業を進めていきました。各々色付けして、思い思いの作品に仕上げました。夜は『高校生との交流会』、高校生が司会進行をしていきました。スライドを使った学悠館高校の紹介と簡単なゲームを行った後、フリートークをしました。活発に交流でき、好評に終わりました。
~ オリエンテーリング ~
~ 杉板焼き ~
~ 高校生との交流会 ~
3日目。午前中は『アウトドアクッキング』でカレー作りをしました。もちろん、薪で火をおこしてカレー調理をしたり飯ごう炊飯でご飯を炊いたりしましたが、最終日となれば活動にもかなり慣れ、みんな手際よく作業を進めていました。ごくシンプルなカレーでしたが、とてもとてもおいしかったです。最後は『別れのつどい』です。班で感想を出し合って思いを共有しました。小中学生からたくさんの笑顔が見られ、この活動をとおして達成感を味わうことができたのではないかと思います。
~ アウトドアクッキング ~
~ 別れのつどい ~
主催者の方から、小中学生は高校生との交流をとおして数年後の自分をイメージできるいい機会になったと話がありました。また、高校生の対応も素晴らしかったとお褒めの言葉をいただきました。今回のボランティアの経験は、高校生にとっても多くのことを感じ学ぶいい機会になったと感じます。この経験を自信にして更なる成長につなげてもらいたいです。